狂気という隣人―精神科医の現場報告―

狂気という隣人―精神科医の現場報告―

594円 (税込)

2pt

人口の約1%が統合失調症という事実。しかし、それが我々に実感されることがないのはなぜか。殺人、傷害にかかわりながら、警察から逮捕もろくな保護もされず、病院さえたらい回しにされる触法精神障害者。治癒して退院したはずなのに、再び病院へ戻ってくる精神病患者。疲弊する医療関係者。社会の目から遮蔽されてきた精神医療の世界を現役の医師がその問題点とともに報告する。

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狂気という隣人―精神科医の現場報告― のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    宮崎勤に関しては多重人格の精神鑑定が世間を騒がせたが、著者はそれはばっさり否定。統合失調症の鑑定を支持し、本書で詳しく考察している。犯行時点での責任能力までは言及せず、死刑判決に否定も肯定もない。ただ精神病が考慮されなかったことは問題と考えているようだ。

    触法精神障害者に関しては後に優れた新書を著

    0
    2011年10月25日

    Posted by ブクログ

    最近読んだ一番のホラー。人はショックでは精神に異常をきたすことはないんだそうだ。タイトルどおり、狂気はすぐそばにあるのを実感させられる一冊。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    犯罪者が精神病だった時の取り扱いは触法障害者に対する扱いよりも更に寛大であり、事実上処分は無く医療機関に丸投げされている事実を再確認し驚き。五体満足で屈強であったとしても障害者が犯罪を犯した場合よりも処罰が甘い、というか事実上無処罰な事に大きな矛盾を感じる。単純に普段知らない世界を垣間見れるという点

    0
    2013年11月25日

    Posted by ブクログ

    精神医療の歴史と現状、触法精神障害者に対する医療と司法システムの実態について。

    難しい問題ですね。

    0
    2011年09月29日

    Posted by ブクログ

    精神障害と犯罪の関係についていろいろ。このひとの「人権派」に対する敵意はそうとうだ。でもまあこういう書き方する人もいないと困るわね。現場以外の人の話ばっかり読んでるとなんか勘違いしてしまう可能性がある。



    宮崎事件についてもいろいろ分析。なるほど。



    サリヴァンへの悪口はポリティカリーにコレ

    0
    2020年06月15日

    Posted by ブクログ

    <人口の約1%が統合失調症という事実。しかし、それが我々に実感されることがないのはなぜか。殺人、傷害にかかわりながら、警察から逮捕もろくな保護もされず、病院さえたらい回しにされる触法精神障害者。治癒して退院したはずなのに、再び病院へ戻ってくる精神病患者。疲弊する医療関係者。社会の目から遮蔽されてきた

    0
    2011年01月05日

    Posted by ブクログ

    淡々と、しかしこれでもかこれでもかとばかりにベールがはがされてゆく「精神病院」という世界。
    まったく知らないよ、ということならばともかく、なまじ多少は知っているつもりだったことなだけに、自分の価値観ごと足元をすくわれたかのような読後…

    0
    2010年10月27日

    Posted by ブクログ

    約10年前の著作。事例を用いた持論展開は良。精神科患者施策の歴史的な背景と制度などの構造的な課題提起、イギリスの例示等による改善策の提示。人口当たりの精神科病床数が減らない日本。精神疾患を抱える方々にはまだまだ地域移行の壁が高く重く立ちはだかっている...。触法精神障害者の対策、と言っている段階では

    0
    2020年08月22日

    Posted by ブクログ

    書かれている内容は大変興味深い。
    にも関わらず読みにくさを感じるのは、著者の文章力に難があるからだと思う。話題が飛びに飛び、脱線に脱線を重ねてから「そんな訳で冒頭に出てきたこの人は〜」などと話を巻き戻されると首を傾げながら章の冒頭に戻ることになる。

    ただ、現代社会への問題提起や医療現場の実情はよく

    0
    2013年05月13日

    Posted by ブクログ

    こうタブー視されている(と、わたしが感じている)ことについて、もっと知りたい欲求がある。

    まぁ、だがしかし、よくわからない。

    0
    2012年12月23日

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