岩波明のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイトル通り「精神障害者」の犯罪について、わりと丁寧な議論が展開されていた。
センセーショナルに主張せず、わからないことはわからないときちんと明示してあったりと、好感のもてる内容だった。本書から、現在のわが国の精神障害者の犯罪に対する理解度がよくわかった。つまりは、今後も大いに議論する必要のある分野なのだろうと思う。
特に、アルペルガー障害は、近年になって注目されてきているものであるから、法にてらしても責任能力に定説はないという主張は「ああそうか」と納得した。いわれてみればその通りで、これから議論をしていくなかで、決まっていくことなのだろうと思った。
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匿名
ヘイターにしか評価されない本
産経がまともな本を出版するはずがないといえばそれまでですが、これを読む時間とお金があり、本当にトランスジェンダーについて理解したいと考えているのなら、高井ゆと里/周司あきら両氏の『トランスジェンダー入門』(集英社新書)のような良書があるので、そちらをお薦めします。
帯でわざわざ「ヘイトではありません」などと言い訳していますが、既に原書に当たった方々から問題点は指摘されていますし、X(Twitter)でトランス差別を行っている人々がこぞって擁護している時点で推して知るべし。貴重なお金と時間を無駄にするのはやめましょう。