【特別版/書籍発売時、一部書店用に書き下ろされた番外編を追加収録!】
千年の栄華を誇る皇国で神聖な存在・オメガの朱璃は、いずれ皇太子妃となるため育てられた。
美貌と教養を磨き、その日を待つ朱璃。けれど突然、二つの悪い知らせが届く。
一つは、皇太子妃が別人に決まったこと。そしてもう一つは、盗賊から成り上がり野蛮と噂の烏月国の王・アータシュとの縁談だった。
冷酷な男との愛のない政略結婚。覚悟を決め輿入れするが現れたアータシュは「間違いない、お前が運命の番だ」と朱璃を溺愛し──!?
それほど大きな障害も波乱な展開も無く、終始優しい感じで進み終わった。でも、満足です。甘々でなにが悪い、甘々大好きです。
最後の最後で、朱璃さまはやっぱり男だったのねぇって面白かったです
砂漠のオメガバース物としては、とても面白いです。
受けは深窓の皇子様ですが、妙に素直で、可愛らしく、Hも好き?
宮殿の奥深くで、大切に育ててこられたのに、かわいそいなくらい大変な目に、次々とあいます。
でも挫けず、一生懸命がんばるところが、いいですね。
皇太子妃に、と育てられた深窓のオメガが
異国の王に嫁ぎ愛を育むお話。
テンポがゆっくりで
大きなトラブルも起こらず
受けの心情が丁寧にえがかれています。
その分、攻めの気持ちをもっと知りたかったな、とも思いました。しかし、タイトルの盗賊王はあんまり関係なかったかな。