井上のきあのレビュー一覧

  • 下鴨アンティーク アリスと紫式部

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    そこはかとなくダークな烏姫とはだいぶ雰囲気が違うけど、詰め込まれ過ぎておらずふわふわと軽い、でも柔らかく整っていて居心地のいい文章がとてもとても好み。読んでいると気持ちが整うような感覚がある。
    登場人物がそれぞれ適度ないい距離感にいるのもストレスが少ない。ほんとに好き。
    かなり長いシリーズのようなので先々も楽しみです。

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    2021年04月26日
  • ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人4

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    プロローグに、将来を誓いあった人がいます?!えっ?3巻読むの忘れていた?と思ったら違いました、、、要さんの心を悩ましているのは誰なのか?ひょっとするといとこ?などなど。今回もおもしろかったです。あと、ゆきうさぎネタも嬉しい。

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    2021年04月24日
  • 新釈 グリム童話 ―めでたし、めでたし?―

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    短編集ひとつめの「なくしものの名前」が、日差しや風に翻る布のきらめき、瑞々しい草木に遠く聞こえる喧騒が本当に感じられるようで好きになりました。
    元のお話は知っていたので、比較的マイナーで難しそうなところをどう調理するのか怖々読みはじめましたが、現代の若い女性の悩みに上手くアレンジされていました。
    グリム童話アレンジの短編の中のひとつのお話ですが、もっと続きが読みたいです。

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    2021年02月08日
  • ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人2

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    猫番街ホテルにパン職人として勤める沙羅いろんな人が事情を抱えた人たちがホテルに来て巡り合うその1人の従業員も事情を抱えこのホテルに来てやがてここの職員となった

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    2021年01月19日
  • ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人3

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    面白くって一気読みした(o´艸`)
    3巻目は、紗良(主人公・パン職人)にライバル登場!
    それから『ゆきうさぎのお品書き』に登場する雪村さんのお祖母様・葉月さんが出演。

    そう、面白かったのだけど、ひとつ気になったことが。

    3話目でイベントのために雇ったマジシャンがちらっと登場する。
    でも、そのマジシャンには4話目で出演を依頼していて…
    順序が逆じゃないかなと気になりました。

    そういう細かいとこも気になったので、面白かったけど、星一つ減らして3個にしました。

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    2021年01月06日
  • ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人3

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    ネタバレ

    紗良を妬む元同級生が猫番館にやってきて、より能力の高い方が選ばれるべきだと、専属パン職人の座を狙う。料理長のことだから、何か他に雇った理由があるはずだとは思ったが、その先のことまで考えていたとは。
    薔薇酵母で作ったパンは薔薇の香りがするらしいが、以前、薔薇の香りがするゼリーを頂いたが口に合わず、未だに冷蔵庫に居座り続けているので、個人的には合わない…が、一度くらいは食べてみたいかも。
    でも、猫番館には合いそう。

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    2020年11月08日
  • ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人3

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    秋葉も言われてすぐに修正できるところが素直。たしかに、仕事をする上でとても重要なことかなと思いました。
    最後の紗良の着物が青というのがちょっと意外、赤の振り袖なのかなと思ったけど。

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    2020年10月21日
  • ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人2

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    ネタバレ

    紗良がホテルに勤め始めて3ヶ月。今回の主役はお客様(という印象)。
    パンは食べないと言う人気小説家。
    スイートルームで過ごした贅沢な時間が猫番館に就職したきっかけとなったベル・スタッフの小夏。
    パティシエの誠の元婚約者特別ディナーをリクエストしたやり手の女性実業家。
    ウェディングパーティーを依頼した要の同級生と恩師。
    心づくしのおもてなしがとても良い。
    こういう贅沢に憧れる。

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    2020年09月05日
  • 下鴨アンティーク 白鳥と紫式部

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    シリーズ第七弾。

    本編完結という事で、蔵にある着物もついに最後の一枚に・・。
    その“いわく”は、まさにシリーズの原点ともいえる話で、野々宮家の女性として受け継いだ鹿乃が、慧と共に素晴らしい未来を歩んで行って頂きたいです。
    そして、良鷹兄さんメインの第三話「白鳥と紫式部」は、ちょいとサスペンスちっくな仕上がりになっています。幸ちゃんが健気で可愛いくて、これからは良鷹兄さん→”良鷹父さん”と微笑ましく幸せいっぱいに暮らしてほしいです。
    あとがきの後のショートストーリーも、ほっこりする素敵なオマケですね。

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    2020年07月08日
  • 下鴨アンティーク アリスと紫式部

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    少女マンガのような雰囲気でさくさく読めるので、軽めの読書をしたい人向けかな。

    京都に住んでいたことがあるので地名を見ると、「あー、あの辺りかな。」と想像できて楽しかった。

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    2020年06月07日
  • 下鴨アンティーク 暁の恋

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    シリーズ第六弾。

    ぎくしゃくしてしてしまっていた鹿乃と慧ですが、“鹿乃応援団”とでも呼びたくなるような、周りの人々の後押しもあり(着物エピソードも鹿乃を後押しするような話でしたね)、ようやくお互いの想いを確かめ合う事ができて何よりです。
    そして、今回の“サイドストーリー枠”、第四話「羊は二度駆ける」は、個人的にお気に入りの良鷹&真帆でした。
    良鷹メインの話はダークになりがちなのかな。でも悪くないです。
    それにしても、この巻の良鷹兄さんは、本編部分も含めていつになく動きましたね。妹への愛ゆえなのでしょうが、お疲れ様でした。

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    2020年05月20日
  • 下鴨アンティーク 雪花の約束

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    シリーズ第五弾。

    前巻同様、「ここで切るか・・。」という絶妙な盛り上がりどころで次巻へ続く本編。
    何だか、春野君が徐々にサイコな人になってきている気がします。悪い人ではないのでしょうが、鹿乃をお茶会に誘う為の嘘とか、“怖っ”という感じです。さすがに慧に叱られて謝っていましたけど。
    で、今後の展開は慧の覚悟にかかっているのですが、自己否定感が強い上に、社会人男性が女子高生と云々とか、世間からどう思われるのかも含めて色々と逡巡してしまう気持ちも解ります。
    鹿乃の真っ直ぐな想いは受け入れてもらえるのでしょうか。次巻に期待です。
    そして、“サイドストーリー枠”の第四話「子犬と魔女のワルツ」は鹿乃が幼

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    2020年05月17日
  • 下鴨アンティーク 神無月のマイ・フェア・レディ

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    シリーズ第四弾。

    今回は、鹿乃の両親の話や、慧の過去が明らかになる話が収録。
    慧を想う鹿乃ですが、少年時代のキツイ経験があるだけに、慧の自己否定感はかなり根深いものがありそうです。
    そんな二人に揺さぶりをかけてくる春野君がついに動いて・・。どうする、どうなる!というところで本篇は次巻に続く感じです。
    第四話「兎のおつかい」は、鹿乃の曾祖父母の素敵なエピソード話で、ホッと一息。

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    2020年05月09日
  • 下鴨アンティーク 祖母の恋文

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    シリーズ第三弾。

    前巻では、鹿乃の友人・奈緒関連の話がありましたが、今回は梨々子に絡む話が収録(「金魚が空を飛ぶ頃に」)。
    こうゆう群像劇っぽいのは(メインの視点がとぶという見方もあるかもしれませんが)、私は嫌いじゃないですね。登場人物一人一人に物語があり、それを知ることで魅力が増すってもんです。
    そして、何だか危険人物っぽくなってきている春野君。鹿乃、狙われていますよ!今後の彼の動きに注目です。
    第四話「真夜中のカンパニュラ」は背景が哀しく残酷で、読んでて重くなりましたが、良鷹&真帆のコンビは好きなのでこの二人メインの話はこれからもお願いしたいところです。

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    2020年05月07日
  • 下鴨アンティーク 回転木馬とレモンパイ

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    シリーズ第二弾。

    鹿乃と慧だけでなく、各話に登場する男女キャラのやり取りが、表題の“レモンパイ”の如し甘酸っぱさで、ついニヤニヤしてしまいます。
    アンティーク着物にまつわる謎は(第四話は着物ではなく、オルゴールを巡る話ですが)、今回もどれも切なく、そして人を想う心の美しさが伝わってきます。
    鹿乃の着物コーディネートが素敵なのも、この作品の魅力なのですが、第四話で鹿乃が真帆さんに、ちゃっちゃと着付けしていく姿はプロですか!という感じ(良鷹兄さんの見立てもさすがです)。料理も上手だし、若いのに大したもんです。
    因みに、前作で消えてしまったと思っていた猫の“白露”がまた登場してくれているのが、何気

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    2020年05月04日
  • 下鴨アンティーク アリスと紫式部

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    vol 2
    
    下鴨アンティーク ~アリスと紫式部~
    白川 紺子さん
    
    "下鴨"という聞き慣れた地名が目に止まって読んでみた。セリフが京都弁でうちに馴染みやすくて物語がすんなり入ってきた。主人公が同い年なのもまた読みやすい。着物の知識や古典文学、文化史どれも自分の興味にピッタリで難しくても楽しんで読める作品。でてくる謎も不思議やけどそこに詰まっている恨み、嫉妬、感謝、心配、憧れ、愛、いろんな感情が読みとれて面白い。まだ何冊か続いてるみたいやから読んでみる。
    

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    2020年01月31日
  • 下鴨アンティーク 暁の恋

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    鹿乃と彗の気持ちが片方が近づいたと思ったら、もう一方が離れていって…
    とずっとヤキモキさせられた。

    和泉式部は情熱的な歌を読んでいたんだと発見した。

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    2019年09月24日
  • 下鴨アンティーク アリスと紫式部

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    亡くなった祖母が保管していた着物は曰く付きで、柄が知らぬ間に変わったり、すすり泣きが聞こえてきたりする。
    孫の鹿乃と兄たちが、着物に込められた気持ちを読み解き、その気持ちを晴らしていく。
    謎解きには、俳句や源氏物語などの古典も関連していて、勉強になった。

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    2019年09月16日
  • 下鴨アンティーク アリスと紫式部

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    おもしろかったけどアンティークミステリときいていたのでミステリじゃなくてファンタジーだったから少々ショックでした。出町ふたばうまいよね。

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    2019年04月14日
  • 下鴨アンティーク アリスの宝箱

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    不思議な着物シリーズ最終巻。
    今作は、前作までと違い鹿乃が主人公の話だけではなく、良鷹や幸、春野など色々な人が主人公の短編集。
    霊的な不思議な体験をして、鹿乃と同じように謎を解いて解決していく。
    主人公はそれぞれでも、一冊を通して良鷹がだんだん幸の父親らしくなってきているのがわかる。
    これで終わりなのは残念。
    もっと続いて欲しかった。

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    2019年03月21日