氷室冴子のレビュー一覧

  • なんて素敵にジャパネスク(2)

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    東宮(とうぐう)廃立陰謀事件を解決した瑠璃姫(るり)。
    東宮が帝に即位して政権交代と言わんばかりに騒がしい京の街。

    新しい帝の浮気癖は相変わらずのようで、しつこく瑠璃姫に恋文が届く。
    なのに、高彬(たかあきら)は煮え切らない態度で全く頼りにならない。

    ついにキレた瑠璃姫は、出家するために尼寺に駆け込む。

    だが、その夜、実家が炎上した。
    瑠璃姫を憎む何者かが放火したらしいが…!



    この巻は、瑠璃姫の初恋の君が登場するわけですが壮絶です!
    とても残酷で救えない運命です。

    初恋の君を救うために、自らも省みず奮闘する瑠璃姫がとっても健気。
    どんなに想っても結ばれない運命ほど悲しいものはない

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    2010年08月28日
  • なんて素敵にジャパネスク 1巻

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    瑠璃が吉野で静養している辺りの話は、ものすっごく切ない。

    瑠璃の気持ち考えても、高彬の気持ち考えても
    切ないわーーー。

    しかし、
    「僕で我慢しなよ。」
    って台詞が言える高彬、どんだけいい男なんだ。

    世間からは「変わり者」「いき遅れ」「物の怪憑き」と噂される姫で、
    初恋の男のためにものすごく一生懸命になる女。

    そんな変な女性を、
    “一生”“その人だけ”と宣言して好きでいられるって
    言ってしまえば変態の所業ですよ。

    でも女の子はこういうのに弱いんだろうなーー。
    夢見ちゃうよなーー。

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    2010年07月16日
  • シンデレラ迷宮

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    いつかわたしも利根だった。そういう少女時代の痛みを氷室先生はよくお書きになるなあ。「シーラカンスの夢」が特にお気に入り。

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    2010年06月04日
  • ざ・ちぇんじ! 2巻

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    いまでも大好きな綺羅と綺羅姫。帝がまたぼんやりさんでかわゆいのです。氷室冴子先生と山内直美先生のタッグは卑怯すぎる!

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    2010年05月31日
  • ざ・ちぇんじ! 2巻

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    久しぶりに読んでみた。今読むと、展開がかなり急で強引。これ今連載してたら、もっと引き伸ばし展開になってそう。いっくらでもサイドストーリー付けられそうだもん。
    でも面白かった。やっぱり主上はバカで可愛い。

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    2010年05月03日
  • なんて素敵にジャパネスク

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    氷室冴子さん追悼レビュー。まだまだ書いて欲しかったのに・・・あのシリーズもこのシリーズも終わってないじゃないですか~、もう。

    「なんて素敵にジャパネスク」との出会いは、小学生にまで遡ります。「花とゆめ」という雑誌に載っていた少女漫画の原作だったのですが、それがそのまま、氷室さんとの出会いになりました。このシリーズは当時既に6巻まで出ていて、夢中になって読み進みました。読み終えた寂しさを紛らわすために、氷室作品を集めたのです。せっせと貯めていたお年玉が湯水のように氷室さんに注がれましたよ…コバルト文庫とはいえ小学生には辛かったぜ。

    平安時代を舞台にはしていますが、中身は恋愛ものでもあり、コメ

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    2010年02月16日
  • 北里マドンナ

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    あくまでも素直で単純明快ななぎさちゃんの横にいる存在。北里は十分以上に魅力的なのに、屈折したなぎさコンプレックスを持っていたり、実は多恵子が初恋だったり。今読んでも面白いです。

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    2010年01月30日
  • 多恵子ガール

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    なぎさボーイを読んだらこっちも読まなくてはっと読みました。
    多恵子視点。年齢的にもヒットしていたので、思いっきり多恵子視点で考えていました。女の子はいろいろ考えているんだーっと、なぎさ氏に読ませてやりたかったですよ。

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    2010年01月30日
  • なぎさボーイ

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    はい。我が青春の本です。なぎさちゃん、いえ、なぎさくん視点の本ですが、小難しいこと考えているようで結構単純、な男の子を「かわいい」と思ってしまった中学生の私。

    話は変わりますが、キンキキッズが出てきたとき、このシリーズ、映像化してほしいなー、と思いました。なぎさちゃ、くんは剛くんで、北里くんは光一くんで。

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    2010年01月30日
  • なんて素敵にジャパネスク 人妻編 9巻

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    瑠璃さん好きだ!
    帥の宮編は文庫で読んだけど、全く内容を覚えていないのでまた楽しく読んでいます。
    もうそろそろ終わり?
    いや、まだ一波乱ありそう?
    次が今から待ち遠しい。

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    2010年01月21日
  • ざ・ちぇんじ! 1巻

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    新釈「とりかへばや物語」

    ストーリーとしては、「とりかへばや物語」よりも大分やわらかく描いてあるが、話の魅力は衰えていない。逆に絵がつくことで、平安時代の生活や心情が想像しやすくなっている。特異な物語だからこそ漫画があると、とっつきやすくなる。私が日本の古典にはまるきっかけになった大切な作品。

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    2010年03月28日
  • 恋する女たち

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    私の中での「best of 氷室冴子」 今読み返しても面白い。
    表紙にもなっているけど、斉藤由貴主演で映画化されていました。
    「ザキ」役の男の子が下手くそでね(苦笑)
    「沓掛」より「ザキ」が好きだった私はガックリしたものです。
    出演者総とっかえでまた映像化してくれないかしらね。
    多佳子は多部未華子ちゃんでお願いします。

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    2010年11月23日
  • なぎさボーイ

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    自分にとって特別な作家さんの1人。
    もっともっとたくさんの作品を読みたかった。
    ご冥福をお祈りします。

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    2010年11月26日
  • なんて素敵にジャパネスク 人妻編 1巻

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    小学生のころはまった「なんて素敵にジャパネスク」が、10年以上の時を越えて復活!
    このニュースを知ったときは、本当にびっくりしました。
    だって他のマンガも描いてなかったし・・・もう引退したと思ってました。

    多少変化はあるものの、やっぱり好きな作品です。
    人妻になっても瑠璃姫は大活躍。
    好きだった鷹男(あえてこの呼び方で)があんま出ないのが寂しいですが。

    氷室先生が生きてらしたら、番外編とかだしてくれたのかな〜と夢みちゃいます。

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    2009年10月04日
  • 雑居時代 II

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    劇中時間の描き方がうまいなー。いつの間にか清香は花嫁になっちゃってたり、雑居生活はすでに前提になっちゃってたり、あっちのエピソードとこっちのエピソードをうまくつなげて書いたり。
    さらには、「説明」をうまく「描写」して「物語」る手法のうまさはぴかいち。
    ドタバタのエピソード作りもうまいし、「ある女の一生」な鉄馬のお母さん(ちょっとアキ姫みたい)とかキャラよすぎ!
    すごいなあ、氷室さんは。という感想になるのです、結局。

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    2009年10月07日
  • 雑居時代 I

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    男女数人の同居の話ということで、よくある恋愛モノかなーと思いきや、そうじゃないのがさすがの氷室さんv
    実家に同居してる血のつながらないカッコいい叔父さん、その人への恋心から万能優等生を演じる主人公(でも実は奔放な女の子。そう。女の子って「演じる」生き物なんだよね!)、美しいホモの男友達(この頃からちょいBLは既に少女小説の領域に?)、変わり者のヒドラ教授、漫画家を目指して一人暮らしする氷室さんの投影みたいな女の子、お金持ちの浪人生と多彩なキャラクター。
    その人たちが奏でるドラマがまた面白い。
    あることを目指そうと思えば、それが上手く行かず、実は○○の陰謀で、壁にぶちあたるんだけど、知略をふりし

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    2009年10月07日
  • シンデレラ迷宮

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    ライトノベルというか、青春小説というか。何だろう?と考えてみて、正真正銘の「少女小説」だと気がついた。
    少女特有の悩み、葛藤、劣等感、社会や異性に適応しきれていないあやふやさを、シンデレラ症候群、迷宮、森にかけてうまく書いてある小説。
    あいかわらず、読んだ後、「うまいっ!」と思ってしまう、氷室先生の本。
    ほぼ遺稿となってしまった「銀金」がリアル世代の私だけど、昔っから氷室先生の書いてるものは同じなんだと分かりました。
    ミステリー仕立てなところ、国と国とかの政治話がからんでくるところ、愛すべき女の子がたくさん出てくるところ・・・。
    河合隼雄がシェイクスピアと森について語ってる本を読んだ次に読んだ

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    2009年10月07日
  • なんて素敵にジャパネスク 1巻

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    持っているのは普通の新書サイズコミックと文庫ですが、今から買うならコッチかなと思って文庫コミック。
    大好きです。
    もうね、吉野当たり泣きっぱなし。
    ネタバレになるからあまりいえないけど泣ける。
    何も言わずに読むが良いよ!!

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    2009年10月04日
  • 多恵子ガール

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    おそらく、恋愛小説で泣いた、生まれて初めての本だと思われる・・。
    四半世紀経っても色あせない切なさ。

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    2009年10月04日
  • 蕨ヶ丘物語

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    うわ〜〜〜〜、これ、まだ売ってるんだーーー!!!!

    氷室冴子の隠れた名作。と、私は思っている。
    自分も道産子なので、余計共感するのか?
    今(時代、年齢ともに)読んでも、十分楽しめる作品。

    追悼読書をしたい、という念願叶った正月だった。
    著者には是非、「小梅おばあちゃん」になるまで元気でいていただきたかった。
    あとがきを読んで、少し泣きそうになりました。

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    2009年10月04日