氷室冴子のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
復刊待ってた
当時はイラスト集含め全部買ったし、結末も覚えてるから、発売日に買ったけど、11巻まで買って一気見しようと思っています。が、他の方のレビューに中のイラストも新しくなっているとあったので、禁を破りたくてウズウズしている…。確か7巻くらいまでジェットコースター展開だったからその辺まで待つかどうしよう。とりあえず当時思っていたことは、真秀の章以外の構想も知りたかった、もっと長生きしてほしかった、これに尽きます。後の方の巻の後書きで失礼なファンにキレてたなー(「この内容なら3巻くらいで書けるはず」→もう、あらすじだけ読んでろ的な)とか思い出してしみじみ。
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Posted by ブクログ
ネタバレ「だれもが、これは知っている話だ、経験したことがある、こんな感情を知っているという既視感とともに、懐かしさに包まれて読むような物語。」そんな物語を書きたいと思い書いた。
作者のあとがきにはそうある。実際そのとおりで、作中の主人公と読んでいる自分自身を照らし合わさずにはいられない物語と思う。
主人公が大学1年生という時点から高校生当時を回想する、という視点で物語は進む。
この大学1年生というのはキーポイントで、それまで地方の家族のもとで暮らしていた世界と、大学がある大都会の世界はまるで違う、というのがわかる学年だ。
私自身も同じように都内の大学に通っていたので、在学中は都内で一人暮らしを経験した -
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Posted by ブクログ
あなたは、平安時代に生きた人たちが大真面目に和歌を詠み、堅苦しい生活を送っていたと本当に思うでしょうか?
私は紫式部さん「源氏物語」を角田光代さん訳で一年半かけて読み終えました。もちろん実日数としてはトータル10日間ほどのことでしたが貴族の栄華を見る物語には平安の世の人々の暮らしが朧げながら浮かび上がりました。そこに私が見たのは厳格な身分制度の中に、和歌を詠み帝にお仕えしていく貴族の姿でした。
そんな中に光源氏という人物の”女好き”という人となりを見るにつけ、いつの時代も人の世が大きく変わることはないとは思いましたが、とても暮らしていけそうにない堅苦しさの極みを見る生活具合に、この時代の人