あらすじ
あたしには二人の変な友人がいる。何かというとすぐに自分の葬式を出す、死に癖のある緑子がその一人。もう一人の汀子は秀才ではあるが、考えることはまったく訳がわからない人間だ。もっとも、あたしにしても普通の高校生とはいいがたい。この三人がそれぞれに恋をした。そして、緑子はその美貌にもかかわらず失恋し、汀子は相手の男性と旅行に出かけ、あたしもやっぱり片恋のままに……。
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Posted by ブクログ
私の中での「best of 氷室冴子」 今読み返しても面白い。
表紙にもなっているけど、斉藤由貴主演で映画化されていました。
「ザキ」役の男の子が下手くそでね(苦笑)
「沓掛」より「ザキ」が好きだった私はガックリしたものです。
出演者総とっかえでまた映像化してくれないかしらね。
多佳子は多部未華子ちゃんでお願いします。
Posted by ブクログ
しーのも大好きですが、この作品のヒロインのほうか氷室先生の実像に近い気がします。氷室先生がお亡くなりになって4年たちますが、媚びない女の子、女性をもっと書き続けていただきたかったです。
Posted by ブクログ
久しぶりに読み返してみる。
少女小説と呼ばれるジャンルの本だ。
1980年代。この本に出てくる少女たちは、私が子供の頃より、ずーっと大人びている気がする。
簡単に連絡は取れないし、何も分からない。
だから己の中で情報を熟成させるためだし、深く考えているのかもしれない。
古いんだけど、やはり面白い。