岩波明のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これでもか、というほどの事例が提示され、それぞれの当事者や関係者の行く末が丁寧に描かれていました。この分量のデータを集め、形にされた筆者の熱意を感じました。
以下、印象的だった内容です。
・物理的には比較的不自由なく生きてきた中で、何らかの原因で周りに馴染めない自分に理由を見つけたくて、「自分は女の子じゃないのかもしれない」という思いに至るというケースが多いということでした。
・未成年からの一方的な主張だけで、身体改造に進んでしまうと、後戻りできなくなる、ということも書かれていました。
・そこまで熱狂的にTGになりたいと思う裏側には、「仲間が欲しい」「何者かになりたい、思われたい」という欲が -
Posted by ブクログ
【書名と著者】
高学歴発達障害 エリートたちの転落と再生
岩波明
【目的】
わたし自身ADHDっぽい。エリートでもなんでもないが、コースアウト気味の人生においてどう、自分の気質とつきあうべきかヒントにするべく手に取った一冊。
【印象に残ったポイント】
・発達障害とは
先天的な脳機能の偏りであり、本書執筆時点でメカニズムが明らかになっていない。
・ADHDとASDの見分け方
4つ(不注意、衝動性、コミュ障、こだわり)の観点で見分け方があるにはあるが、異なる特徴から類似する症状を見せることがあるそう。
本書では具体的な見分け方が示されていないが、専門家の著書であることからすると表面的な症状だけ -
Posted by ブクログ
久しぶりに岩波明の本を読んだ。
新書ということもあってか、ここまで毒舌家だったっけと感じるくらいの毒舌ぶり。
特に、
新型うつは医師でもあるタレントの香山リカが命名した
てなくだりは、思わず吹き出してしまった。他にも読んでいて失笑する場面が多々。
まあ素人の私ですら「トラウマ」とか「サイコパス」とか、巷では全く違う意味で用いられているよな、と常々感じているから、専門家の岩波先生にはその誤用が腹に据えかねているのでしょうね、きっと。
そうそう件のフジテレビの元女子アナの「トラウマ」が診断名として確立したときのそのままの心的外傷だったら、そりゃまごう事なき「性暴力」の被害者ですわなあ。(分かってく -
Posted by ブクログ
高学歴と発達障害。
この二つの言葉は 私の中ではなかなか結びつかなかった。しかし“イーロン・マスク”や“エジソン” “スティーブ・ジョブズ”を引き合いに出されると納得。
学校に行っている間は なんとか成績も上位を保ち 他の目に余る行動は目をつぶってもらえた。
しかし社会に出ると世の中そんな甘いものではなく 綻びがあちこちに。挫折を経験し、そこから何とか立ち上がれる人と 長く抜け出せない人が。こんなに高学歴の人たちの例があるとは。
しかしADHD(注意欠如多動性障害)の特性を持つ起業家の一部には 新奇なアイデアと途方もない突破力で華々しい成功を収めている人たちも存在している
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Posted by ブクログ
もっとも読みやすい量、読みやすいレイアウト。
●考え方の癖
・ 極端な一般化。白が黒か。
・人と自分を比べる
・魔術的な思考、妙な自信
・「〜すべき」と決めつける
・公平さへのこだわり
・否定的な受け取り方
●やりがちな対策
・先延ばし、瀬戸際作戦
・目先のことをやって、やった感じでごまかす。本当にやらなければならないことを先延ばしする。
・期待しない
●長所
・積極的にコミニケーションを取ろうとする
・フットワークが軽い、エネルギッシュ
・チャレンジ精神がある
・瞬発力がある
・アイディアが豊富
・好奇心旺盛
・新しいことに気がつきやすい
・直感的で、柔軟な考え方ができる
・切り替え -
Posted by ブクログ
職場でどうにも仕事ができず、行動がおかしいなぁと思う。同僚がいたために興味がわいて、発達障害系の本をいくつか読んでいる。
発達障害にもASD、ADHD、統合失調症、アスペルガー通等いろいろあるが、まずはその違いを解説してくれている。p23の図がわかりやすい。
これらの症状は判定が非常に難しいということが読んでいてわかった。医師によっては違う診断をして、それによって患者や家族が苦しむこともある。(例えば甘えだから教育しなさいと言われる)
過去の殺人事件等で、これらの障害がクローズアップされてきたが、それまではこういった症状の方々はいたけれども、認識されていなかっただけ。
症状の診断が出た -
Posted by ブクログ
厚くて長い本なので、最初だけ読みました。後はパラパラと。
いわゆる、トランスジェンダーと言う概念が広がる中で、本来は医学的には性不一致ではない子供たちが、メンタルの状況によって、トランスジェンダーを自認して、テストステロン投与や、手術に踏み切ってしまうと言うことに、警鐘を鳴らす内容。
そうですね、個人的な、感覚的には、何かファッションの一環というか、考え方1つで、LGBTQになるみたいなところはあるような感じは持っていました。全く否定するわけでは無いですが。
とは言え、LGBTQコミュニティーからは、割と内容的に糾弾された物議を醸した作品だったようです。
LGBTQと言うラベルをつけな -