小中大豆のレビュー一覧
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購入済み
最後まで読み応えたっぷり
隙のない文章もさることながら、挿絵の綺麗さにこの物語の舞台が容易に想像できてとても楽しめました。
「運命だ」と言いながらもどこか遠慮しているアータシュと、「運命なんて」と意地を張りつつ困惑する朱璃。
嫁いでから結ばれるまで、一筋縄ではいかない波乱万丈さにすっかりのめり込みました。
巻末の特別編はまさかの展開で思わず吹き出しました。笑 -
購入済み
たまに読み返したくなる
攻めの傲慢で独りよがりで無神経な仕打ちに最初はすっごいモヤモヤするんですけど、ついに忍耐切れてプッツンした受けに捨てられる時はちょっとスッキリします。
その後の攻めは受けが言うように確かにキモくて重いんですけど、やっぱり許しちゃう受け君に、えーっと思いつつもまぁ未練ある男にここまで縋られたらそうなるかなと納得もします。
ちゃんと改心してるしもはやトラウマになって世界の中心が受けになってるからこの先は大丈夫かな、と思えるからか、たまに読み返したくなる不思議な読後感です。
最後の攻め視点も良いです。
別れの決定打となったモデル君は最後まで大キライです。
最終的に恋人に捨てられてザマァを味わい尽くし -
購入済み
心温まる物語でした。
人が抱える孤独、それを払拭できる存在。
自分が何者でも、相手が何者であっても。
心から愛し合うのなら、永遠の命は幸か不幸か。
魔法使いは育てているつもりで育てられています。
周囲との交流も深まり、幸せの絶頂を感じた時
事件がおこってしまいます。
事の顛末はどうぞ、読んで味わってください。
大丈夫です。とても温かな物語ですから。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ▼あらすじ
入社直前に内定会社が倒産した若宮鳴海を救ったのは、総合コンサルタント会社を経営する百鬼静。
都心のビルのペントハウスに住む、超ハイスペのイケメンだ。
その実体は、妖しいコスプレで胡散臭い呪文を唱え、『呪禁師』を名乗り、さらには鳴海にセクハラばかりしてくる。
こんな詐欺まがいの会社辞めたいと思っていた時、鳴海の元カレが国会議員の秘書として依頼に現れて…!?
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初読みの作家さんでした。凄く面白くて、気が付いたら口元が緩んでいる事がしばしば…。久々に時間を忘れて一気読みしてしまいました。
まず、百鬼がインパクトあり過ぎて個人的にめちゃくちゃツボでした。
最初の時点からもう胡散臭 -
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泣けました
夜古さま、可愛くて可愛くて、健気でたまりません。夜古さまの秘密が明かされたくだりは、涙が自然と流れました。彼の暮らすお社、近隣の商店街、町の姿、取り巻く全てに愛着が持てます。傑作!小さな小さな狐の数奇な運命、そしてつかんだ幸せ。
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感涙ものファンタジー
いやあ、良いお話でした!モテモテの先輩、千寿を密かに慕う後輩(薄幸)和喜。始まりは千寿さんのきまぐれだったけれど、段々二人の関係が変化していく様子が良かった。和喜が健気で健気で。二人が命がけで守った子供たちが産まれて、家族になっていく頃には自然と涙が。
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泣けたよ!
意外や意外!コメディだと思って気楽に読んでいたら、泣けた。王子の可愛さ、純真さにやられた!そして、親目線になると一層、このファンタジーの結末に満足。
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ネタバレ 購入済み
病膏肓に入る
好きすぎて片想い長すぎて、どうにかなっている人達のお話です。
恋愛下手もいいところで、もう少しお互いに落ち着こうか?と肩をぽんぽんしたくなります。好きな作家さんなので購入しました。 -
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小中大豆さんのお話、大好きです!
今回はもふもふ神様攻め
あとがきに書いておられましたが、どちらも穏やかなカップルで、周りがわちゃわちゃしてて、とても楽しく可愛らしいお話でした。
何事にも一生懸命な受けの朝比、汚部屋の神様、甘いお菓子が好きなチビさん、人の畑に勝手に野菜を植える神様、それを怒る神様、オネエ言葉の神様。登場人物も面白い。妙に人間界の出来事に馴染んでいるのも面白かった。痛絵馬や福利厚生、社畜とか(笑)
神様いるのかな?いたらいいな、という気持ちになった。神社ご挨拶に行ってみようかな。
他の神様のお話も出たらいいな〜オネエ言葉の神様はもちろん攻めで!
楽しい時間をありがとうございまし -
Posted by ブクログ
はぁ〜可愛かった〜受けも攻めも可愛かった〜
小中大豆さんのお話大好き!ファンタジーぽいのも好きですが、今作のような日常に近いものが特に好みです。
S気取ってる変態社長と意外におかん気質のしっかり者の受けちゃん
胸がきゅんきゅんしました〜
特に162ページあたりからもうぎゅんぎゅんきました!
付き合い始めた2人のこれからがもっと読みたい!
(特典小冊子を読んで切実に思いました)
というか秀ちゃんがもっとカラ回りする様や変態なとこを見せては勇児にちょい引きされて、でも「好きだよ」って言われてメロメロのぐにょぐにょになっているところを読みたいです(笑) -
Posted by ブクログ
ここのカフェ行きたい〜宿も泊まって店員さんを眺めながらニヨニヨモーニングしたい!
カフェのバイト同士CP
私は自身が姉なので、受けの伍夏がどんなにぐじぐじしてても可愛くてしょうがなかったです。それだけに、ちゃんと全てを明かして相談してないからって、ひどいぞ伍夏の2番目の兄姉たちめ〜となりました(笑)きっと後で一兄に怒られてると思うな(笑)
秀人は本当にクソ野郎で良かった!伍夏、男見る目無さすぎ!でも、そこすら愛おしい(*´꒳`*)←完全なる姉バカ目線(笑)
告白のシーン、泣けました。伍夏、過去をちゃんと乗り越えて、相手とちゃんと向き合おうとしてると思ったら泣けてきて泣けてきて。
2人の東京 -
Posted by ブクログ
面白かった。話自体はわりと作者のデビュー作『指先が…』をなぞったような話なんだけど、主人公に毒気がなく控えめな感じが可哀想で可愛かった。
外見はチャラ男なのにこんな性格で大丈夫?と終始オカンのような気持ちで主人公を応援。出てくる猫も犬も可愛く、一見怖いけど男らしい攻にも萌える。慣れないネコで恥じらいを見せたり、要領が悪くて不運な目にあったりと、とにかく受の内面が可愛くて攻でなくても惹かれること請け合い。実はネコというあらすじから、なんとなくなよなよした女性っぽい受を想像してたけど、いい意味で裏切られた。
派手さはないけどじんわり心地よさのある佳作。好き。