山口謠司のレビュー一覧
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【目的】
思考の言語化力を養う方法を知るために読んだ。
【内容】
⚫︎相手の立場に立って話す。
物事を伝えるためには相手の立場に立って話さないと伝わらない。例えば自分と相手との前提知識が異なる場合、そのことを考慮して話す必要がある。
また、相手の感情に関して言えば、相手の立場に立って考えるためには読書が良い。主人公の立場になって物語を読み進めていく経験は現実世界で相手の立場を考える際に役に立つ。
また、5W1Hを交えて話す。
状況を説明することで相手がイメージしやすいようにする。
⚫︎思い、考えたことを40字にまとめる。
思ったことをすぐに文章にすることで、言語化力を鍛える。自分が考えたこと -
Posted by ブクログ
読解力を身につけるにはどうするんだろうなぁ、と軽い気持ちで読み始めたこの本。
日本人の読解力の低下が叫ばれる中、どのようにして読解力を伸ばしていくか
ということが、そもそも読解力って何か?てことから書かれています。
「デンデンムシノカナシミ」という話しを例に挙げて考えさせるのは面白いなと感じましたが、これを読める13歳はそもそも読解力がすでにあるのでは…?なんて思ってしまいました。
考えさせる部分や、漢語なども入ってきているので、13歳って書いてあるし読んでみよって軽い気持ちで本を手に取った国語の苦手な13歳にとっては、結構ハードルの高い本ではないかな、なんて感じつつ読み進めました。
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Posted by ブクログ
ネタバレ<目次>
序章 「ひらがな」と「かたかな」
第1章 国家とは言葉である
第2章 淵源としてのサンスクリット語
第3章 万葉仮名の独創性
第4章 『万葉集』が読めなくなってしまった
第5章 空海が唐で学んできたこと
第6章 「いろは」の誕生
第7章 仮名はいかにして生まれたのか
第8章 明覚、加賀で五十音図を発明する
第9章 藤原定家と仮名遣い
第10章 さすが、宣長!
終章 素晴らしい日本語の世界
<内容>
日本語の表記の話。ルーツはサンスクリット語にあり、「いろは」から「あいうえお」になっていったのもそこにつながるという。小冊子なので、”ゐ””ゑ””を”の消えて -
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テーマとしては興味深いのですが『読解力を伸ばす必要のある13歳くらいの子が、読解力を伸ばすために本書を手に取るか?』というと、なかなか難しい気がします。
本嫌いの子にはちょっとハードルが高い感じがするし、そもそもこの本を読んで、著者の伝えたいことが汲み取れるくらいならば、すでにそのそこの読解力があるとも言えそうだし…。
誤解無きように書くならば、読んでみると面白いし、ブックデザインなんかも丁寧に作られているなという印象です。なるほどなぁと思わされる部分もいっぱいあります。
ただ「扱うテーマと、本書との関係はなかなか一筋縄ではいかないなあ」と感じます。
話し言葉で同じ内容を聞くと、もっとぐ -
Posted by ブクログ
とにかく短く書くこと
「ということ」「の方」「かどうか」「のような」
などは不要
不必要な接続詞はないか
婉曲な表現をやめる
・かもしれない
・といわれている
・のようだ
・らしい
・と考えられる
逃げをやめる
・原則として
・基本的に
・一般的に
・ふつう、通常
ネガティヴ→ポジティブ
・会議が終わるまで参加できません→会議が終わったら参加します
語彙力は大事
・地震や振る舞い→恭司
・うっかりど忘れ→失念
・とても優れていた→圧巻
日本語?英語?
・計画を変更→リスケ
・フレキシブルに→柔軟に
・コンセンサス→合意
・マイルストーン→標識 -
Posted by ブクログ
先日読んだ、『文豪たちの悪口本』では様々な『悪口』が掲載されているだけだったが、こちらは著者の解説がしっかりと書かれているのでよりその背景…文豪たちの人間関係、人生や生活などが分かって興味深い。ただ『悪態』というほど『悪態』っぷりはなく、その点では『悪口本』よりはおとなしい。
『悪口本』で疑問だった、永井荷風と菊池寛の険悪な関係がこの本で分かったのも収穫の一つ。
なるほど、結局のところ価値観の違い、考え方の違い、性格の不一致と言ったところか。要は徹底的に相性が悪い二人だったのだ。
しかし荷風先生、いくら嫌いな菊池寛だからといって名前を間違えるのは良くない。誰だって自分の名前を書き間違えられる -
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