岩波明のレビュー一覧

  • 大人のADHD ――もっとも身近な発達障害

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     ADHDの現象、事例については良く理解できた。判定基準があることも初めて知った。では対処法は?対策は?という点が欲しいところ。別書であたればよいだけではあるが。
     あらかたの人が何等かのADHD的症状を持つんじゃないか、というのが感想。各事例のいずれにもあたらない、という人間はいないと思ったりして。程度問題だが、その程度が問題だ、ということで。いやー今後の人生の課題が増えた気がする・・

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    2017年05月08日
  • 他人を非難してばかりいる人たち バッシング・いじめ・ネット私刑

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     最近の、どうにも挙げ足取りな風潮に心底、嫌気がさしています。
     どうでも良いことに、イチイチクレームつけたり、炎上したり。
     例えば、ベッキーの不倫。当人たちで解決させればいいのに、全く迷惑もかかっていない人たちが、面白く盛り上げて。

     そんな事をイチイチ、ネット記事にする記者もいますね。(そんなのは記者じゃないけど)msnも最近ヒドイ。
    ブログで誰が何と言ったことで炎上→謝罪とか。誰々のSNS発言に誰々がSNSで応酬とか。
     
    そう言うのに、うんざりしてました。
     
    そんな所で、本書を知り読んでみた。
    精神科医の視点から、色々な考察が書かれています。

    読んで、「解決。スッキリした。」と

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    2016年11月23日
  • ―精神科医が読み解く―名作の中の病

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    東京新聞に連載されていたものを書籍化したもので、63もの作品について解説されているが、1つ1つについては3ページで終わってしまう。だから、正直物足りない。もっと深く詳しく分析されたものが読みたいという気になる。
    ただ、63もの作品が紹介されているわけだから、当然読んでない作品も多く、その作品それ自体にあたってみたいと思うものもいくつもあった。
    また、作家の知られざる病歴、最期の様子なども解説されていて、それらを知ったうえでもう一度作品に当たってみると、また違う発見があると思った。漱石や太宰、芥川龍之介の精神疾患ないし精神的不調の話は有名だが、谷崎潤一郎や川端康成、ヘミングウェイ、ドストエフスキ

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    2016年06月28日
  • 心の病が職場を潰す

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    文字通り、心の病が職場に増えており、それが動影響するかを描いた一冊。

    あくまで職場側からの見方が主であり、心の病の人にとって優しいとは言いがたいが、現実を見据える上では一読の価値あり。

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    2015年12月27日
  • 精神障害者をどう裁くか

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    精神障害者には罰を下さず治療を優先。
    罪に問わず強制入院させるのであれば、実刑判決したあとに治療に専念すればいいのでは?

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    2014年12月14日
  • 精神障害者をどう裁くか

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    精神障害者についての基本的な事項が整理されていて、とても分かりやすい本です。精神障害者問題についての歴史的経緯を概観することができます。歴史的経緯を知らないと、今起きている問題をきちんと理解することはできないと思いました。

    精神障害者問題は古くからあって、今なお解決策が見出されていない問題。触法精神障害者は、犯罪の加害者であると同時に病に苦しむ人でもあるという言葉が印象に残りました。社会にとって、本人にとって、一番いい方法は何なのでしょうか。少なくとも、今の時代において検討されるべきは、司法と医療が、協力してこの問題に取り組むことなのかなと考えました。

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    2014年05月14日
  • 心に狂いが生じるとき―精神科医の症例報告―

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    心の狂いは、ほんのわずかな日常のきっかけで起こりうる。あらためてうつ病が身近に起こってることからも感じられる。本書は、精神疾患についての正しい理解への啓蒙と、日本の司法、行政の遅れへの警鐘である。14.4.19

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    2014年04月19日
  • 狂気という隣人―精神科医の現場報告―

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    犯罪者が精神病だった時の取り扱いは触法障害者に対する扱いよりも更に寛大であり、事実上処分は無く医療機関に丸投げされている事実を再確認し驚き。五体満足で屈強であったとしても障害者が犯罪を犯した場合よりも処罰が甘い、というか事実上無処罰な事に大きな矛盾を感じる。単純に普段知らない世界を垣間見れるという点だけでも興味深い一冊。スキゾフレニック。幼い頃に周囲の音や声が強迫的に聞こえて物凄くイライラする事がたまにあって、当時それを周囲の大人に説明できなかった。あれもスキゾフレニックな現象だったのかなと思う?もう30年も無いけどあれが続いたり悪化したらヤバかった気がしている。

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    2013年11月25日
  • ―精神科医が読み解く―名作の中の病

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    とても興味深く面白かった。
    といっても、1冊の本につき2~3pくらいずつなので、サクサク読める。
    読んでいくほどに、読みたい本が増えていく。
    既読の本の再読や、知らなかった本への興味。
    読む本なんかないかなぁ~って思っている人にもいいかも。

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    2013年05月03日
  • 精神障害者をどう裁くか

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    精神鑑定について、一般の人に説明するのに示唆に富んだ内容だった。司法精神医学に影響を与えた精神分析の悪い面についても、反省させられた。(って、私が反省することじゃないけど…)

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    2012年05月23日
  • 精神障害者をどう裁くか

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    暗澹たる思い。問題はここに至るまでに手が打たれないこと、そして、精神障害者の居場所が無い社会か…。その一手一手は小さくとも、打たずにいた結果に対して払わされる代償が大き過ぎる…。

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    2012年02月27日
  • 精神障害者をどう裁くか

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    岩波明氏の本は二冊目。
    最近興味を持っていた精神障害者の法律について書かれていたので、読みました。

    措置入院、医療保護入院や、最近できた医療観察法、昔の精神障害者の扱われ方から現在に至るまでの歴史など、とても勉強になった。

    たまに挿絵や写真が載っていて、当時を想像することができました。。

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    2012年01月09日
  • 狂気の偽装―精神科医の臨床報告―

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    読みやすい。要は、マスコミが騒ぎ立てることで心の病を意識するようになってしまった現代人へのアンチテーゼ。

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    2013年03月16日
  • 精神障害者をどう裁くか

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    [ 内容 ]
    「野放し」と「厳罰化」のあいだ―。
    なぜ「心神喪失」犯罪者たちは、すぐに社会に戻れるのか。
    なぜ刑務所は、精神障害者であふれるようになったのか。

    [ 目次 ]
    第1章 刑法三九条―「心神喪失」犯罪とは
    第2章 精神障害者はどう扱われてきたか?
    第3章 「座敷牢」から「病院任せ」の時代へ
    第4章 池田小事件と「医療観察法」の誕生
    第5章 刑法三九条に対する批判
    第6章 裁判員制度と精神鑑定

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    2011年04月09日
  • 狂気という隣人―精神科医の現場報告―

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    精神医療の歴史と現状、触法精神障害者に対する医療と司法システムの実態について。

    難しい問題ですね。

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    2011年09月29日
  • 狂気という隣人―精神科医の現場報告―

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    精神障害と犯罪の関係についていろいろ。このひとの「人権派」に対する敵意はそうとうだ。でもまあこういう書き方する人もいないと困るわね。現場以外の人の話ばっかり読んでるとなんか勘違いしてしまう可能性がある。



    宮崎事件についてもいろいろ分析。なるほど。



    サリヴァンへの悪口はポリティカリーにコレクトじゃないけどまあ裏ではいろいろあるんだろうなあ。

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    2020年06月15日
  • 狂気という隣人―精神科医の現場報告―

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    <人口の約1%が統合失調症という事実。しかし、それが我々に実感されることがないのはなぜか。殺人、傷害にかかわりながら、警察から逮捕もろくな保護もされず、病院さえたらい回しにされる触法精神障害者。治癒して退院したはずなのに、再び病院へ戻ってくる精神病患者。疲弊する医療関係者。社会の目から遮蔽されてきた精神医療の世界を現役の医師がその問題点とともに報告する。>長年厳しい環境で先生をしてきた方が精神病についてい多くのエピソードを使って語りかけてくるかんじ。自分の医者としての姿勢についてはあまり多くを語らないかんじだったけれど、「思いやり」とか「やさしさ」とかそうゆうものが感じられるところがよかったと

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    2011年01月05日
  • 狂気の偽装―精神科医の臨床報告―

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    精神科医たちのヤバイ話がいろいろ。おもしろい。



    患者に手をつけて問題起こした医者が「現在は思春期病棟に勤務している」とかわざわざ書いているのが悪意あっていい。

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    2020年06月15日
  • ビジネスマンの精神科

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    [ 内容 ]
    「心の病」の症例と治療法。
    うつ病・うつ状態、パニック障害、神経症のケーススタディから、職場環境の改善まで、すぐに役立つガイド。

    [ 目次 ]
    第1章 精神疾患とは何か
    第2章 うつ病
    第3章 躁うつ病
    第4章 うつ状態
    第5章 パニック障害
    第6章 その他の神経症
    第7章 統合失調症
    第8章 パーソナリティ障害
    第9章 発達障害
    第10章 薬物療法
    第11章 企業と精神医学

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    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的

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    2010年12月13日
  • 狂気の偽装―精神科医の臨床報告―

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    以前に読んだ『強姦の歴史』のように、精神的な傷ばかりか肉体的な傷まで無視された時代があったことを思えば「心の病」も無視してはいけない問題ではありますが、なんでもかんでも「心の病」としてしまう昨今、心のケアが叫ばれ精神科へかかるハードルが下がったことは本当に苦しむ人にとっては良かったと思う反面、マスコミに煽られた「心の病」の氾濫には疑問を感じていたところピッタリくる本がありました。
    「心の病」の実態を臨床医の立場から真摯に書いています。

    ブームにするだけではなく精神医学と関わる司法の整備は早急に必要だと思いました。

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    2010年10月23日