岩波明のレビュー一覧
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名探偵シャーロック・ホームズ。
映画「風立ちぬ」の堀越二郎。
ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の津崎平匡。
「少し変わったところがあるが、特定の分野におちて驚異的な能力を発揮する天才タイプ」として、アスペルガー症候群の人たちが好意的に取り上げられている。
ここ数年「発達障害」という言葉は、ポピュラーなものになった。
だがその反面、誤解も多い。
裁判で採用された精神鑑定ですら、臨床の専門家の著者などから見ても明らかな誤りであるケースが散見されるという。
少年事件における被告人の刑罰減免のために「発達障害」という病名が濫用されている実態があるのだと。
毎回同じことをし忘れる、目にしても気 -
Posted by ブクログ
■ADHD(Attention Deficit Hyperactivity disorder):「注意欠如多動性障害」
・注意,集中ができず,ケアレスミスが多い
・物をなくしたり置き忘れたりする
・片付けが苦手
・段取りが下手で先延ばしする
・約束を守れない
・落ち着きがなくそわそわする
・一方的なおしゃべりや不用意な発言がある
・感情が高ぶりやすく,いらいらしやすい
・衝動買い,金銭管理が苦手
■ADHDが成人でも数多いことが認識されたのは,この10年余りのこと
・成人になって精神科を受診する場合は職場での不適応がきっかけであることが多い
・「真面目に取り組んでいない」「仕事にやる気がない」 -
Posted by ブクログ
201607/
国連児童基金(ユニセフ)は、2008年に先進国に住む子供達の「幸福度」に関する調査報告を発表した。
子供の「主観的な幸福度」に関する項目の中で、「孤独を感じる」と答えた日本の15歳の子供の割合は29.8%と、対象国の中で第一位で、ずば抜けて高かった。日本に続くのはアイスランド(10.3%)とポーランド(8.4%)だった。もっとも低いのはオランダの2.9%だった。
このように、日本の子供における「孤独さ」は、先進国の中で際立って高い。この点は、これまでに述べてきた社会的な「まなざしの欠如」と関連している現象であろう。つまり、子供達を見守り、同時に縛ることにもなる、目に見えない社 -
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もっとも身近な発達障害、と言っても実際に「障害」のようには感じられないのがADHD。むしろ「特性」といったほうが近い気がする。この本を読んでも、「障害」として治療が必要になるのは本人が著しく困難を感じているときということがわかる。といっても現代社会では社会が求める「ちゃんとした人」の基準が上がっているので、苦労する人も増えているのじゃないかと思う。
専門家が書いた本なので、診断の基準とか治療のやり方をしっかり確認して予備知識として持っておくにはいい本だと思う。また、治療をすればかなり生活も楽になり、本人の生活の質も上がるという例がいろいろ紹介されていて希望は持てる。
私は身内にADHDの人 -
Posted by ブクログ
多くの精神疾患においては、症状が回復したとしても、病前のレベルまで戻らないことが多いが、発達障害の例では、自らの特性を自覚して対応策を取れるようになると以前よりもさらに良い状態に達することが可能。そうした再生、ないしリボーンの過程を提示している。
再生の道のりにおいて大切なのは特性の自覚とそれに応じた環境調整、適切な投薬、家族の協力、時には親離れである。
ASDにおいてはSSRIの服用がこだわりの強さに対して有用なことがある。また、一般の人が自然と身につける社会的な常識や対人関係のルールに無自覚であることが多く、誤解されやすい。そのため、デイケアや就労移行支援などで自らの問題に気がつき、集団活