井上のきあのレビュー一覧
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本編最終巻。これまでそんな風に感じた事はなかったのに、鹿乃の善良さの圧が…。しっかり者なのに幼い雰囲気な事も、これは以前から感じていたけれど、嫌いな訳じゃないのに気になり、両方共次第に慣れた。十歳児を囲む遺産相続に胸が苦しくなる。主要人物達はあんなに善良なのに。。温かい日々が始まりそうでほっとした。Posted by ブクログ
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簡単に一歩を踏み出した鹿乃のほのかで芯の強い好意が良い。相愛に気付かず頑なに気持ちを持て余す慧は切なくももどかしい。春野を苦手としながらも拒絶し切らない鹿乃には寄り添えず、でも春野の一方的さは彼目線を読んだら各自の好意として理解出来そうな気もした。高二良鷹と幼稚園児鹿乃の話が愛らしすぎて胸が苦しい。Posted by ブクログ
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シリーズ8
1話
幸の話
2話
春野の話
3話
千恵子お嬢様の紫陽花のブローチ
4話
芙二子さんのお母さんのお母さんお父さんの話
鈴、季秋 奇妙な話だがキュンキュン要素満載だ
5話
冬至の夜の慧ちゃんのちょっとした虎の話
6話
狐の嫁入り
幸 良鷹 弥生の話Posted by ブクログ -
鹿乃の両親、父方の曾祖父母の話も出て来て時代を行ったり来たり。慧くんの父親の話など、物語が一気に動き出した印象。今回も着物や季節、色の描写が秀逸で京都の魅力を感じることができます。Posted by ブクログ
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下鴨アンティークシリーズ第4弾。
今回は主人公鹿乃とその兄良鷹の両親や曽祖父母の話や、その2人の同居人 慧の親の話。
鹿乃と慧の距離もだんだん近づいて来てるが、ここに来て春野の存在感が大きくなり面白くなって来た。この先春野がどう関わってくるのかが楽しみです!Posted by ブクログ -
シリーズ第3弾。全4話。可愛くて微笑ましい話から悲しく切ない話までそれぞれがちがうテイストの話。どれも面白かったです。
特に1巻から登場はしていた大学生の春野君がここへ来て存在感を見せ始めた…と言うか、主人公の鹿乃にちょっかいを出し始めたのが気になる。Posted by ブクログ -
下鴨アンティークシリーズの第2弾。全4話。
全体的には主人公鹿乃の性格と京都弁もありほっこりした優しい雰囲気。話はそれぞれテイストが違って可愛らしいものもあれば、悲しい話もありました。悲惨な描写があろものも。
鹿乃と慧ちゃんの恋の行方も気になるのですが、鹿乃の兄の良鷹と骨董屋の娘の女子大生真帆の今後...続きを読むPosted by ブクログ -
本編終了後の番外編な今回でしたが、面白かったです。
最終巻で突然現れた幸ですが、彼女の持つ不思議なところをもっと知りたいとなりました。良鷹や鹿乃との関係もとても良いです。
今回はお化け系だけど優しいお話が多かったのも良かったです。昔の野々宮家のお話も、ひりっとしたところもありましたが良いお話でした。...続きを読むPosted by ブクログ -
お馴染みのキャラクターを縦糸に不思議な物語が紡ぎ出されています。中国の伝奇物語や日本の民俗学を織り込んだ美しく不思議なストーリー。
ライトノベルなのにユーモアや人情ドラマ的な部分は排除し、上流で上質な美しいあやかしの世界です。百鬼夜行抄を思い出しました。 -
装丁も好き、話の内容というか流れも好き、男性キャラがすごく好き、着物の話も興味深い。
のに、生理的に主人公と女性キャラが受け付けられないという私的に悲しいこのシリーズ。
それでも読んでしまうのは、やっぱり由鷹がすごくすごくすごく好きだから、かもしれません。
1巻でふらりと現れた春野くん、登場時から...続きを読むPosted by ブクログ -
いつもだったら手に取らないタイプの本ではあったのですが、アンティーク着物の単語に惹かれ。
短編がいくつか収録されている形なのが好きでした。
文章もきれいだし、ミステリも、短編なのにしっかりと練りこまれていて、出てくるゲストキャラたちもそれぞれに人間らしくて、決して毎回大円団にならないのも好きです。...続きを読むPosted by ブクログ -
これが本当の下鴨アンティーク最終巻の短編集。
大好きなシリーズだっただけに勿体なくて読めずにしばらく寝かしてました。
春野の話、鹿乃たちの高祖母の話もありますが、全体的に良鷹と幸の話だったように思いました。というか、今まで良鷹のそばに寄り添ってきた鹿乃の代わりに幸ちゃんがいて、鹿乃が頑張って工夫して...続きを読むPosted by ブクログ -
鹿乃の成長が目まぐるしい。
今回は良鷹と一緒に蔵の着物の謎に探る。
慧と無事上手いこといってよかった。
春野さん可哀想やったけど。
義理の兄妹の話よかったなぁ。
泣けた。Posted by ブクログ -
春野さんーー!!!
なんとなく気づいてはいたけども…。
これからどうなっていくのか楽しみ。
曾祖父と曾祖母のお話きゅんきゅんした。
うさぎは知ってたけど、蛙も月に住んでるのか…。
知らなかった。
早速次巻買ってこよ〜Posted by ブクログ -
シリーズ6
紅白の椿のきもの
前回の5巻の終わりに慧に告白した話の続きになっている。
正月用におせちを作っている所に桔梗の着物の時にあった雨森さんから見合い話の電話がかかってくる。おことわりするも、新年に花の展覧会に誘われて出向くと佐伯稜一を紹介される。
しかし、稜一は鹿乃の祖母に自分の大伯母が着...続きを読むPosted by ブクログ -
シリーズ5
赤い糸のきもの
運命の糸 婚約者に裏切られた祖母、同じく婚約者に裏切られた孫が鹿乃を訪ねてやってくるはずが、あらわれたのは幼馴染の竣太
真っ赤な紅葉のきもの
預けた着物を返してくださいと手紙がきて、着物を慧と届ける鹿乃
雪の結晶のきもの
林檎を沢山もらったからお茶会をしようと誘われ...続きを読むPosted by ブクログ -
くすぐったいような京都弁。鹿乃と慧の間に流れる甘い空気に、もぞもぞしながら、不思議な物語を読み進めました。最近ファンタジー系も読むので、ならではきたけれど、最初は、ん?ってなります。読み返してやっと理解するような。自分の常識の中だけで読んでしまうのが、まだまだ読む力の足りないところだと反省します。情...続きを読むPosted by ブクログ
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今回の巻は、鹿乃の両親や曾祖父母の若い頃のお話が入っていて、野々宮家のルーツのようなものを知れたようだった。
また慧の両親の話もあって、心苦しい場面もあったが、鹿乃は知れてよかったんではないかと思った。
これを読んでいると京都に行きたくなる。
この本を片手に、街歩きをしてみたい。Posted by ブクログ -
何気なく手に取った一冊。
すんなり入って読みやすかった。
鹿乃、彗、良鷹の3人のアンティーク着物をめぐるミステリーというか謎解き⁈
この作家の作品は初めて読んだけれど、シリーズ化しているので、2冊目本日購入。Posted by ブクログ