井上のきあのレビュー一覧
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祖母から遺された蔵の中の着物の謎を、孫娘の鹿乃が解き明かす。
古美術商の兄、良鷹や、下宿人で日本の近世文学の若き准教授である慧のたすけを借りながら。
鹿乃がとにかくかわいい。
いまどきの女子高生とは思えない。
そして、外面イケメンとツンデレイケメンが彼女のわきをがっちり固める。
何か、少女漫画をそ...続きを読むPosted by ブクログ -
印刷会社に依頼する時、
・塗り増し
・トンボ
・文字のアウトライン化
・画像の埋め込み
をしてくれればいいと言われてたけど、他にも気をつけるべき点があるのか不安で購入。
中身はサンプル画像とともに丁寧に説明されているため、様々な形態の印刷を依頼するときでもこの本を見返せばまず大丈夫そ...続きを読む -
思ったことが顔に出たり、冗談を本気にしたりと「世間知らずなお嬢様」といった印象のある紗良。でも本当にやりたいことであるパン作りには全く妥協しない。上手くいかなくて落ち込んだり焦ったりすることはあっても、諦めずに改善しようとする姿は見ていて気持ちよかった。
どこまで本気で話しているのか分からない要と、...続きを読むPosted by ブクログ -
続き……かと思いきや、本当に番外編みたいな感じで、まあ続きなんだけど、鹿乃ちゃん目線が全然なくて寂しい……。
●鶯の落し文
主に幸目線。
本当にこの子は不思議な力を持ってるみたいだけど……。
野々宮の後継者になれそう(笑)。
●青時雨の客人
春野目線。
割と恐い話だった……。
小さな額の傷へのコ...続きを読むPosted by ブクログ -
ついに鹿乃と慧が両想いに……!!
ここまで、長い道のりだった。。。
結構濃密に時間が流れているから、シリーズ開始から6作で1年くらいしか時間が経ってないんだよなあ。
●椿心中
義理の兄と妹の禁忌の恋……からの心中。
椿の花にこめられた相手を思う気持ちが、椿の花を落とす。
椿姫。
●月を隠して懐に...続きを読むPosted by ブクログ -
あ゛~~~~、すごい気になるところで終わった!!
気になるところで3話目が終わって、4話目は過去エピソードという……。
●星の糸
祖母の「着物を見ておいで」という遺言に従って京都に来た女性の話。
婚約者に裏切られた孫に、かつて似たような経験をした祖母と、祖父との馴れ初め。
捨てる神あれば拾う神あ...続きを読むPosted by ブクログ -
・星の花をあなたに
体が弱いお嬢様と庭師の秘めた恋。
・稲妻と金平糖
鹿乃の両親の馴れ初め。
もう少し読みたかったなあ。
またどこかで続きのエピソード出てくるのだろうか。
ツンデレは野々宮家の女の芸風?なのか?
でも、鹿乃はそんなことないなあ。
・神無月のマイ・フェア・レディ
慧ちゃんの生い立ち...続きを読むPosted by ブクログ -
梨々子メインの金魚の話。
梨々子の母親、なかなか酷い。。。
私だったら絶対もっと反発するわ。
(金魚が空を飛ぶ頃に)
表題作は、おばあちゃんの話。
相変わらずのツンデレぶりだが、あの芸妓も狙ってたねえ、あれは。
(祖母の恋文)
春野さん、ちょっと恐くなってきた。
鹿乃を好きになった?
(山滴る)...続きを読むPosted by ブクログ -
6人の作家さんによる、グリム童話現代バージョン。各々の個性できゅんとなったりくすりとしたり、切なくなったり。どれもラストは清々しい風を感じる短編でした。シンデレラの継母がまさか?のシチュエーションとか好き♪もっと色々読んでみたいなぁ♥Posted by ブクログ
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古い着物にまつわる不思議な出来事。
古典を絡めてちょっとだけオカルト要素(いや、ファンタジー?)あって、好みでした。
おばあちゃんのツンデレが可愛すぎて悶える!
主人公の恋愛の今後も気になるー。
けど、慧ちゃんとは年が離れすぎでは……。Posted by ブクログ -
若きパン職人の紗良が一生懸命で可愛い。
心から応援したくなる。
強面で優しさを表に出せない隼介のパートも好き。
オーナー一族には、複雑な事情もあるけれど、
ホテル猫番館は、本当に素敵なホテル。
ベッドが猫足って、憧れなんですけど!
最終話は、ちょっと泣きそうになっちゃったよ。
おいしいパンやスタッフ...続きを読むPosted by ブクログ -
すれ違う鹿乃と慧。アドバイスになるような不思議な着物に助けられて、ようやく思いが通じ合いましたね。お互いを思いすぎて言えなくなったり、離れようとしたり。でも、きちんとまとまって本当に良かった。最後のはお兄ちゃんで一編。身近な人に大切にされて、真っ直ぐ強く育った鹿乃はそれは人に好かれるでしょうね。まさ...続きを読むPosted by ブクログ
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慧の進もうとしている方向は本当に正しいのか、春野の危うさなどもさらに浮き彫りになった感じがする。良鷹の若い頃のエピソードは、ビターな内容ながらホンワカした。Posted by ブクログ
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可愛らしいシリーズが完結。冒頭、着物も残り2枚、から始まって驚いた。もっと大量にあるのかと思ってたので。これからは鹿乃が跡継ぎとして着物も増えたりするのかもしれませんね。小さい娘さんが増えたことも驚き。Posted by ブクログ
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シリーズ4作目
3から間が空いてしまったが、読んで心地よいし、着物のお話は素敵だし、登場人物も少しずつ変化成長してるし、また読みたいと思わせるPosted by ブクログ -
シリーズ第2弾。
「ペルセフォネと秘密の花園」「杜若少年の逃亡」
「亡き乙女のためのパヴァーヌ」「回転木馬とレモンパイ」
の四編を収録。
今回も色んな秘密がたくさん埋もれていて楽しいやら
切ないやらで大満足です。
言葉遊びのようなことから、知らなかった小ネタが
ちょこちょこ出て来て別の意味でも楽しか...続きを読むPosted by ブクログ -
妹からの譲受本。
これはまわってくるのを楽しみにしてるもの。
これがラスト
本編は、1冊前で終わって、周辺の人の話の番外編&幸ちゃんの話など
ああ、これで終わってしまうのかぁPosted by ブクログ -
本編最終巻。これまでそんな風に感じた事はなかったのに、鹿乃の善良さの圧が…。しっかり者なのに幼い雰囲気な事も、これは以前から感じていたけれど、嫌いな訳じゃないのに気になり、両方共次第に慣れた。十歳児を囲む遺産相続に胸が苦しくなる。主要人物達はあんなに善良なのに。。温かい日々が始まりそうでほっとした。Posted by ブクログ