山口謠司のレビュー一覧

  • 日本語通

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    ■なぜ太平洋は「太」で大西洋は「大」か。
    ・江戸末期から明治時代にかけて作られた言葉
    ・Pacific Ocean(太平洋)のPace(パーチェ:ラテン語)はPeace(平和)の語源
    ・Pacific Ocean=太平(泰平)の洋(海)を意味する
    ・マゼランが世界一周に成功した際,太平洋をMare Pacificumと呼んだ
    ・Mareはラテン語の「海」でPacificumはラテン語の「太平・泰平」
    ・幕末「太平洋」或いは「泰平洋」「太平海」と書かれていた
    ・明治6年文部省編「地理初歩」に「太平洋」と記載されたことにより定着(大西洋も同)
    ・江戸時代までは「伊豆沖」「江戸沖」「宮城沖」などそれ

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    2016年09月10日
  • となりの漱石

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    ネタバレ

    明治という時代背景の中で、いかに文学者として立つか苦悩していた漱石。彼の人生には、いわゆる文豪というイメージだけでは測れない、とても人間臭いものでもあったようです。個性的な、そして厄介な弟子たちのエピソードも漱石の懐の深さを感じる(というよりは単に断り切れなかったのかも)おかしさです。中でも晩年の弟子のひとりである岩波茂雄が無茶苦茶で面白い。金もなく、出版の経験もないのに漱石の「こころ」を出版させて欲しいと迫り、漱石に費用を立て替えさせておいてちゃっかり利益を折半するなど、呆れるほどの図々しさ。おまけに漱石自身に装丁をさせ、それを使って漱石全集でまたひと儲けするなど、なんともひとを食った人物だ

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    2016年01月04日
  • ん―日本語最後の謎に挑む―

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    [ん、ん?、ん!]日本語においてはそれから始まる言葉がなく、五十音図においてもポツンと一人ぼっちをかこっている「ん」。この音と表記はどこから来たのか、そして日本語においてどのような役割を果たしているのかを、様々な文献や先行研究から明らかにする一冊です。著者は、ケンブリッジ大学東洋学部共同研究員などを務められた山口謠司。


    それこそ意識することなく音に出しもすれば書きもする「ん」ですが、振り返ってみれば空海や最澄、さらにはサンスクリット語の世界にまで遡る、非常に奥深いものであったことに驚かされました。若干難解な部分もあるのですが、まさにそれこそが「ん」というものが日本語における不思議な存在であ

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    2015年08月12日
  • じつは伝わっていない日本語大図鑑

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    知らない言葉とも沢山出逢えたし、知っている言葉とも会い、意味を取り違えてないか確認できて良かったです。
    文章書く時や、会話する時もこういう言葉が入ってると、面白く感じれると思います。
    いつか、そんな文章がかけるようになったらいいなぁ

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    2025年11月24日
  • 世界一役に立つ 図解 論語の本

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    日常の合間合間で読めました。当たり前のことばかりだけど、身に詰まさせるようなことばかりで、気づきがたくさんありました!

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    2025年11月19日
  • 語彙力がないまま社会人になってしまった人へ

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    目的:人に伝わる文章を作成できるようになりたいから
    評価:良
    参考:なるほど、は俗語なので使用しない。仰る通り、ご指摘の通り、ご明察の通り、と言い換える。
    頭の中で考えていることを言語化できないと評価されない。「お」と「ご」の使い分けは、漢字がくるかどうか、基本的には、「ご」のあとが漢語がくる。
    幾重にも御礼申し上げます。概ね、だいたいのところ。
    的を射る。言葉を濁す。耳を洗う。目を洗う。あまつさえとは、その上という意味。スキームは、計画、枠組という意味。マイルストーンは、各仕事の工程目標。デフォルトは、初期設定という意味。雅致があるとは、趣があるということ。一竜一猪とは、日々の積み重ねの尊さ

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    2025年07月28日
  • 面白くて眠れなくなる日本語学

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    今まで日本語はあって当たり前のものだと思ってきたが、実際は昔の日本人たちが知恵を出しながら、議論を重ねて生まれたものだと知り、尊敬と感謝の念でいっぱいになった。さらに、日本語はすでに確立したものではなく、今もなお変化し続け、より良い言語へ進化し続けていっている。今まではら抜き言葉や外来語などの進出によって伝統の日本文化が失われてしまうと思っていたが、これもより良い言語への進化だとも捉えられることを知り、そのような変化も受け入れていこうと思った。

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    2025年03月26日
  • 頭のいい子に育つ0歳からの親子で音読

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    一冊で2.3冊分の絵本を読んでいるかのような大容量の絵本。赤ちゃんが好きなオノマトペがたくさん出てきて、他シリーズも購入予定です。
    文字が大きく書いてあるので、絵と照らし合わせながら平仮名を教える時にも活躍してくれそうです。
    ちなみに息子は最後のページに出てくるカンガルーでいつも声を出して笑ってます。

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    2025年03月02日
  • 書経 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典

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    中国最古の史書にして政治指南書。孔子が編んだとされているとかぐらいの知識しかなかったが後世に至るまで手が加えられているのは知らなかった。
    商(殷)の話もあるがその前の夏王朝にも記載が及んでいる。商と似た様な滅び方をしているので存在が嘘臭くもあるが、こうやって書物として残ってる事を考えると存在そのものはあったのではなかろうか。

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    2025年01月20日
  • もう恥をかきたくない人のための正しい日本語

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     本書は、誤りの言葉に対して正しい言葉、説明という基本構成である。誤りと正解、意味が同時にわかるため、わかりやすく学ぶことができて有用な書籍だと思う。自分自身、いくつか誤用していた表現があり、気づくことができた。今後、気をつけたい。

    1. 日常会話で違和感を覚える日本語
    ×了解です→〇承知しました
    ×すみません→〇申しわけございません
    ×参考になりました(目上の人には失礼)→〇大変勉強になりました
    ×ごらんになられる→〇ごらんになる
    ×お見えになられました→〇お見えになりました
    ×休まさせていただきます→〇休ませていただきます
    ×ちょうだいいたします→〇ちょうだいいたします
    ×拝見いたします

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    2024年09月28日
  • 日本語の奇跡―〈アイウエオ〉と〈いろは〉の発明―

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    日本語の子音のルーツを知りたくて読んでみました。
    その点に関して言えば、芯を食った本ではなかったのですが、読んでいて、面白い本ではありました。

    ただ、内容の信憑性が今一つな印象を受けました。
    これまで積み上げられてきた学問的な知見に基づいての著述、というよりは、「自分はこう考えます」が目立つように見えたためです。
    また、「自分はこう考えます」の論拠も希薄な印象を受けました。

    その一方で、過去の研究者による研究の内容については、信用してもよいように思いました。

    とりあえず、現在使用されている五十音図が、思っていた以上に新しいものであること(学校教育現場では、戦後になって使われ始めたこと)は

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    2024年08月31日
  • 語彙力がないまま社会人になってしまった人へ

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    語彙力というので、敬語の話やビジネスマナー的な(表層的な)内容かな、と思ったが、もっと言葉の語源に迫るような内容で良かった。呉音と漢音とか。
    知らない内容も結構あったので、忘れた頃に再度触れたい。

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    2024年06月06日
  • じつは伝わっていない日本語大図鑑

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    若者と年配者とのコミュニケーションギャップの話です。年配者は通じているつもりで話しているけど、若者はわからなくても会話を継続することに興味がないから聞き流している、というところが刺さりました。たしかに「出張が一泊延びたから足が出たでしょう」と言われても「はあ、そうっすねー」で終わる気がします。

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    2024年02月28日
  • 漢字で読み解く日本の神様

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    漢字を切り口に日本の神様について考える、という観点がこれまで無かったので新鮮に楽しめました!
    1柱あたり1〜2ページ、うち半分は漢字に関する解説で残りがエピソードという構成(神によっての差はある)なので、神話を体系立てて知りたいとかそもそも神自体を詳しく知りたいというのには向きません。
    ただ、エピソードも端的にまとまっているので、気になる神様を漢字・音の観点から探せるという面白さがあります。
    音と意味とで二通り持たせたりしているケースも少なくなく興味深かったです。

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    2023年10月08日
  • てんまる 日本語に革命をもたらした句読点

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    ネタバレ

    過去の小説や憲法の条文、果ては漫画の吹き出しにまで目を向けて「てん」と「まる」の使われ方やその背景に目を向けた一冊。小説の例はその作家の文体と関わるのでなかなか深入りが難しい。面白かったのは、漫画の世界では小学館の少年向け漫画以外、吹き出しにてんもまるもつけないのが業界の常識だという事。これは知らなかった。

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    2023年07月25日
  • ん―日本語最後の謎に挑む―

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    言語オタクの真骨頂の塊(褒めてます)。
    どこの世界でもこだわる人はホントに突き詰めるなあ。まさか「ん」で新書一冊語るとは。この一冊が書かれるために読まれた文書はどれくらいになるんだろう。

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    2023年07月05日
  • 自分一人で学び、極める。

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    『人生は独学でランクアップ出来る』
    学びは独学でも問題ない!と納得出来る素晴らしい内容でした。
    これからの人生は基本的には独学で学び楽しみたいと思います。もちろん人に教えてもらう良さもあるけど、それは時々で良いと思いました。
    読書を趣味にしようと思えたきっかけの本になりました。とても内容がわかりやすく頭に残るフレーズが多かったです。人生を変える1冊になりました。

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    2023年06月18日
  • 世界一役に立つ 図解 論語の本

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    論語を読んでみたいけど難しそう、理解できるか自信がない…そんな人に向いている論語の本。

    ピックアップされたら論語の簡易訳とその解釈例、そして図解されたものがありより身近に読める本でした。

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    2023年06月04日
  • 13歳からの読解力 正しく読み解き、自分の頭で考えるための勉強法

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    ページ数は少ないが要点がまとめられている。
    文書をながれでつかむ、接続詞に注目、音読などの読む事。メモをして批評する事などの書く事。
    多数派に呑まれない知力。アイデアは組み合わせ。
    正しく伝える能力。などなど。
    デンデンムシの話はカタカナで読みにくいけど本書のテーマが伝わっていると思う。(原作は新美南吉)

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    2023年03月12日
  • 文豪の凄い語彙力

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    知らない言葉をたくさん知れる。しかも漢字の成り立ちから解説しているので分かりやすいし、より理解が深まる。私は生中(なまなか)な理解しかしていないかもしれないが、人のため臆面(おくめん)もなくレビューを書いている。紹介されている言葉は普段使いの言葉ではない。日常生活で使うと、相手からは「どういう意味?」って返されそうだ。とはいえ、的皪(てきれき)や秀雅(しゅうが)、厚誼(こうぎ)、寛解(かんかい)、起居(ききょ)、蒼惶(そうこう)、慨嘆(がいたん)などはどこかで使ってみたいと僭越ながら思うのである。さくっと読めて言葉の理解を深められる本である。

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    2022年12月15日