【感想・ネタバレ】蕨ヶ丘物語のレビュー

あらすじ

陸の孤島(?)蕨ヶ丘には、古色蒼然たる名家、我が権藤家が君臨している。ところが、長女・長子姉さまがめでたく勘当されて以来、権藤家四人姉妹の和は崩れ、跡継ぎを互いになすりつけ合う凄絶な闘いが始まった。あたし(次女・次子)だって戦うぞ。命をかけて戦うんだ! で、計画したのが偽装駆け落ちなんだけど、相手がなんと『薄野(すすきの)の帝王』と呼ばれるプレイボーイの洋之介。不安は残るのよねえ……。

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購入済み

やっぱり好きです

北海道の都会と田舎を舞台にした名作。アマゾンやグーグルがなかった頃の田舎の大金持ちの話は今読み返しても面白いです。梅子ばあちゃんが今生きてたら110才。まだまだ元気そうです、氷室さんがご存命なら、どんな続編にしてくれるかと思います。

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2021年06月17日

匿名

購入済み

とにかく軽快でコミカルで面白くて一気読み。
どれもよかったけど4話の中では、末子ちゃん&美年子ちゃんの話が、ティーンズにも元気が出る良い話。
最後の小梅ばあちゃんは私にとってもあこがれの女性。
こんな元気なおばあちゃんになりたいな。
とても楽しく読めて、元気をもらった。

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2022年12月28日

Posted by ブクログ

うわ〜〜〜〜、これ、まだ売ってるんだーーー!!!!

氷室冴子の隠れた名作。と、私は思っている。
自分も道産子なので、余計共感するのか?
今(時代、年齢ともに)読んでも、十分楽しめる作品。

追悼読書をしたい、という念願叶った正月だった。
著者には是非、「小梅おばあちゃん」になるまで元気でいていただきたかった。
あとがきを読んで、少し泣きそうになりました。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

「なぎさボーイ」「多恵子ガール」「北里マドンナ」と合わせて読んでほしいっ!だって三四郎くんの成長ぶりがわかるんだもの〜

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

表紙と題名にあまり期待してなかったのですが…、読み始めて改心。
この、屍鬼か、いなか、の、じけんかと突っ込みたくなる田舎ぷりは大好きです。
2話目が文句なく面白いのですが、後継ぎは三女がよいよなぁ。

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2014年06月28日

Posted by ブクログ

お家の跡継ぎ騒動の話である。ふつうは跡継ぎになりたがる話になるわけですが、この蕨ヶ丘物語は、跡継ぎを逃れようと姉妹がそれぞれ策を練るのです。キャラクターがはっちゃけてておもしろい。氷室さんの会話調の文章は読んでいて痛快です。

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2011年07月04日

Posted by ブクログ

 全員「己が大事!」という主義の小説。
 それぞれのワガママを突き通すところが痛快。

 陰謀編とか下手なミステリより面白いと思う。

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2010年08月31日

Posted by ブクログ

田舎町の、お嬢様が巻き起こすラブコメやら、プチ・ミステリーやら、おばあちゃんの第二の青春やら。
やっぱり、氷室さんはストーリーテラーであり、情景を書くのも素晴らしく、尊敬する作家さんなのです。
うまいよなあ。

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

ん10年振りに読み返してるけど、勢いがあると言うか、マンガちっくと言うか、楽しかった?
あとがきの最後の一文が哀しい………小梅おばあちゃんは50年後の私の姿じゃないかしらん……って。
今更ではありますが、ご冥福をお祈りいたします。

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2011年07月02日

Posted by ブクログ

懐かしい。
小・中学生の頃、コバルト文庫にはまってたっけ。
そんな中でも氷室冴子さんが特に好きだったなぁ。
これは、最近思い出して、中古で買い求めたもの。
大地主の家に生まれた4姉妹が、家を継ぎたくないがために、駆け落ちしたり既成事実を作ったり…という話。
子供の頃は「?」と思っていたことも、今読めばわかったりして、懐かしさとともにまた新鮮におもしろかった。

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2011年08月11日

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