井上のきあのレビュー一覧

  • 下鴨アンティーク 白鳥と紫式部

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    着物に遺された、あなたへの想い。

    直接は言えなくても、遺された想いがある。祖母から受け継いだいわくつきの着物も残りわずか。鹿乃の成長も見える巻。慧は父親のことや鹿乃への想いが一段落して、すごく余裕がある感じになった。何気に兄の良鷹がフィーチャーされている巻でもある。

    「雛の鈴」着物に託した母の想い。わかっていても言えなかったこと。知っていたけれど、知らないふりをした愛情。着物の謎を解くということは、誰かの個人的な領域に踏み込むことでもあり、今回のように拒絶する人もいる。うまく落ち着いてよかった。鹿乃の一生懸命さが人を動かした、というところ。

    「散りて咲くもの」最後の一枚は、野々宮家の人が

    0
    2018年12月17日
  • 下鴨アンティーク アリスと紫式部

    Posted by ブクログ

    着物の謎と美しい洋館、そこに暮らす美しい兄妹、そして
    居候の兄の友人、美男美女が織り成す恋と着物と京都下鴨
    ただだだ雅!

    0
    2018年12月13日
  • 下鴨アンティーク 白鳥と紫式部

    Posted by ブクログ

    シリーズ7弾。
    今作は、蔵の中にある不思議な着物の謎を全て解き明かす最終回です。
    最後の着物は、鹿乃の身内で先祖である人のもの。
    野々宮家に関わる着物で、それぞれ未来に受け継ぐものが明かされます。
    最終回にふさわしい終わり方で、よかったと思います。

    本編は終わり、番外編が載っています。
    番外編は鹿乃より、良鷹の方の話がメインです。
    あとがきの後にも、短編が載っているので、読み忘れに注意。

    0
    2018年10月21日
  • 下鴨アンティーク 暁の恋

    Posted by ブクログ

    やっと話が進展して彗と鹿乃がむすばれました!
    ちょっと彗は情け無い気もするけど、それだけ
    鹿乃をすきなですね。

    0
    2018年10月17日
  • 下鴨アンティーク 回転木馬とレモンパイ

    Posted by ブクログ

    冒頭から春の花が香るみたいに華やかな描写で、うっとりしながら早々に引き込まれた。でも段々減速してしまったのは、多分、わたしの問題かなあと思う…。もっと受け取れる万全の状態で読みたかった…。一巻同様アンティーク着物の描写がとても素敵。献立が楽しかったし、レモンパイも美味しそう!鹿乃が柔らかくてまあるい方言と雰囲気ですごく可愛い。もっと出番が多くても良かった。ずっと見ていたかった。

    0
    2018年10月17日
  • 下鴨アンティーク 暁の恋

    Posted by ブクログ

    鹿乃の告白後の二人に本当は相愛なのがわかり切っている分やきもきする一方で、それぞれの気持ちを思うと途端に切なくもなる。すれ違いがもどかしくて、着地にはご馳走様と笑いたくなった。外野が春野まで含め温かい。良鷹と祟る鳥はちょっと不気味で新鮮。着物と食いしん坊さが安定の華やぎ。よく太らないなあと毎度過る。

    0
    2018年10月13日
  • 下鴨アンティーク 神無月のマイ・フェア・レディ

    Posted by ブクログ

    クラスメイトに疎まれても囚われないたっぷりした水分に満たされカサつかない鹿乃に惹かれる。鹿乃や慧の両親の話も交えつつ具体的な物語よりおっとりさや料理や柔らかい雰囲気ばかり楽しんでしまう。いつまでも子供でいられないような恋の動きにざわざわした。鹿乃の曾祖父母の話の昔の空気と微笑ましい恋模様が良かった。

    0
    2018年10月10日
  • 下鴨アンティーク 祖母の恋文

    Posted by ブクログ

    アンティーク着物や帯留めが華やかで、お料理やお菓子が鮮やかで、関西弁が柔らか。安心して楽しめるすきなシリーズ。今回も堪能した。鹿乃と兄の良鷹と居候の慧の三人暮らしや、動揺して再びお菓子の家を作る慧やパラパラ漫画の鹿乃と慧のやり取り等が微笑ましくて可愛らしい。涼しげで瑞々しい夏の情景が心地好かった。

    0
    2018年10月09日
  • 下鴨アンティーク 白鳥と紫式部

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    下鴨アンティーク、最終巻。

    ラスト一枚となった野々宮家の蔵の不思議な着物。
    持ち主は野々宮家の女性。
    彼女は神隠しにあったと話した祖母の意図を理解するうちに、巫女の家系として連面と続いていた野々宮家の不思議な力を知り、継承して次へ繋げようと決意する。

    そんな合間合間に繰り広げられる慧との初々しいやりとりとか、良鷹の地味~な邪魔(笑)
    今までは重い事情も多かったけど、ラストはスッキリ終わった感じがする。

    ラストはそんな鹿乃が一人立ち?して初めての出来事。
    良鷹の中学の同級生から届いた突然の荷物。
    不思議な藤色の着物から始まる。

    結果、依頼主の子供を引き取ることになった良鷹。家族が亡くなっ

    0
    2018年09月24日
  • 下鴨アンティーク 白鳥と紫式部

    Posted by ブクログ

    下鴨アンティークシリーズ第7弾。本編はこれが最終巻。
    主人公鹿乃と慧の話よりも鹿乃の兄の良鷹の再生の話が中心な様な。もう少し鹿乃と慧のその後を見たかったな。

    0
    2018年09月19日
  • 下鴨アンティーク 祖母の恋文

    Posted by ブクログ

    鹿野の話より義鷹の話の謎の方が物悲しか印象深く
    面白かった。
    義鷹はクズだけどロマンチストでギャップがあって
    好き!

    0
    2018年08月11日
  • 下鴨アンティーク 白鳥と紫式部

    Posted by ブクログ

    ついに最終巻、彗との関係も落ち着き最後の着物の謎を解く。この回が一番ミステリーかも。
    ちょっと最後は鹿乃と彗のイチャイチャはかなり薄いので
    少し不満だが、良隆のクールながらも暖かな人柄が
    感じられる巻だった。この洋館はとにかく美男美女が
    美しく暮らす雅なおやしきなのである。

    0
    2018年07月31日
  • 新釈 グリム童話 ―めでたし、めでたし?―

    Posted by ブクログ

    六編のグリム童話を下敷きにした物語。
    トップバッターは、谷瑞恵の『ルンペルシュティルツヒェン』。
    海外ドラマ、「Once Upon a Time」で知った、ルンペルシュティルツキン。
    シーズンを重ねて、私はだいぶ馴染みになったが、日本ではそこまでメジャーな主人公ではないかも。
    しかしあえて彼を選ぶことで、新鮮さがあってよかった。
    彼が紡ぐと言う、金の糸の先に美しい未来が見え、読後がよかった。

    『二十年』は『カエルの王様』がモチーフ。
    これは、ホラーだ......。
    特に、容姿に自信のある女性にとっては。
    いや、一人で生きていくと言う覚悟があれば、あるいは、それを楽しめれば、美の呪いなど恐るる

    0
    2018年06月16日
  • 下鴨アンティーク アリスの宝箱

    Posted by ブクログ

    曰く付き着物シリーズ最終巻。
    好きなシリーズが終わってしまうのは本当に寂しい。
    最終巻という事で特別版のような感に。
    これはこれで良かったんだけど、鹿乃達が活躍する長編がじっくり読みたかったよぅ。

    0
    2018年06月06日
  • 下鴨アンティーク アリスと紫式部

    Posted by ブクログ

    着物にまつわる謎を解く物語は楽しかったのですが、青春が詰まっているような作品で、おじさんにはちょっと若さが眩しかったかな。

    0
    2018年06月01日
  • 下鴨アンティーク 回転木馬とレモンパイ

    Posted by ブクログ

    1巻で、完全に惚れたのは由鷹と春野だけだったわけですが(あとおじいちゃんはズルイと思いました)、2巻では誓一というキャラも出てきて、うはうはでした。
    由鷹推しとしては、彼の内面が垣間見られる回転木馬とレモンパイが読めたのも、またそのお話がただのハートフルストーリーで終わらなかったのも嬉しい。

    女性キャラが…苦手です。鹿乃も若干苦手なのですが、今回一番辟易してしまったのは、真帆。
    あああ、妹と同じくらい小さくて、しっかりした性格なのにどこか抜けてて、服装にも無頓着だけど身なりを整えたら結構垢抜けるタイプで、由鷹にあてがうみたいに出てきたな〜なんて思ってしまい、そういう思考にも辟易しました。

    0
    2018年05月29日
  • 下鴨アンティーク 雪花の約束

    Posted by ブクログ

    内容(「BOOK」データベースより)
    京都、下鴨―。ある日、野々宮家を、見知らぬ男性が訪ねてきた。知人の女性を探しているという。聞けば、その女性の祖母が、鹿乃の祖母に着物を預けていたそうだ。鹿乃が蔵から取り出したその着物には、斜めに横切るように鮮やかな赤い糸が描かれていた。ところが、まばたきする間に、その糸は切れてしまい…?古い物に宿る想いをひもとく、温かな人情譚。

    0
    2018年05月20日
  • 下鴨アンティーク 祖母の恋文

    Posted by ブクログ

    内容(「BOOK」データベースより)
    蔵にある“いわくつき”の着物の管理を、亡き祖母から引き継いだ高校生の鹿乃。ある日、祖母が懇意にしていた骨董店の店主から、祖母が、祖父に宛てて書いたという恋文を渡されて…?一方、鹿乃の兄・良鷹は、野々宮家の別邸にこの時期だけ現れる、風鈴草の着物を着た女性について調べていたが…。京都、下鴨が舞台。古い物に宿る想いをひもとく、温かな人情譚。

    0
    2018年05月20日
  • 下鴨アンティーク 白鳥と紫式部

    Posted by ブクログ

    シリーズ最終巻、面白かったです。
    鹿乃と慧ちゃんも幸せそうだし、良鷹も心配でしたが、幸という、新たな家族も加わりました。
    最終話の、幸の不思議な力で白露の思いも知れて良かったです。
    彼らのこれからも、とても幸せに続いていったらいいなと思いました。
    番外編も楽しみにしています。

    0
    2018年05月12日
  • 下鴨アンティーク 白鳥と紫式部

    Posted by ブクログ

    終わってしまったー!
    まさかの良鷹の展開に驚き。
    真帆さんとはどうなったの??

    鹿乃も慧とらぶらぶな感じ良かった。

    スピンオフでも出て欲しいなぁ。

    期待。

    0
    2018年05月08日