あらすじ
知られざる名前の由来から
諸願成就の神様の個性を解き明かす
「超訳ミステリー神話」!
「神」という字はそもそも、祖先を祀る祭壇の形を表す「示」と、稲妻が伸びる形を描いた「申」を組み合わせて作られた文字です。すなわち、「神」とは稲妻のように不可知な自然の力や人智では把握できない尊ぶべき力のことです。
このように古来から名は体を表し、そして名付け親の願いや望みを映し出す特別な意味を持って生まれてきました。だからこそ、神様の名前に使われている漢字の意味や成り立ちを読み解くことで、神様たちの本当の姿が見えてくるのです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
漢字を切り口に日本の神様について考える、という観点がこれまで無かったので新鮮に楽しめました!
1柱あたり1〜2ページ、うち半分は漢字に関する解説で残りがエピソードという構成(神によっての差はある)なので、神話を体系立てて知りたいとかそもそも神自体を詳しく知りたいというのには向きません。
ただ、エピソードも端的にまとまっているので、気になる神様を漢字・音の観点から探せるという面白さがあります。
音と意味とで二通り持たせたりしているケースも少なくなく興味深かったです。
Posted by ブクログ
もう少し体系的に日本の神様について学べると思っていたのですが、思った以上にバラバラな印象でした。
その一方で、(当然のことかもしれませんが、)神様(の名前)が違っても、同じ漢字が使われていれば、その漢字は同じ説明なので、深みを感じませんでした。
ただ、八百万の神々、という神様の捉え方は、個人的に好きです。
また、それぞれの神様の生まれや育ちや役割が違う点も、多様な生物が生息する日本らしい神様の在り方だと思います。