井上のきあのレビュー一覧

  • ホテルクラシカル猫番館  横浜山手のパン職人5
    え。
    最後の最後でこの5巻までずっとほんわかしていた空気がピンと張りつめてしまった。

    今後の方向がそっちへ向かうのか。
    今まで、おいしそうなパンやスイーツにしか目がいかなかったけれど(笑)。
    確かに今巻でははじめから登場人物の内面を知れるお話が多かったし。
    まぁ、とにかく6巻を待ってます。
  • ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人3
    3巻目です・沙良の勤め先のホテルにパン職人が入ってきた秋葉、少し沙羅良には冷たくするが色々と事情があった。秋葉は違う店に行った 最後着物を着る沙良だが要さんの好きな色何故秋葉さんではないのか?
  • 下鴨アンティーク 回転木馬とレモンパイ
    下鴨アンティーク、2巻目。
    前巻より切なさが増している気がする。
    着物の謎を解くことが本作の主題のようになってはいるが、その宿題を解決することでカノたちが救われることが温かく、祖母の愛情を感じる。

    今はお年寄りでも、当然ながら青春時代があり、恋をしていた時があり……
    それらを紐解きながら、誰かの心...続きを読む
  • ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人
    たまたま本屋で見かけたら意外な収穫。

    東京で3年間修行したパン屋が廃業してしまった紗良。横浜の山手のホテルのパン部門に転職できた。居心地のいいホテルとは?美味しいパンとは?悲喜こもごも。

    集英社オレンジ文庫というティーンズ向けでなく、大人向けで出して欲しい。

    パン薀蓄に溢れてた。シュトーレンは...続きを読む
  • ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人4
    いろいろな人間関係がわかってきましたね…
    思わせぶりな終わりかた!
    『ゆきうさぎのお品書き』を読め、のメッセージ付き。
    猫番館からはいったんで未読なんですが、10冊も出てるんですよねー。
  • ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人4
     あらすじみて、てっきり沙良と要の距離が近づくと思って期待していましたが、思った程ではなかったのが残念でした。
     要が女性と一線距離を置く理由がとても気になります。お互い憎からず思っているのがもどかしい!

     沙良の兄も良い子をずっと地でやってきたのに、沙良や叔父を見て少しずつ自分をだせる様になった...続きを読む
  • 下鴨アンティーク アリスと紫式部
    初めての作家さん。言葉選びや文の運びが何だか好きだった。鹿乃ちゃんもかわいい。着てる着物を見てみたいな。着物に疎いので、イメージできなくて残念。また追いかけたいシリーズが増えてしまった
  • 下鴨アンティーク 祖母の恋文
    鹿乃ちゃん、癒しやわぁ。そして意外とガードがしっかりしてておばちゃん安心(笑)祖母の恋文の話はニヤニヤできたが、最後の話はただただ心が苦しくジャリっとした。
  • 下鴨アンティーク アリスの宝箱
    下鴨アンティークもこれでおしまい。主に周辺の人たちの短編集。暖かい野々宮家の人たちに会えなくなるのはさみしいけど、最後まで無事たどりつけて嬉しい
  • ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人
    パン屋さんではなくホテルのパン職人のお話ではあるのだけれど、お食事もある程度メインだけれども、ホテルの物語の印象が強い
  • ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人4
    あいかわらず一生懸命な紗良。
    要と恋人のフリをしようとしても、その後のあの展開がとっても「らしく」て微笑ましい。
    勉強熱心で新しいパンの工夫に余念がないのも素晴しいし。
    要の方は、家族とはいえ、色んな人にしゃべっちゃって、話が広がっていきそうで心配。今後、何もありませんように。
    今回も「ゆきうさぎ」...続きを読む
  • ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人3

    大好きなシリーズ3作目。

    紗良は本当に良い子だなぁ。
    私なら、秋葉くんは避けてしまうなぁ。
    ゆきうさぎのお品書きシリーズから葉月さんが登場。
    晩年に入ってからの女の友情、とっても素敵。
    碧ちゃんたちとも交流があるようで、ニヤリとしちゃいました。
  • ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人3
    今回の中では、吉野さんの話が1番好き。
    上司も後輩で心が疲れ切っても、猫番館のような場所が大きな救いになる。
    素敵な時間の後の職場で待っていたことも嬉しい。
    ああいうことの積み重ねがあるから頑張れる。
    秋葉氏のことは、ものすごいひとりよがりであっけない終わりに「をいをい」だったけど、それも紗良の人柄...続きを読む
  • 下鴨アンティーク 祖母の恋文
    シリーズ3冊め。いよいよ筆が乗ってきた感じです。作中の季節は夏あたり、のよう。鹿乃ちゃんの着こなしも涼やかなものが多いです。本当はもっと堅い本やSFを読みたかったのに、これを選んだのは、少し疲れていたせい。綺麗で優しい世界で、童話が読みたかったのかもしれません。そう、この本に収められているお話の少女...続きを読む
  • ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人2
    ホテル猫番館でパン職人をしている紗良。パン職人としての仕事の枠を越えても、お客様のために何かしたい。と思っている紗良の一生懸命さは見ていて気持ちがいい。相変わらず隼人にはよく怒られているけど、あまり凹まなくなってきているから、そのシーンを見ると何だか笑ってしまうし。優しい人たちがいるホテルで、リフレ...続きを読む
  • 下鴨アンティーク アリスの宝箱
    シリーズ最終巻。

    本編の後日談といいますか、番外編のような内容です。
    個人的にスピンオフ・番外編が好きという事もあって、本書の6篇も楽しく読ませて頂きました。本当、サブタイトルにある“宝箱”のようですね。
    本編の頃から、“野々宮家ルーツ話”がお気に入りだったので、本書では「白帝の匂い袋」が印象的で...続きを読む
  • ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人
    勤めていたパン屋の主人が倒れ、ホテルのパン職人として再就職した紗良。個性的な従業員に囲まれながら、職人としての腕を磨いていく。パンについて専門用語が頻発するせいか、やや説明的な印象を受けたものの、登場人物のバックグラウンドが面白くてサクサク読めた。白猫のマダムも素敵。宿泊した気分を味わえた。
  • 下鴨アンティーク 回転木馬とレモンパイ
    シリーズ二作目。

    白川紺子さんの他のシリーズも、設定は魅力的なんだけど…。本シリーズ1作目の、あっさりした地の文の感じがなんだかもう一つ面白くなくて、素材は好きだし道具立ては好きなのに、長らく放置していた。で、なんで読む気になったのか。簡単なの。副題に『レモンパイ』ってあったから。私、レモンパイ、...続きを読む
  • 下鴨アンティーク 白鳥と紫式部
    蔵の着物も最後の一枚。鹿乃と慧が仲良くしてるとお邪魔虫したり、鹿乃の手料理を楽しみにしている慧への嫌がらせでお料理する良鷹が可愛い。生前一度話しただけの良鷹に娘を預ける亘、預かる良鷹。幸の世話をする事で良鷹も新しい生きがいというか責任が出来て、縛られてしまっていることから動けるようになるのかな。本編...続きを読む
  • 下鴨アンティーク 神無月のマイ・フェア・レディ
    鹿乃の両親の馴れ初め、曹祖父母の結婚の経緯、慧の両親の事情がわかった今作。慧の危うさや抱えている闇、鹿乃に求めているのは癒しというか、鹿乃の純粋さに救われてるのかなぁ。鹿乃に「好きになってもいい?」と言ってきた春野、本心なのか、それともなにかあるのか。