氷室冴子のレビュー一覧

  • シンデレラ迷宮

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    10代から20代前半くらいに読みまくった氷室冴子。なかでもこのシンデレラシリーズが一番好きだった。今でもたまに読み返す。

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    2016年04月03日
  • さようならアルルカン

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    ネタバレ

     高校生の時に読みました。
     表題作と「妹」は厳しく、せつないストーリーでした。
     特に「妹」はきつくて、涙なしには読めなかった記憶があります。願っても願っても愛を与えられず、すれ違う……。
     このあたりの描写は、同作者の「シンデレラ迷宮」や「ヤマトタケル」と共通するものを感じます。特に救いのなさに関しては、「ヤマトタケル」の方が共通項が多いかな?
     「妹」は印象強い話でしたし、何度も読み返したので、本を手放した今もストーリーはしっかりと覚えています。表題作よりも、私はこちらが好きでした。

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    2016年02月01日
  • ざ・ちぇんじ! 1巻

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    『なんて素敵にジャパネスク』コンビによる、新釈とりかえばや物語。元の『とりかえばや物語』(講談社学術文庫)がなかなかに面白かったので、いくらジャパネスクコンビとはいえ、これでイメージ壊れたらやだなあ……と長いこと避けていたのですが、そんな心配は無用だったらしく。『とりかえばや物語』の設定を借りた平安調オリジナル少女漫画くらいのものでした。寧ろ、主人公の綺羅がジャパネスクの瑠璃と同じく活発な少女という設定ではありつつも、こちらは瑠璃のように無鉄砲ではない。きちんとあれこれ思い悩んでから行動に出る分、ジャパネスクより好感がもてるかもしれない。瑠璃とは背負ってるものが違うので仕方ないんだが。あと宰相

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    2015年12月15日
  • なんて素敵にジャパネスク 4巻

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    ネタバレ

    謀反に失敗した唯恵を逃がそうと、瑠璃姫が体を張る。高彬も分かっていて見逃すが、そのせいで瑠璃姫との婚約が破談になってしまう。だんだん男前になっていくねー高彬。でも実家では、守弥をはじめ家の者に過保護にされている高彬が可愛い。巻の半分は、高彬が主人公でした。

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    2015年02月24日
  • 冬のディーン 夏のナタリー(3)

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    だから主人公のイラスト、かっこよすぎやしませ…。
    2巻よりも蓉子の立場がかわいそうになってて、人間味がみえて気に入りました。
    弓岡さんのイラストが少なくて残念。素晴らしいおかっぱ美人なのに…。ただちょっとOBとの恋愛は詰まらないかな。

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    2014年09月02日
  • シンデレラ ミステリー

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    ネタバレ

    『シンデレラ迷宮』の続編。
    利根は作りだした世界からは帰って、自分の世界できちんと楽しんで生きていると思っていたのに、またその夢の世界へ紛れ込んでしまった。そこでは分身ともいえるジェインが行方不明になっていて。
    自分自身を見つめなおす世界がどこかにある――。ジェインの失踪の理由を探しながらも、本当は自分自身を客観的に見つめなおし、自分自身がこの世界に逃げ込むことになってしまった理由を探し、そして帰る方法を探しているという構成。
    ようやくできた友人との大切な時間と、好きな人との間でぶつかりたくなくて逃げたくなる稚い心が愛おしい一冊。

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    2014年08月12日
  • 蕨ヶ丘物語

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    表紙と題名にあまり期待してなかったのですが…、読み始めて改心。
    この、屍鬼か、いなか、の、じけんかと突っ込みたくなる田舎ぷりは大好きです。
    2話目が文句なく面白いのですが、後継ぎは三女がよいよなぁ。

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    2014年06月28日
  • シンデレラ ミステリー

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    ジェインが愛したのは誰だったのか。謎解きを気にせず読めるとこがよいです。
    ジェインエア読んでみよ。なんかアガサクリスティの、フランスの保養地(イメージ)がでてくるようなのが読みたくなりました。

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    2014年06月25日
  • さようならアルルカン

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    表題作の、ぐさぐさくるやりとりがたまりません。
    正反対のようで、お互いを分かっている、というとこがツボ。これ一本で長編書いてくれても…、似たような作品はあるのでしょうか。

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    2014年06月03日
  • 月の輝く夜に/ざ・ちぇんじ!

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    氷室冴子さん追悼という事で購入。相変わらず、うまいなぁと思う。本当は、最後まで書いて欲しかったと貪欲な読者は思う。でも、書かなくてもいいから、もっともっと生きていて欲しかったな。

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    2014年04月17日
  • 雑居時代 II

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    2014.02.19

    何気に清香と数子のコンビって相性いいと思うんだけどな〜。清香が数子をおちょくってるのは数子の考えてることがバレバレで可愛いからなんでしょうね。
    続編か何かで数子がもう少し大人になって譲おじさまよりももっと素敵な男性を見つけ(鉄馬であって欲しいっ!)、家弓が漫画家デビューを果たし、勉が大学に受かるところまで読みたかったな。

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    2014年02月20日
  • なんて素敵にジャパネスク 3巻

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    今回も安定の面白さ。
    帝とか院とか、血縁関係がどうの。。というあたりは、正直良く分からないまま読んでますが、難しく考えなくても楽しくよめてしまうのがこの作品の魅力かもしれません。
    鷹男とか吉野君とか、男性キャラがカッコよく描かれているので、画をみるだけでも楽しめます。

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    2014年02月19日
  • 月の輝く夜に/ざ・ちぇんじ!

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    昔、読んだ「ざ•ちぇんじ」を思い出して手に取った一冊。リアルタイムに読んでいた頃が思い出されると同時に、今読んでもやっぱり面白い。

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    2013年10月06日
  • 雑居時代 1巻

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    原作も読みましたが、漫画の方が私にはおもしろかったです。
    勢いのある状況がわかりやすかった。

    コレ、10代のアイドルでドラマ化したら面白いと思うんですけどねぇ。

    セリフとか設定を多少変えないと無理でしょうけど(笑)

    数子(かずこ)さんと勉(つとむ)くんが、お互いを「数くん」・「トム」と呼び合ってるのがかわいいな~と思います。

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    2013年08月03日
  • 落窪物語

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    原作者未詳、文章…氷室冴子、絵…三木由紀子。
    文章のテンポがよく、用語解説やコラムも見易くて、一気に読めた。
    登場人物がそれぞれイキイキしていて、なんとも人間臭い喜劇のよう。
    あとがきによると、ページの都合で前半を中心にして後半はかなり脚色したそうですが、氷室さんに「人格が変わったと思うほど残酷」と言わしめる復讐の詳細をいつか読んでみたい。

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    2013年06月24日
  • シンデレラ ミステリー

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    大好きな本の続編というだけで嬉しい。あの物語にまだ続きがあったなんて~!
    ミステリーとついてる通り、推理もののように話が展開していきます。おもしろくてぐいぐい読めました。

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    2013年04月30日
  • 恋する女たち

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    恋というものについて真剣に描いてる印象。
    タバコに酒に、姉との共同生活、ちょっと軟派な感じが、楽しい。

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    2013年04月11日
  • 落窪物語

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    日本版シンデレラストーリー(?)
    再読だけど、飽きることのない展開に一気に読んでしまった。
    氷室冴子さんの現代語訳。阿漕や中将の活躍がまるで「なんて素敵にジャパネスク」みたいでもあり、こんなに楽しい古典なら、一度原文でも挑戦してみたい作品。

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    2013年04月10日
  • 続ジャパネスク・アンコール!

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    守弥の吉野行きの話。

    小萩の日記。

    瑠璃姫の帰京と、融の家出、夏姫の恋。

    どれも切なくて美しい感情に満ちたお話で素敵でした。
    時代の華やかさだけじゃない、人物の心が、伝わってくるものがあって。
    ほんと素晴らしいです。

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    2013年03月15日
  • 月の輝く夜に/ざ・ちぇんじ!

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    ものすごく分厚くて、読み応え抜群。
    『月の輝く夜に』
    『ざ・ちぇんじ!』
    『少女小説家を殺せ!』
    『クララ白書 番外編 お姉さまたちの日々』の四編。
    1980年代に書かれたものがほとんどではあるが、今読んでも全く遜色のない作品ばかり。
    現在のラノベの礎である。

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    2013年03月02日