王城夕紀のレビュー一覧

  • 伊藤計劃トリビュート

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    読んでてダルくなる話が多いなと思ったのは私の読解力のせいとして…。未明の晩餐とフランケンシュタイン三原則はとても素敵な香りがしました。

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    2015年10月17日
  • 伊藤計劃トリビュート

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    収録作のどの作家の作品も読んだことがない
    と思うけど、トリビュートという縁で知ったからには
    少し手を出してみようか、と思うくらいに
    どの作品も面白く読める。
    勿論、伊藤計劃という対象があってのことだけど。

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    2015年09月24日
  • 伊藤計劃トリビュート

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    SFって踏み込んでしまうとエラいことになりそうで、星新一→筒井康隆→清水義範、小林恭二以外には手を出さないようにしてました、伊藤計劃まで。まぁ伊藤計劃も「ハーモニー」「虐殺器官」「屍者の帝国」しか読んでないけど。
    というSFあまり読まない人間の感想。一番伊藤計劃っぽいなと思って気に入ったのが藤井太洋、次が柴田勝家かな。機械による戦争というか殺戮への反発、中国辺境のムスリムテロリストとか伊藤計劃好きそう、と思いました。どうもファンタジー系は苦手みたいで伏見完と仁木稔はちょっと苦手。王城夕紀と長谷敏司は単独でおもしろいけど、前2人も含め伊藤計劃あまり関係ない印象。
    伴名練は屍者の帝国のスピンアウト

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    2015年09月16日
  • 伊藤計劃トリビュート

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    ネタバレ

    伊藤計劃をテーマに、影響を受けた作家たちが集まったアンソロジー作品。

    伊藤計劃の作品、虐殺器官、ハーモニー、メタルギアソリッド、屍者の帝国とどこかで繋がるようなとても面白い素晴らしい作品が集まった。

    テクノロジーが人間をどう変えていくかを追求しているらしいが、あまりそこにこだわることなく、伊藤計劃が内包しようとした世界観にワクワクしつつ集まった新しい作家たちの物語を楽しむだけで良い作品だと思う。

    個人的に「未明の晩餐」が秀逸で、テクノロジーと人間との関わりはもちろん、退廃した未来の東京を描くSFらしさ、その世界観における人間模様、食の話を中心にし、その全てが綺麗にまとめられている。

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    2015年09月13日
  • 青の数学(新潮文庫nex)

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    土瓶さんの本棚から

    「数学は複雑で明快」
    数学と論理でできている「数学世界」というのがあるらしい

    高校生栢山たちを夢中にさせる数学の世界が、私にも感じることができるならこんな熱い青春(高校生活)もいいなぁと思った(私は高校3年間は運動部だった)

    「戦うことを舐めている人に勝たせるつもりはない」天才たちが繰り広げる決闘
    熱くて…熱くて

    数字は日々追っているのですが、数学とは離れた生活をしている私には、ちょっと錆びた脳内を使った心地よいだるさが残った作品だった

    読めない名字の登場人物が多いこの作品
    私の名字が出てきた時にはやっぱり嬉しかった
    読みにくい名字の人のあるある、できれば間違わず

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    2025年11月01日
  • 青の数学(新潮文庫nex)

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    「蜜蜂と遠雷」を思い出させる、美しい数学の世界だった。
    解いている時の姿がそんな感じ。

    この世界が美しいということを、数学的観点から解いている。

    解方は正直難しすぎるけど、本当の数学が、答えでなく過程を重視するものであることには驚いた。

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    2025年05月27日
  • 青の数学2―ユークリッド・エクスプローラー―(新潮文庫nex)

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    数学で青春を描くとこうなるのか。

    確かに文章は少々読みにくい箇所がある。誰が話しているのか分かりにくかったり、長さの割に登場人物が多かったりする。
    また過去回想が急に挟まるので、文庫として読むには目滑りする感は否めない。

    だが心が非常に高揚したし、素直に面白かった。

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    2025年04月29日
  • 走る?

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    タイトル通り「走る」に特化したオムニバス
    青春、ノスタルジー、リアリティ、SF、不条理…色々な形の「走る」ストーリーがあり、短編集だから合わなくてもすぐに終わる
    コレを読んで走りたくなるかは貴方次第

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    2025年04月18日
  • ノマディアが残された

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    最初からずーっとおもしろかったですが、最後らへんがなんでそうなったのか分からない部分があって、自分にはもう少し説明がほしかったです。

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    2025年03月11日
  • 青の数学(新潮文庫nex)

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    青すぎるけれど、数学に限らず一つのことにこれほど身を投じられるのはかっこいいと思った。詩的な文体が綺麗。

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    2025年03月09日
  • マレ・サカチのたったひとつの贈物

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    久しぶりのジャケ買い、まさかのSFだった
    のだかちょうどYouTubeで二重スリット実験の紹介動画見てた時期だったからおぉとなった

    近未来、「量子病」なる病気を発症した主人公が世界各地に「跳んで」しまう。法則性とかもないから本当に世界の様々な人と出会って別れて、な話。
    いかんせんそんな具合だから本当にシチュエーションが細切れで。なかなか入り込めなかった。

    最後の1/5は面白かった。
    天文台のところとか農場のところとか、あそこだけピックアップで連作とかでも面白いと思うんだけどな

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    2025年02月25日
  • 青の数学(新潮文庫nex)

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    五科目の中で数学が一番好きだったことから、気になって読んでみました。

    作者独特の言い回しに最初は少し苦戦しましたが、後半はスラスラと読み進めることができました。

    ただ数学の問題を解き、競い合うのではなく、「なぜ数学をするのか」「数学とは何か」「なぜ競い合うのか」といった問いについて、主人公たちが考えを巡らせていく物語。

    出でくる主人公のキャラが濃く、アニメ化したらそのキャラが一層際立って面白いだろうなと読みながら思っていました。

    ゴールドバッハの予想、なんて美しいんだろう。

    そして、久しぶりに数学の問題集を開いてみようか、なんて思ったりもしました。



    読みながら、大学受験のとき、

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    2025年02月01日
  • 青の数学2―ユークリッド・エクスプローラー―(新潮文庫nex)

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    数学も物理も底なし沼みたいにハマったら抜け出せないだろうなと思う。
    数学の美しさを感じる部分は共感するところもあった。
    思ったより大きな展開はなかったが、すっと爽やかな読後感。

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    2024年08月28日
  • 青の数学(新潮文庫nex)

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    『風が強く吹いている』に続いて青春っぽい話が読みたくて手に取った。
    数学合宿、とても楽しそう。
    志を同じくするものと密度の高い時間を過ごすことは青春っぽさが強く、懐かしいような羨ましいような気持ちになる。
    高校生から見た大学キャンパスって確かにキラキラしてるだろうな、自分も当時はキラキラして見えたな、という感覚も味わえた。

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    2024年08月28日
  • 青の数学(新潮文庫nex)

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    数学が好きな者が集うネット上のコミュニティ、E2(Eの2乗)。ここでは、腕自慢達が日々数学で決闘している。そこを舞台として、各々が 数学とは? 決闘とは? と自問自答しつつ難問を解いていく青春物語。

    栢山という列記とした主人公がいながらも、まるで群像劇のように展開されていた。
    数学に対する姿勢や矜恃が、それぞれのキャラクターごとに活き活きと描かれている部分がすごく好みだった。

    登場人物が皆それぞれ全力で突き進む姿に、自分も何か没頭できるものを見つけたい・全力を尽くしたいと感じた。
    特に、栢山の「何もしないで、好きなものなんて見つかるわけねえじゃん。一生見つかんねえよ」という言葉が心に残った

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    2024年08月16日
  • 青の数学(新潮文庫nex)

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    数学は正直分からないけど、物語は面白かった。
    数学をもう一度やってみようかなと思わせられた。
    栢山が数学を知り、貪欲になっていく様をこれからも見続けたい。

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    2024年08月10日
  • 青の数学(新潮文庫nex)

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    とても、よかった。
    算数から分からない私でも、数学は論理、って言うのはよく理解できた。
    話の進み方も論理的でよかった。

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    2024年07月06日
  • 青の数学2―ユークリッド・エクスプローラー―(新潮文庫nex)

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    『マレ・サカチ〜』に続き、王城作品四作目。数学を通した青春小説。もっと(数学に)踏み込んだ内容を記述してほしかったが、そうすると難しすぎるんだろう…。抽象的な表現がとても多いが、数学の美しさみたいなものは感じられたかなぁ…。星三つ半。

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    2024年05月05日
  • 青の数学(新潮文庫nex)

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    とある数学の才能を持つ高校生が、同じ数学好きの同年代の人たちと数学で競い合う。数学で競うのはどうしてだろう、と疑問を持ちながら数学を解き続ける。
    なぜ、なぜ、なぜ、が飛び交う高校生たちの苦悩も感じられた。それこそが青春なのか。

    数学の内容はあまり触れず、ぼんやりとした世界観の中で人たちが自分の疑問について話してる描写が多くて推測して補う部分が多く読むのに疲れた。正直言うと、『数学が面白いと思える小説』を期待していたが、違った。学園ドラマものだと思えば面白く読めたと思う。

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    2024年03月16日
  • 青の数学(新潮文庫nex)

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     数学は、中世の時代から競い合うことで発展してきた歴史があり、本作は、そんな数学の問題に真剣勝負を挑む若者たちの物語です。

     主人公は高1男子・栢山。冒頭、天才女子高生・京香凜と出逢い、「数学って、何?」と問われ困惑‥。栢山は高校入学後、本格的に数学と向き合っていきますが、この問いが繰り返し通奏低音のように鳴り響き、物語を貫きます。

     栢山は、若い数学愛好家が集うネット空間「E2」や夏合宿「数学の国」で競い合い、数学をやる意味、勝負をする必要性の有無を考え続けます。そして、追求を重ねることで成長していきます。

     本文中に、数学者や数式などがたくさん出てきますが、理解できなくても何ら問題あ

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    2023年12月28日