井上のきあのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
物語は真っ直ぐには展開してはくれない。
蔵の着物の謎解きを軸にして
物語は末広がりに紡がれ始め
野々宮家の兄妹や慧に繋がる人たちが
紡がれた羅紗の綾模様のように現れては消える。
作者はどこまでの広がりを
この物語に用意しているのだろうか。
心地よさに読み続けてきた物語の色合いが
玉虫の羽のように 光と影の中で変化してゆく。
深い。底知れぬ深さに
今さらながらに身震いがとまらない。
話は変わるが。
野々宮家で3人が交代で作る夕食が興味深い。
季節の野菜の彩りだけでなく その下処理や
調理法まで 食べることへの敬意と造詣を
感じさせる。間違いなく美味しいだろう。
下鴨アンティ -
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シリーズ第七弾。
横浜山手にあるクラシカルホテル〈猫番館〉を舞台にした、ハートウォーミングストーリー。
今回は「師弟(上司部下)」がテーマだった印象です。
・〈猫番館〉で開催予定のブライダルフェアで、ドレスデザインを担当する、デザイナーの聖子さんとその娘で新人デザイナーの花帆さんの母娘(一泊目)
・〈猫番館〉でフロント業務のアルバイトをしている大学生の梅原君と、彼に仕事の指導をしながら温かく見守るコンシェルジュの要&支配人の岡島さん(二泊目)
・〈猫番館〉の料理長・隼介と彼の師匠で、軽井沢のプチホテル〈ポム・ヴィラージュ〉のオーナー兼料理人の片桐さん(三泊目)
・主人公・紗良と彼女の師匠 -
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シリーズ第六弾。
横浜山手の洋館ホテル・〈猫番館〉を舞台にしたハートウォーミングストーリー。
今回は「夫婦(カップル)」がテーマだった印象でした。
以前紗良が働いていた〈和久井ベーカリー〉のお客だった、女優の絵里さんと夫・翼さんの新婚夫婦(一泊目)
30回目の結婚記念日を迎える支配人の岡島さんと妻・翠さん(二泊目)
最愛の妻・千鶴子さんを亡くした哀しみを抱えている常連客の柏木さん(三泊目)
〈猫番館〉で開催予定のブライダルフェアの担当者・円香さんと恋人の修司さん(四泊目)
・・というそれぞれ事情の異なるカップルの心温まる物語が描かれていて、いつもに増してラブ多めな巻でした。
勿論“看板 -
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シリーズ第五弾。
『ゆきうさぎのお品書き』とのリンクを理解する為、一旦『猫番館』を中断して『ゆきうさぎ』を読んでいたのですが、無事『ゆきうさぎ』シリーズを読破しましたので『猫番館』に戻ってまいりました~。
さて、今回のテーマは「友」という印象でしたね。
主人公・紗良と元ルームメイトの愛美(一泊目)
パティシエ・誠とオーナー宗一郎(二泊目)
事務員・泉と友人・ありさ(三泊目)
コンシェルジュ・要と大学の友人・青柳(四泊目)
そして・・〈猫番館〉の“看板猫”、メインクーンのマダムと三毛猫・瑠璃(表紙の美しいステンドグラスの前の二匹の猫がそうですよね♪)
"パンスキー"の