あらすじ
もしかしたら読解力がないのかも……? こんな不安は本書が解決します。文献学を研究する著者は、古今東西、日本語、英語、フランス語、中国語などさまざまな言語で書かれた数十万冊もの書籍を読み解いてきた、まさに「読解のスペシャリスト」。そもそも「読解力」とはなんでしょう? 著者は、「読解力」とは「読む力」「書く力」「考える力」「伝える力」の総合力だといいます。なんだか難しそうだと感じた人も安心してください。本書では、著者自身の豊富な経験のなかから、中学生のうちに知っておきたかったと思える、基本的な考え方や、現在も役に立っている習慣だけを厳選してコンパクトにまとめました。同じ文章を読んで、より多くのことを学び、また発想することができる人と、そうでない人の違いはどこにあるのか? 本書を読めばその秘密がわかります。一生ものの読解力を10代のうちに身につけよう! もちろん、大人のあなたにもすぐに役立つ内容が満載。
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Posted by ブクログ
読解力とは、読む力、書く力、考える力、伝える力の総合力である。
大切なことは量ではなく、溢れる言葉とどう向き合うか。
非常にわかりやすくまとめてある一冊だった。
Posted by ブクログ
子どもに読んでもらいたくて購入。まず親が読んでおこうと考え拝読。自分が出来ていないことは子にも教えられない。自由になるためのスキルをもう一度見つめ直す機会となった。
Posted by ブクログ
ページ数は少ないが要点がまとめられている。
文書をながれでつかむ、接続詞に注目、音読などの読む事。メモをして批評する事などの書く事。
多数派に呑まれない知力。アイデアは組み合わせ。
正しく伝える能力。などなど。
デンデンムシの話はカタカナで読みにくいけど本書のテーマが伝わっていると思う。(原作は新美南吉)
Posted by ブクログ
文字通り読解力を身につけたくて読んでみた。
十三歳からということで、わかりやすく実践しやすいことだらけだった。
気になるところは「書く力」「考える力」「伝える力」
どれも身につけたい。
意識したいこと
「メモ」をたくさんとる。
「なんのために?」をいつも気にする。
伝えるために人の話を正しく聞く。
Posted by ブクログ
・「わかったつもり」というのは別の言い方をすれば、「自分で自分をだましていいように読んでしまう」こと
・事実かどうかだけで読み取れない事もある
・メモこそが創造力を生み出し文章を組み立てる「核」
・「ツッコミ」を入れる事で自分なりの真実が見えてくる
Posted by ブクログ
13歳からの..と謳っているだけあり、非常に読みやすく分かりやすかった。学級文庫や我が子が年頃になったら読んでほしい。
大人のわたしにも参考にしたいことがあった。
今まで読んできた本にも同じようなニュアンスで書いてあったが、この本にもある「本は人」ということはこれからの子どもたちへ伝えたいな。
Posted by ブクログ
読解力を身につけるにはどうするんだろうなぁ、と軽い気持ちで読み始めたこの本。
日本人の読解力の低下が叫ばれる中、どのようにして読解力を伸ばしていくか
ということが、そもそも読解力って何か?てことから書かれています。
「デンデンムシノカナシミ」という話しを例に挙げて考えさせるのは面白いなと感じましたが、これを読める13歳はそもそも読解力がすでにあるのでは…?なんて思ってしまいました。
考えさせる部分や、漢語なども入ってきているので、13歳って書いてあるし読んでみよって軽い気持ちで本を手に取った国語の苦手な13歳にとっては、結構ハードルの高い本ではないかな、なんて感じつつ読み進めました。
本が好きな10歳以上の子が読んだら刺激になっていいのかもしれないですね。、
Posted by ブクログ
読解力に大切なことは何だと思いますか?
溢れる言葉に対して目的をもって向き合うことです。そして、物事の本質を見抜く力が鍛えられます。
また、量は質に勝るものです。たくさん本を読んで、速読でいいものと熟読しなければいけないものを分別することも必要です。
読解力や本質を見抜く力は一生使えます、勉強の理解が深まります。知識と知識が結びつき教養が養れます。人生の羅針盤になります。誰にでもお勧めの本です。
Posted by ブクログ
「なんのために?」をいつも考える。
会話がうまくいかないと感じるときの原因のほとんどは、「相手の話をしっかり聞けてないこと」→まず、相手があなたに伝えたいことはなんなのかに注意を向ける❗️
意識したいと、思います。
Posted by ブクログ
テーマとしては興味深いのですが『読解力を伸ばす必要のある13歳くらいの子が、読解力を伸ばすために本書を手に取るか?』というと、なかなか難しい気がします。
本嫌いの子にはちょっとハードルが高い感じがするし、そもそもこの本を読んで、著者の伝えたいことが汲み取れるくらいならば、すでにそのそこの読解力があるとも言えそうだし…。
誤解無きように書くならば、読んでみると面白いし、ブックデザインなんかも丁寧に作られているなという印象です。なるほどなぁと思わされる部分もいっぱいあります。
ただ「扱うテーマと、本書との関係はなかなか一筋縄ではいかないなあ」と感じます。
話し言葉で同じ内容を聞くと、もっとぐっと言葉が入ってきそうな気がします。