あらすじ
最初の事件――。それは、事故でお母さんを亡くしたあやめの物語。あやめは寂しくなると、いつもお母さんがしていたように、昔、神木であったという小学校のナギの木のところに行く。ある日、いつものように神木に額をつけて祈った。すると・・・・・・! ”視える”が次々と子どもたちに伝染り、地霊町に秘められたふしぎが顔をだす。全くあたらしい、怖くて面白い怪談シリーズが今、始まった!
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Posted by ブクログ
地霊町が舞台の物語を複数の作家が書いています。
その町にある緑谷小学校の運動場の片隅にあるナギの木と、
その周囲を毎日清掃して清めている神主のそうじん。
そのペットの黒子に毎回色々な子供達が関わり、恐怖体験をしたり、霊の為に涙を流したり、過去に思いを馳せたり。
各作家の癖が強くないのか、この人数で各話を書いている事を殆ど意識しないで読めました。
特にそうじんと黒子に関してはブレる事がないので良い感じです。
その分、関わってくる子供達の個性が出てます。
全体的に怖さは抑えめ。 でも、ちょっとゾクゾクする感覚。 なかなか良い感じです。
ただ、探偵団とつける程の謎解きがあったようには、感じなかったです。
各々がその時々で対処しているだけで、組織だって動いてないですしね。
続編もあるらしいので、読んでみたいと思います。