山口謠司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日本語から感じられる季節感にまつわる全100項の雑学的エッセイです。春から冬まで、25編ずつです。
夏目漱石が落語の影響を受けた文体であるとか、台風は昔は颱風と書きさらに昔は野分と言ったとか、枯れ尾花の尾花はススキのことだとか、日本の四季にまつわるなにげないのだけれど僕なんかは全く知らない雑学の数々が興味深かったです。さらに、蚊取り線香のあの渦巻き型を思いついたのは明治期の女性であったとか、ラジオ放送が始まったのが大正十四年でその影響で寄席が減っていったとか、エピソード的雑学もいろいろ語られています。
歳時記というくらいだから季語についてのエッセイなのだけれど、俳句に限らず、和歌や古典、中 -
Posted by ブクログ
学生〜社会人歴の浅い方が読むと非常に参考になる本。
具体的な方策の提示がされていることで実践的であった。
人間の情報処理能力の限界を鑑みるといかに短文で伝えたいことを伝え切るかはどの局面でも重要であり、研鑽を積んでいきたいと思う。
この点については理解もできるし、その力をつけるために本書を購読したが、意識化することに貢献する部分はあるが飛躍的な向上をイメージできなかった。
基本的には既に兼ね備えている思考や手法であったからだ。
また、文書の中で具体例が割愛されていることで理解がしにくい部分も幾度かあり熟知することができなかった点もあった。 -
Posted by ブクログ
語彙力と頭の良さ、仕事の出来に比例すると思う。というのも、社会人2年目となり、的確な単語を駆使して会話をしていると思う先輩は皆、仕事も卒なくこなす印象を持ったからだ。
語彙は国語力の基礎であることを齋藤孝先生の著者にも著してあり、語彙力がいかに重要であるかを痛感している。
日本語の語彙も英語の単語と同じで引き出しを多く持っているほど文章の理解や知見を広げることができると思う。
今後は読書だけでなく、新聞にも触れ、語彙力を養っていきたい。
この本の感想については、この本で触れた単語は何万語と数のある単語において氷山の一角に過ぎないと思うので、最低限この本に出てきた単語は日常で使えるように何度も