岩波明のレビュー一覧

  • 狂気という隣人―精神科医の現場報告―

    Posted by ブクログ

    淡々と、しかしこれでもかこれでもかとばかりにベールがはがされてゆく「精神病院」という世界。
    まったく知らないよ、ということならばともかく、なまじ多少は知っているつもりだったことなだけに、自分の価値観ごと足元をすくわれたかのような読後…

    0
    2010年10月27日
  • 狂気の偽装―精神科医の臨床報告―

    Posted by ブクログ

    心の闇が関わっていそうなことについて論理を展開するとき、精神の症状名や病名などを記述し、それが根本の原因であるかのように説明する書籍が多くあります。

    流行りの病名などを用いて説明されると、説得力が生じてしまい、それを鵜呑みにしてしまって本当のことを理解しようとする思考が止まってしまいます。

    思考停止によって本当の解決が妨げられないように、この本を読んでおくと良いと思います。

    特に1章〜4章が思考停止に陥らないようにするためのヒントになると思います。

    0
    2009年10月04日
  • 狂気の偽装―精神科医の臨床報告―

    Posted by ブクログ

    面白かったです。

    学校で習ったこととか思い出しながら読みました。

    精神医学って、知っているようで、知らない領域なんだよなぁ…

    0
    2009年10月04日
  • 狂気の偽装―精神科医の臨床報告―

    Posted by ブクログ

    過去のトラウマが現在の精神病の原因になるわけないじゃんみたいな
    精神分析への異議申し立てがなかなか面白い。
    やっぱり精神医学ってのは医学っていうだけあってハッキリしないことは言わないね。
    ふつうの医学の、風邪の予防にはマスクを的な、精神病の予防みたいなのって何かないのかな。

    0
    2009年10月04日
  • 発達障害「不可解な行動」には理由がある

    Posted by ブクログ

    再読。実際にある発達障害の人たちの困りごとについて、その理由を説明してくれる。わかりやすいし、背景がわかれば、同じ困ったことでも受け止め方はかわるだろう。こういう知識は大事だろうな。

    0
    2025年11月30日
  • 天才と発達障害

    Posted by ブクログ

    発達障害の特性が天才を生み出しやすいという構造、相関はあると思った。
    あらゆる分野の天才のADHDエピソードがあり、その異質性がまさに天才性を物語っていた。
    天才とは何か、という天才の定義において、相対的に異質である存在、トリックスターのような存在という意味で、同じような特性を持つ発達障害の方には物凄い可能性が秘められていると思った。

    0
    2025年10月06日
  • 文豪はみんな、うつ

    Posted by ブクログ

    2025年18冊目

    キャッチーなタイトルに心掴まれて購入
    東大医学部医学科卒の作者が、誰でも知っている文豪たちの抱えた鬱や精神病を、著書や行動や証言などから読み取っていくもの
    そりゃそうだよな〜と思うところも、こんな人だったのか!と思うところもあり、読み応えがあった

    0
    2025年10月05日
  • 職場の発達障害

    Posted by ブクログ

    タイトルから期待した内容とは少し異なりました。

    発達障害(ADHD,ASD)の方にどのように接するか?ということではなく、実例の紹介を通して、当事者の方がどのようなことを感じ、どのような悩みを抱えていらっしゃるかということを数多く学ぶことができました。

    仕事に就くに際して、「オープン就労」と「クローズド就労」のいずれを選択するのかというのは職場の雰囲気や会社としての都合がありつつも一番優先されるべきは本人の希望とのこと。いわれてしまえば当たり前のことですが、当たり前を実現するって難しいのだろうなと思いました。

    0
    2025年09月07日
  • 医者も親も気づかない 女子の発達障害

    Posted by ブクログ

    ADHDの話がメインで、ASDについては他をあたってくださいという感じだった。当事者3名との対談はおもしろかった。わたしはASDだが似ている部分もあった。特に過集中と、「どこに行ってもしばらくすると変人扱いされる」というところ笑。
    ちょっとあんまりな医師の話も出ていて、いい医師に出会ってちゃんと診断してもらうのって案外大変なのかもなと思った。わたしの主治医は診断も処方も雑談もちゃんとしてくれる。電子カルテじゃなくてこっち見てくれる(わたしは先生の目見られないけど)。おかげでQOLが爆上がりしたからラッキーだった。発達特性と一緒にそこそこに生きていくうえで信頼できる医師ってすごく大事だ。
    周囲の

    0
    2025年08月20日
  • 高学歴発達障害 エリートたちの転落と再生

    Posted by ブクログ

    多くの精神疾患において、症状が回復したとしても病前のレベルまで戻らないことが多い、とは当事者として実感している。
    しかし、神経発達症者においては、適切な治療・支援及び自らの特性の理解により、以前のレベルよりも更に良い状態に達することも可能であるという。

    後者の可能性について、希望を持ち続けたい。

    0
    2025年07月21日
  • 発達障害「不可解な行動」には理由がある

    Posted by ブクログ

    オーディブルにて。
    先に読んだ『大人の発達障害』『発達障害グレーゾーン』とかとほぼ内容は変わらないけど、こちらはより周囲側へ理解を促す内容だろうか。
    なかなか苦しんでるのって伝わりづらいからね。
    関係ないけど『サボる』って『サボタージュ』って言葉からきてたんだね。へえー。

    0
    2025年06月29日
  • 狂気の偽装―精神科医の臨床報告―

    Posted by ブクログ

    岩波先生、心的外傷という言葉が軽く用いられていることに違和感を抱いているようで、それには同意するけど、PTSDと診断された患者のフラッシュバックはなんて呼ぶべきなんだろ。「それをトラウマと呼ぶべきではない」との岩波先生の主張は分かるけど。(他に呼称があるのでしょう)
    診断名や症状の呼称は専門家には重要だろうし、それが誤用されているのに警鐘を鳴らしたいのも分かるけど、患者にとっては診断名も症状の呼称よりも、今の自分の症状を緩和してくれる薬の特定のほうが重要なんだけど。

    0
    2025年06月26日
  • トランスジェンダーになりたい少女たち SNS・学校・医療が煽る流行の悲劇

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    女性が男性になる、というところが米国の特徴である。逆に、日本やアジアでは男性が女性になることのほうが多いように思われる。SNSを見せない。ということで対策を書いていたが、その原因がどれほどのものかを調べる必要があったであろう。LGBTQの人々からの反論が多いというのも、反論も掲載してくれると助かる。

    0
    2025年05月22日
  • 高学歴発達障害 エリートたちの転落と再生

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    部署の読書家の先輩からのご紹介で。
    もともと、片付けができない人、時間を守れない人は、ほとんど病気のようなもので、本人の意志が弱いとかそういう問題じゃないと思っていたが、それが、発達障害に区分されるということで腹落ちした。

    発達障害には、ASDとADHDとLDの3つがある。
    ADHD(Attention-deficit、Hyperactivity Disorder)注意欠如・多動性障害の特徴
    1不注意;忘れ物、なくしものがおおい。注意を向けることが苦手、注意を切り替えるのが苦手、ケアレスミスが多い、マルチタスクが苦手、片付けができない。注意が散漫になってしまう。
    2多動・衝動性;多動は子供の

    0
    2025年04月29日
  • 職場の発達障害

    Posted by ブクログ

    ADHD
    不注意 多動性

    ASD
    対人関係が苦手で、自分のやり方に固執する融通性のなさ

    これらは頭の良さとは関係がない。
    グループセラピーで楽になることがある。

    今の社会では発達障害の人は生きるのが苦しいだろうなぁと思う。1人でできる仕事に就いたり、起業すればいいけど、みんなできるとは限らない。

    発達障害と名前がつけられる前、こういう人はどうやって働いていたんだろう?

    0
    2025年03月09日
  • 発達障害「不可解な行動」には理由がある

    Posted by ブクログ

    発達障害という単語は日常の中で時々聞きますが、内容をほとんど知らなかったので、正しい理解をしたいと思い読みました。

    「不可解な行動」を15にパターン分けして、内容と解説それに対応方法が簡単な表現で書かれていていました。
    ただ、1人称が分かりにくくて、これは周囲の人へのアドバイス?それとも当人が取り組むこと?で迷うことがありました。その辺りは適宜読み返しながら理解しました。

    0
    2025年02月24日
  • 医者も親も気づかない 女子の発達障害

    Posted by ブクログ

    発達障害は生まれながらにして脳機能に何らかの偏りがあり大人になってからは仕事上の問題が生じること。大人になってからストレスの強い状態に置かれたことで顕在化する、治すのではなく表面にでないようにする

    0
    2025年02月09日
  • 発達障害という才能

    Posted by ブクログ

    著名なビジネスマンや画家などの成果を出すエピソードでadhd,asdの可能性を示そうと試みている。発達障害うんぬんよりも大きな結果をもらたした人たちの歴史が多め。

    0
    2025年02月04日
  • トランスジェンダーになりたい少女たち SNS・学校・医療が煽る流行の悲劇

    Posted by ブクログ

    私は昨今のトランスジェンダー問題に懐疑的である。トランス女性が女性スペースに侵略したり、スポーツの世界で女性の表彰を妨害することに反対である。
    だからこそ、著者の思想自体には近いと言えるが、読んでみると著者自身もミソジニーを内包していたり、性愛至上主義的なところがあることが分かる。そこに注意を傾けながら読まなければならない。

    今が辛い時、別の何かにさえなれば問題は解決すると錯覚しがちであるが、その考えは危険だ。特に思春期には。
    非常に難しい問題だと感じたが、訳者あとがきに書かれていたように精神疾患・精神病界隈では医学的事実が時代によって二転三転する。(発達障害についての知見とか)なので、トラ

    0
    2025年01月21日
  • トランスジェンダーになりたい少女たち SNS・学校・医療が煽る流行の悲劇

    Posted by ブクログ

    親戚の方が読めなかったとのことでいただいた本。
    確かに難しいし日本人には理解しきれない部分はあるのだけれど、現実を知るには十分だと思う。
    トランスジェンダーだけでなく、ジェンダーマイノリティ(という言葉が適切かはわからないが)についてもっと理解を深めなければと思った。

    0
    2024年11月28日