山口謠司のレビュー一覧

  • てんまる 日本語に革命をもたらした句読点

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    <目次>
    はじめに
    第1章   本の読み方と「てんまる」の関係
    第2章   「てんまる」は、いつから始まったか
    第3章   明治時代以降の「てんまる」
    第4章   現代文学の「てんまる」
    第5章   マンガの「てんまる」

    <内容>
    山口先生の着目点が好きである。「ん」について追及したり…。今回は「てんまる」=「、。」である。まず結論的に言うと、「てんまる」を付ける際のルールはない。文科省も「読点は、意味と音調の両面から判断して打つ」と書かれているそうで(「おわりに」参照)、江戸時代までは、ルールすらなかった。幕末から明治の国学者、権田直助が研究の嚆矢で、その後も人によって定義も使い方もまちま

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    2022年05月29日
  • 明治の説得王・末松謙澄 言葉で日露戦争を勝利に導いた男(インターナショナル新書)

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    歴史の狭間に埋もれた偉人にスポットライトをあてた作品。過去を学問とする歴史が未来に向けて進んでいくのは面白い。

    日露戦争のロビー活動や「防長回天史」など。結果として歴史の裏方役だった末松謙澄。

    歴史のスポットライトをこういったあまり知られぬ人物にあてる企画はきらいではない。そう、自分もだが世の中には無名のまま終わるがどこか社会に貢献してきた人の方が多いのだから。

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    2021年11月22日
  • 13歳からの読解力 正しく読み解き、自分の頭で考えるための勉強法

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    文字通り読解力を身につけたくて読んでみた。

    十三歳からということで、わかりやすく実践しやすいことだらけだった。

    気になるところは「書く力」「考える力」「伝える力」
    どれも身につけたい。

    意識したいこと
    「メモ」をたくさんとる。
    「なんのために?」をいつも気にする。
    伝えるために人の話を正しく聞く。




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    2021年09月12日
  • 言葉を減らせば文章は分かりやすくなる

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    ウルトラCではないが具体的方法は役立つ。実践が大事。
    以下不要、接続詞、婉曲(自信なくとも避ける)。読点少なく句点多用、主語を統一、主語と述語を近づける。同じ趣旨の文章重複は一つに。型を覚える、漢語より和語多用。

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    2021年07月17日
  • 言葉を減らせば文章は分かりやすくなる

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    ネタバレ

    メール、企画書、プレゼン資料、報告書、論文、
    セールス文章、エントリーシート、SNS…。
    「シンプルで伝わる文章」を書くポイントが詰まった本。

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    2021年05月24日
  • 炎上案件 明治/大正 ドロドロ文豪史

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    明治大正の文豪のドロドロ話がたくさん。
    国語の授業で使う便覧に載っている文豪たちの裏側が垣間見られて、おもしろい本だった。

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    2021年04月16日
  • 語彙力がないまま社会人になってしまった人へ

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    自分が使う言葉が人に与える影響は、とてつもなく大きなものだと感じた。
    仕事ができる、できない以前の話である。
    人生を良くするために、改めて言葉をしっかり勉強しようと思った。

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    2020年12月01日
  • 言葉を減らせば文章は分かりやすくなる

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    参考になった。上司のメールを見て、自分も簡潔にわかりやすい文章を書きたい。と思っていたときに、たまたま書店で見かけ購入。ダラダラ文章が少しずつすっきりしてきた気がする。

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    2020年08月20日
  • 語彙力がないまま社会人になってしまった人へ 【超「基礎」編】

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    読みやすくて良かった。知っているようで知らない言葉もあって自分の語彙力の無さを改めて痛感させられた。エピソードをつけることによってイメージがわいて記憶に残りやすくなった。少し説明が長すぎかなー。

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    2020年08月16日
  • 文豪の悪態 皮肉・怒り・嘆きのスゴイ語彙力

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    明治~昭和期の文豪たちの悪態な文を集め、背景等を解説。
    〔第一章〕「馬鹿」「田舎者」・・・夏目漱石、尾崎紅葉等。
    〔第二章〕文豪の嘆きとぼやき・・・永井荷風、小島政二郎等。
    〔第三章〕喧嘩もほどほどに・・・太宰治、菊池寛、幸田露伴等。
    〔第四章〕その「皮肉」も効いていますね・・・三島由紀夫等。
    表題・文豪の語彙・文豪と相手の経歴での構成。
    文に続き、言葉の意味からの導入は、ユニークです。
    「しょげる」が江戸時代までは、どんちゃん騒ぎという意味とか、
    これだけでも面白い。ですが、更に面白いのが、使う文豪さん。
    文豪さんも人の子ですから、怒ったり嘆いたりすることがあります。
    さすがに手は出ませんが

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    2020年08月02日
  • 言葉を減らせば文章は分かりやすくなる

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    仕事のメール文が長くなりがちなので、簡潔明瞭に書きたくて本書を購入した。
    使いがちな曖昧表現について、はっきりと削除した方が良いと例示を挙げて説明してあり参考になった。
    加えて、教養、知識、語彙力を改善しなくてはと気付かされた。なかなか良い本であった。

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    2020年08月01日
  • ステップアップ0歳音読

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    息子ちゃんにプレゼントした最初の絵本
    お父ちゃん選定
    ねぎぎぎーーーん
    めんめんたかたかめだかたん
    など音読の面白さで興味を持ってくれたみたい

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    2020年07月23日
  • 日本語を作った男 上田万年とその時代(集英社インターナショナル)

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     上田万年(かずとし)という人だけを扱ったわけではない、上田万年の伝記。明治時代~昭和初期にかけての、日本語の文字や表現をめぐるいろいろな事件が取り上げられていてとても興味深いし実際面白い本である。
     板倉聖宜著『脚気の歴史』(仮説者)では、最後まで(自分が真っ先に勉強したからという自負心で)西洋医学のみにこだわってかえって脚気患者を増やしてしまった優等生の医学博士森鴎外(森林太郎)が、この本では、やはりこれまた文学博士として日本語の変革にブレーキをかける役をしていたことがよくわかる。誰彼かまわず論争を挑む姿は…自分が一番にならないとすまなかった超優等生が森鴎外だったんだなあ。悲しい人だ。ま、

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    2020年07月21日
  • 文豪の凄い語彙力

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    漢字の成り立ちから
    その語彙の意味を教えてくれる本。
    小説を読んでいると、
    「?」と思っても面倒くさくて
    読み飛ばしてしまう語彙もたくさんある。
    読めるけど、意味が分からない単語が多く、
    国語教師として恥ずかしくなりました・・・

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    2019年10月16日
  • 語彙力がないまま社会人になってしまった人へ

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    漢字の成り立ちから解説してくれていたので言葉の意味や読み方が理解深まった。ワンランク上の語彙を使いたい。

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    2019年06月23日
  • ん―日本語最後の謎に挑む―

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    万葉仮名以降、日本語において「ん」の発音や表記がどのように変遷してきたかを1冊かけて解説した本。「ん」にも種類があって昔は使い分けていたといった興味深い話題がどんどん出てくるが、中でも空海が果たした役割が大きかったとのこと。おかざき真里「阿・吽」を読んでいて、空海と最澄の生涯についてイメージできるようになっていたので、わかりみが深かった。「阿・吽」ってそういうことだったのかと。本書をこれから読む人には併せて読むのをおすすめしたい。

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    2019年04月01日
  • 文豪の凄い語彙力

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    文豪が作品の中で使用した語彙を、漢字の成り立ちを噛み砕きながら解説していく本。
    自分の生活の中では使わないような語彙ばかりではあるが、漢字が持つ意味合いが面白く、厚みのある本ではあるものの全て読むのは苦ではなかった。
    知識欲が刺激され、作品を読んでみたいと思える文豪にも沢山出会えた。

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    2019年02月09日
  • 知的社会人1年目の本の読み方

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    知的社会人とは、
    知性と教養と創造力を兼ね備えた人。

    創造力を養うには、本を自分の深くまで入れ込むように熟読する必要がある。
    得た知識と今までの知識を組み合わせることにより
    特異のモノコトをうみだせる。

    最も印象に残ったのは、本から全てを学ぼうとしなくていい。
    読書は著者との対話と考え、
    他人の人生を疑似体験し、色々な事を学ぶものである。

    知の巨人である本に、ちっぽけな自分を、
    大きな自分へと変えてもらう。
    そのためには俯瞰的に、客観的にイメージをわかせて読むことが大事である。
    また、多くの本を読み多角的な視点でみれるようになりたい、できれば著者にツッコミを入れながら読めたら

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    2019年01月21日
  • 心とカラダを整えるおとなのための1分音読

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    日本文学の名作の重要部分を見開きで掲載し、音読できるようにした本。
    部分的に覚えてたフレーズや、元ネタはこの作品だったのか等、あらためて気づかされるところも多く、音読用としてだけでなく、日本文学の良さを再発見させてくれるという意味でも有用な本だと思った。
    ちなみに本書では音読の効果として、
    気持ちが落ち着く、
    やる気が出る、
    ストレスが解消し、抵抗力がアップ、
    脳の活性化、
    誤嚥性肺炎の予防、
    を挙げている。

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    2018年10月13日
  • 現代エッセイ訳 徒然草 - すらすら読めて、すっきりわかる -

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    諸行無常の響きを感じる徒然草。
    今より自然を身近に感じた時代。
    より死を身近に感じる時代だからこそ、ひとびとが一生懸命に生きていく知恵に触れることができました。
    名よりも実を取る。より実用的な生きる知恵。
    「自分が使うペンは、武士の刀だと思いなさい」
    一つぐらい自分の魂の籠った何かを身につけるようにしたいと思いました。

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    2018年10月02日