【感想・ネタバレ】炎上案件 明治/大正 ドロドロ文豪史のレビュー

あらすじ

名作の陰に炎上あり! 不倫、DV、薬物、同性愛、毒親、なんでもあり、炎上文豪オールスター大集結! 文豪たちは苦しみ、悶え、それらを作品として昇華させた。文豪たちのあの作品はこうして生まれたのだ! ドロドロの中でこそ文学はきらめく。彼らの「炎上キーワード」をひもとき、その言葉を使わざるを得なかった彼らの人生の一時期を紹介。彼らの知られざる一面に触れる時、文学の面白さは格段にアップする。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

明治大正の文豪のドロドロ話がたくさん。
国語の授業で使う便覧に載っている文豪たちの裏側が垣間見られて、おもしろい本だった。

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2021年04月16日

Posted by ブクログ

明治から昭和を生きた文豪達のドロドロの私生活を書いたもの。
与謝野晶子と鉄幹の間には十二人もの子が出来、ずっとラブラブなのだと思っていたけど、早々に晶子の熱は冷め、有島武郎と人には言えない関係にあったとか。
平塚らいてうは女性解放運動家というくらいしか知らないが、男女問わず自由奔放に愛欲に溺れていたなど、どんな文豪の先生方もなんて愚かなんだろと思うと同時に、いろんな欲に抗えないただの人なんだなぁと感じました。

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2025年07月17日

Posted by ブクログ

 戦前の文豪たちの私生活で起こったトラブルとその顛末を紹介した本。人妻に恋をしてしまった北原白秋、当時はスキャンダラスな扱いをされた同性愛を経験した平塚らいてうと尾竹紅吉、教え子に惚れてしまった島崎藤村などなど。文豪たちがそのような気持ちを抱えながらそれを昇華しようと苦しんだ足跡が文豪たちの文章と共に紹介されている。文章は正直で面白い。
 個人的には漱石の長女をめぐって松岡譲と争った久米正雄が地雷すぎて怖かった。「事件の真相に就いては、いずれ発表の機もあろう。僕がその書くなと云われても書かずにはいられない告白小説を、棺を蔽う先だって自ら屍を洗う覚悟を以て書く時、その時こそ書くも人の運命を狂わしむる罪が、果たして誰人にあるのか解るであろう。僕はその決心を初めて固めた(久米正雄『破船』)」こんな風に人を巻き込んで恋愛模様を描かれるのは大変だったと思う。作家と恋をするとこんな感じに何もかも暴かれて発表されてしまうものなんだろうかと感じだ。これは田山花袋『布団』で人生を狂わされた永代美知代も同じだ。最も田山の場合は片思いだったから余程たちが悪い感じがする。
あと衝撃的だったのは鈴木三重吉が妻にDVを働いていたこと。『赤い鳥』のイメージだったから驚いた。
有島武郎の人妻与謝野晶子に送った歌は美しかった「君見れば心たちまちときめきぬものの蕾の花咲くごとく」

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2025年03月07日

Posted by ブクログ

現代よりも自由に?、素直に生きている感じがする。
文豪は感受性が豊かだからなのか?
西洋の画家たちと同じく、文豪にもミューズが必要なんだ。
辛い恋、出会いや別れがあるから作品が生まれる。

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2023年11月28日

Posted by ブクログ

1文豪につき1つ、なにかしらぴったりの語を宛てて文豪のドロドロエピソードを紹介していく本。
漢字の成り立ちを筆者の見解も交えながら詳しく紐解いてから文豪の話に移るのだが、まずこの成り立ちの話がめっちゃ面白い。
これを頭に入れてエピソードを読むと、なるほどこの字はこのエピソードにぴったりだ、となる。
まだ読み途中だが、最後まで読むと思う。

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2023年04月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

表紙とタイトルが苦手…と思いつつも明治大正の文豪の本とあらば手に取らずにはおれないので一読。

知らなかったエピソードも結構あるしなかなか興味深い、と思いながら読んでいた。けれど引用は良いとして、当人の心の中まで断定で書いてある、その根拠はどこに?!ということが段々気になってきてしまった。
参考文献を掲載して欲しかったと思う。救いのない書かれ方をしていると特に、もう反論できない「文豪」たちの尊厳を思い後味が悪い。

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2021年02月21日

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