井上のきあのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこれ以上ないくらい素晴らしい完結巻だ!
けど、もう少し先が気になる……と思っていたら番外編があるらしい。
●雛の鈴
鈴の音が鳴る帯の話。
淡島信仰と加賀手毬。
また、野々宮の家を出て新しい関係を築き始める慧と鹿乃、そして良鷹3人の関係を描く話。
●散りて咲くもの
芙二子の目録にある最後の1枚の着物。
かつて失踪した“野々宮の女”の着物は、次世代に、芙二子に、そして鹿乃に受け継がれる着物だった。
この話を書くために、以前の巻で信篤と汐子(鹿乃たちの曾祖父母)の話を出したのか……。
●白鳥と紫式部
紫式部に始まって紫式部に終わる。
最終巻に相応しいタイトル。
半分以上が良鷹目線で、シリーズでは一番本格ミステリーの要素が強い話だったかも。
いずれ慧と結婚した鹿乃は家を出ていく……その時までに良鷹は立ち直れるのか!?と誰もが心配していたところに、新しい野々宮家の一員が!
良鷹の中学時代の同級生の子であり、父が亡くなって身寄りのない娘を引き取ることになる。
彼女―幸はまだ十歳だが、いずれ良鷹の紫の上になったりは……しないだろうか。。。
血、繋がってないし。
そして幸にもどうやら不思議な力があり(何しろ亡くなった祖母の化身である白露と話ができるほど)、鹿乃が家を出ても次の代の“野々宮の女”になれそうである。 -
Posted by ブクログ
前作「白鳥と紫式部」で完結したと思いこんでいた。
確かに鹿乃の物語は完結した。しかし新たに
良鷹と幸の「下鴨アンティーク」の幕が上がった。
私の大好きな「下鴨アンティーク」の世界が
まだまだそこにあるという幸せに浸っています。
幸の持つ力の正体も源泉もまだわからない。
ひとつひとつの怪異が解き明かされるごとに
その力は強くなり またその力そのものの物語も
織り成されてゆくのだと思う。
野々宮家だけが持つのではない…
妖気や人の情念が渦巻く古都を守り続ける
さまざまな力に触れる旅。それが下鴨アンティーク。
もうここから先を目にすることができないのだけが
とても残念です。物語も、表紙絵も。
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Posted by ブクログ
ネタバレやっと…!と思ったらそんなすっとばして!と突っ込みたくなる展開。
前巻のラストで告白した鹿乃に対して、妹みたいに思ってると返す慧。
出生という、本人にはどうしようもできない所を蔑まれて育った慧には、世間体が悪く、普通の人から祝福されない恋(別に祝福されない訳じゃないけど、同じ屋根の下で暮らす10代の子と付き合う大学助教授、は知らない人が聞くと外聞は悪いかもしれないなぁ)をするには覚悟がいるよね。
打ち明けることができるのは、相手を信頼して、心をさらけだしてくれたときだ。
相手を信じること、相手を欲しいと思う心、打算がある心とも向き合っていく…本気の恋をした人は、こういう体験をしてきてるから泰然と物事を受け止められる強さを持てるのかな。
慧の父もやったことは世間的にNGではあるけど、自分の思いを貫き、想い続ける態度は凄いと思う。
そしてデートもまだなのに一足飛びにプロポーズしちゃう慧w
覚悟が決まったら行動が早(笑)
そして春野君本当にただの当て馬じゃないか…。
大学では女泣かせなのかもしれないけど、恋愛が絡まなければめっちゃイイヤツだ。彼にも幸せになってもらいたい。
鹿乃ちゃんおめでとう。