小島水青のレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレどの物語も趣向が凝らしてあり面白かったです。
竹取ではおじいちゃーん!と心の中で叫び通し。
ロミジュリでは、ロザラインって何処にいたっけ?と原作捲ってベンヴォーリオとの会話シーンに会話の中にのみ出てくる令嬢と確認。青年が誰を待っているのかはすぐにピンときてしまったけど、良い締めでした。
羅生門。羅生門ってなんだっけ!?と読み終えてもパニック状態(笑) 面白い。
人魚姫、まさかの……うん、魚類なら仕方ないよね。
シンデレラは、オンノベでもよく題材にされているし、1番アクのない展開でした。
寿限無をどう持ってくるのかと思ったら、冒頭で「!」 そうくるか!
オチでまた「!」 やられた!
名付けって細 -
Posted by ブクログ
地霊町が舞台の物語を複数の作家が書いています。
その町にある緑谷小学校の運動場の片隅にあるナギの木と、
その周囲を毎日清掃して清めている神主のそうじん。
そのペットの黒子に毎回色々な子供達が関わり、恐怖体験をしたり、霊の為に涙を流したり、過去に思いを馳せたり。
各作家の癖が強くないのか、この人数で各話を書いている事を殆ど意識しないで読めました。
特にそうじんと黒子に関してはブレる事がないので良い感じです。
その分、関わってくる子供達の個性が出てます。
全体的に怖さは抑えめ。 でも、ちょっとゾクゾクする感覚。 なかなか良い感じです。
ただ、探偵団とつける程の謎解きがあったようには、感じなか -
Posted by ブクログ
今回のテーマは「愛」。
うすぐら~い印象になりますね、怪談のテーマが愛だと。そういう印象持つのは、愛っていうハッピーなイメージと同じぐらいに、どろどろした憎しみのイメージがあるからでしょうね。
そんな恋愛したことないですが。
全話通じて、過ぎたるは及ばざるが如し、っていうのが思い浮かびます。なんかもう、気持ち悪いさが酷い。
怪談って、怖さなんだけども、今回は気持ち悪さです。
そういうお話になるきっかけの心の動き自体は、理解できないものではなかったりするので、余計に。
行き過ぎた愛欲の気持ち悪さ。異性・同性・家族・他人問わず。
「犬小屋のこと」が一番怖く。
「ある姉妹」「隣のベッド」で人の -
-
-
Posted by ブクログ
10人による、怖い話。
題名通り、夢で見たり、白昼夢だったり。
うっかり思い出してしまわないためにも
日が高いうちに読んだ方がいいかもしれません。
いや、思い出すような読み方をしなければ大丈夫?
ぎょっとする終わりなのは、そらみみ。
これが現実なのか、あちらが現実なのか、と
思わせるような最後の一言。
非常に混乱させられます。
目的だった、辻村さんは…子供のせいか
やたら無邪気に怖い。
世の中、知らない方が…気がつかない方が
幸せ、という選択もあると思われます!
言ったら相手に移る夢、かと思っていたのは、琥珀。
さすがにそれはない内容でしたが
とり憑かれたと表現するのがぴったりな感じで -
Posted by ブクログ
色々な作家さんの実話系。
実話『系』なのは、本当なのか違うのか…。
香月さんの話は、これによってあの話ができた? と
ものすごく分かりましたが。
実話…実話だったら恐ろしいですが
現実は小説や漫画よりも恐ろしい…。
1月に死ぬと7人連れて行く、は言い伝えだと思ったら
結構最近の話だったのにびっくりです。
目的だった辻村さんは、占い師。
不確かな言い方をしたりして、当てはまる事を
占われる人間自身に探させる。
とはいえ、本当にそう言われてしまったら
驚きを通り越してぞっとします。
それ以外の話は特に…というよりも
お話のような感じで、実話っぽくなかったです。
漫画はすごく分かりやすかったで -
-
-