井上のきあのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
シリーズ第2弾。
亡き祖母からアンティークの着物を譲り受け、その管理を任された高校生の鹿乃。
譲り受けた着物は全て曰く付きの不思議な着物で、普通に怪奇現象が起こる。
その怪奇現象をなんとも思わず、普通に謎を解いて解決しようとする短編連作は、若い子向けのライトノベル。
一巻と違い、和歌だけでなく、音楽や本の内容も絡んでの現象が起こる。
鹿乃だけでなく、兄のよしたかが解決する話もある。
人間関係の話は、一つのストーリーを進めるために、似た関係の2人を作ろうとしているように見え、ちょっと子供向けすぎて大人にはおかしい部分もあるが、まあ、その辺はティーンズ向けだか仕方ないと思う。 -
Posted by ブクログ
アンティークのお着物に残された、過去の持ち主の心残りを着物の柄などを手がかりにして解決してゆくファンタジー。最近の紹介文はすぐミステリという言葉を使いたがるが、ミステリと言うには謎解き要素の薄いものが多い。
これもその一つで、確かに着物の由縁や見立てを駆使して人の心を解くのだけれど、ミステリとはちょっと違う。和風の心理ファンタジーと名付けたほうが良い。
旧華族の野々宮家の令嬢鹿乃は、古美術商の兄と大学の准教授の青年とともに暮らす高校生。レトロな洋館に住み、祖母の遺したアンティーク着物を纏いながら、穏やかな日常を送っている。ところがここにある着物、どれも普通の着物ではなく「声」を発したり柄が -
ネタバレ 購入済み
返品したい
表紙と目次の中にある綺麗な柄に惹かれて買って愕然としました。他の本では当たり前すぎて端折られるような、丸とか星を描くだけの操作に、少し手ほどきしたものが延々と続きます。ダウンロードデータ無し。最後に参考になりそうな総まとめが出てきたと思ったら、すぐに最終ページ。少し可愛い柄は他のネタ本やネットに出ているものだったので残念としか言いようがない。表紙のかわいい金魚のような柄が有ればこんなに怒りもわかなかったのに。どうりで中身が見れないはずです。沢山参考書を買ってきたけど、一番がっかりした本です。
ただ、本当にIllustrator初めてで和の柄が好きな人には向いているのかもしれません。