岩波明のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
「野放し」と「厳罰化」のあいだ―。
なぜ「心神喪失」犯罪者たちは、すぐに社会に戻れるのか。
なぜ刑務所は、精神障害者であふれるようになったのか。
[ 目次 ]
第1章 刑法三九条―「心神喪失」犯罪とは
第2章 精神障害者はどう扱われてきたか?
第3章 「座敷牢」から「病院任せ」の時代へ
第4章 池田小事件と「医療観察法」の誕生
第5章 刑法三九条に対する批判
第6章 裁判員制度と精神鑑定
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
Posted by ブクログ
<人口の約1%が統合失調症という事実。しかし、それが我々に実感されることがないのはなぜか。殺人、傷害にかかわりながら、警察から逮捕もろくな保護もされず、病院さえたらい回しにされる触法精神障害者。治癒して退院したはずなのに、再び病院へ戻ってくる精神病患者。疲弊する医療関係者。社会の目から遮蔽されてきた精神医療の世界を現役の医師がその問題点とともに報告する。>長年厳しい環境で先生をしてきた方が精神病についてい多くのエピソードを使って語りかけてくるかんじ。自分の医者としての姿勢についてはあまり多くを語らないかんじだったけれど、「思いやり」とか「やさしさ」とかそうゆうものが感じられるところがよかったと思う。
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
「心の病」の症例と治療法。
うつ病・うつ状態、パニック障害、神経症のケーススタディから、職場環境の改善まで、すぐに役立つガイド。
[ 目次 ]
第1章 精神疾患とは何か
第2章 うつ病
第3章 躁うつ病
第4章 うつ状態
第5章 パニック障害
第6章 その他の神経症
第7章 統合失調症
第8章 パーソナリティ障害
第9章 発達障害
第10章 薬物療法
第11章 企業と精神医学
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
Posted by ブクログ
2015年に出た本。
あとがきによると…
精神科医の岩波明さんが
インターネットマガジンに連載していたものを
まとめ直したものだという。
インターネットが普及し、
SNSが欠くことのできないツールとなった今
誰もが毎日嫌っていうほど目にする
『他人を非難してばかりいる人たち』
がテーマ。
2000年代の例をあげて書いている。
懐かしくも忘れ去っているニュースたち。
でも確かに当時、マスコミ報道が
加熱していた印象も残っている。
前半ではバッシングの例をあげる。
後半でこれらの理由を著者目線で指摘する。
バッシングは「不寛容さ」により起こる。
この「不寛容」は、
日本人の「先進性」と「特殊性」によるという。
「先進性」とは、
近代の人たちが目指した自由の実現で
しがらみのなさは、裏を返せば
伝統的な絆のなさだという。
(まなざしの不在)
「特殊性」とは、
日本は地理的にも閉鎖空間であり、
他国に比べて多様性も少ないので
同質性のなかに身を置くことになり
息苦しさを感じているという。
また国際的な自己意識調査を引用して
日本人の若者が悲観的であると指摘。
これも、過度に先進的な社会になったから、
社会のアノミー化(無規範化、無秩序化)
によるという。
積極的な打開策の提案はなったけれど…
若者の悲観について
「日本人は自分の人生を自分で考える訓練を
受けていないため、何をしたらよいのか
まるでわからない」
と書いていて、そこから読み取ると
「不寛容」を暴走させないためには
自分の人生を自由な選択肢から
自ら考えて自由に生きること
なんじゃないかと思う。
他人を批判してばかりいる人は
自分の人生を真剣に生きられていない人たち
ということかなと理解した。
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Posted by ブクログ
文豪と呼ばれる作家たちの記録や行動から、彼らがどんな精神疾患を患っていたかを紐解く一冊。精神科の先生が書かれているので、説得力が抜群。
ひとりひとりの生い立ちから、彼らの精神状態がどのように作品に投影されているかなども詳しく書かれていて、読み応えがあった。正直なところわたしは現代の作品が好きなのでここに掲載されている。
文豪の作品は教科書で読んだ程度だったが、現代でもこんなにも有名で天才だと言われた。文豪たちも、生身の人間だったのだなぁと感じさせられた。
当時はやはり精神疾患の診断と言うのも今ほど発達していないわけで、現代であれば苦しまなくてよかった人たちが本当にいろいろな症状に苦しまされていたんだなぁと少し切ない気分でもある。とは言え、中にはガチでやばいやつもいるので、周りにいた人たちは大変だっただろうなぁと思ったりもした。 -
Posted by ブクログ
岩波明『天才と発達障害』を読み終わった。岩波氏の著書は過去に『精神医療の現実』を読んだことがある。
本書で取り上げる発達障害はADHD(注意欠如多動症)とASD(自閉スペクトラム症)の2つであり、これらと天才性の関係性について述べている。
発達障害と天才性の関係で有名なのはサヴァン症候群だが、彼らがどういうメカニズムで特定分野への驚異的な能力を示すのかはわかっていない。
同様に、ADHDやASDと天才性の関係性についても明らかになっていないが、それに関する過去の研究を参照しつつ、偉人たちがADHDやASDであった事例を紹介している。
例えば、ヴィトゲンシュタイン(1889-1951)。彼は明らかにASDであった。彼の代表的な論文『論理哲学論考』は第一次世界大戦の従軍中に記したメモをまとめたものである。従軍中に論理哲学について考えていたということだけでも異能の人物であることがよくわかる。
ADHDやASDの人は学校教育にはなじまないことが多いが、その中にいる天才を社会が殺してはならない。彼らをどう育てるかが大事な点である。