浅葉なつのレビュー一覧

  • 神様の本

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    面白かった!
    ビブリア古書堂の短編ももちろん面白かったし、
    他のもハズレなし。
    特に聖書を校正する話がめちゃくちゃ自由で日本の発想って感じで走り抜けてて面白かった。
    宮沢賢治、聖書、源氏物語、読みたくなる神様も愛する本がたくさんでてきて読書欲がマシマシになるね。

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    2026年02月14日
  • 神様の御用人 見習い

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    御用人新シリーズ、御用人になりたい桜士朗が見習いとして神様の御用を聞く話。このシリーズ神様に親近感が湧いて好きやねんな。桜士朗くんがこれからどうなっていくのか成長が楽しみ。良彦も桜士朗から見るとそう見えるんやって新鮮さもあって次巻が楽しみ。

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    2026年02月09日
  • 神様の御用人 見習い

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    待望の御用人新シリーズ!前作の良彦と黄金さまペアが大好きで、今作の主役は桜士朗なのに、いつ出るかいつ出るかと思いながら読んでしまった。良彦の出番が少なかったのはちょっと残念だけど、今後どう絡んでくるのか期待。
    個人的に良彦のまっすぐ体当たりで御用に臨む姿が大好きだったので、今回の桜士朗はちょっと物足りなさと言うか、見習いたる所以なのか。青藍とのやりとりのテンポの良さは、相変わらず読んでいて楽しく、笑いが溢れた。
    また前シリーズから読み直しつつ、神社も巡りたくなった。

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    2026年02月08日
  • 神様の御用人3

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     数百年、ましてや数千年前に神様や人々との間にどんな関わりがあったかなんて、私には全く想像つかない。けれど、書物であったり建物であったり、時間を形にして残してくれているからこそ、私たちは地続きの存在であることを信じられるのだなと思った。

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    2026年01月25日
  • 神様の御用人2

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     相手のためではなく自分のために慈悲を施すことって、そんなに悪いことなのかな。
     きっかけは自分のためだったとしても、施したときに受け取る相手の笑顔や謝意に感じる充足感や愛おしさは、間違いなく相手を想ってのものだと思うけど。

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    2025年12月25日
  • 神様の本

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    ネタバレ

    神様×本のアンソロジー。
    既読のシリーズもあれば、初めましての作家さんもいたりで、それがアンソロジーの良いところですよね。

    『聖書』のビブリア古書堂は安心して読めましたし、本書に登場したシリーズは読んでみたいと思いました。
    「本の神様」に導かれて宮沢賢治の物語の世界に…という話が面白かったです。

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    2025年12月10日
  • 神様の御用人

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     価値って、物とか人自体にあるものではなくて、それらを受け取る人がいて初めて価値が生まれると私は思っている。神様もまさしくそういう存在なのかもしれない。信じる人にとっては存在するし、信じない人にとっては存在しない。
     神社を訪れてなんとなく厳かな気持ちになってしまうことに、昔から神を信仰してきた人間のDNAを感じずにはいられない。

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    2025年12月02日
  • 神様の本

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    アンソロジーだけど、他のシリーズからの出展されていて、ビブリアと深夜0時は読んだこと有、栗丸堂と神様の御用人は読んだことなし。こんな感じなのか!という楽しみ方をしました。それぞれの話しは、短編の良さを生かしきれたのかとタイトル(テーマ)縛りをうまくこなせたかで明らかに優劣あります。

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    2025年11月20日
  • 神様の本

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    「神×本」というテーマ6編。
    「ビブリア古書堂の事件手帖」が読みたくて。
    他にもシリーズ物2つのスピンオフもあり。

    ビブリアは、聖書に纏わるお話。
    娘よりやはり栞子さんの方がお話が広がる気がする。

    「神様の御用人」は、日本の神様がコミカル。

    初めて出会う作家たち、アンソロジーは貴重な文庫本だ。

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    2025年11月12日
  • 山がわたしを呼んでいる!

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    登山も山の知識もない女子大生あきらが山小屋のバイトをすることになる。辿り着いた山小屋はボロくてロッキングチェアも暖炉もないところだった。そしてオーナーや従業員たちもなかなかキャラのたった人たちだった。
    想像もしなかった環境に放り込まれたが、山の人たちに必要とされていくことによって、自分のあり方を見つけていく。
    ストーリーとしては想像の範囲内という感もあるがが、キャラがおもしろくて安心して読める。

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    2025年11月09日
  • 神様の御用人

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    ブックランドフレンズさん選書本の中の一冊。

    たしかに神様との関わりや信仰は昔より浅くなってきてはいるのだろうな。人は欲深い生き物で、勝手に願いだけするものね。神様だって願いはあるだろうから聞いて欲しいよな。

    神様も人もお互い幸せに過ごせる日々が良いなぁ。

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    2025年09月22日
  • 神様の本

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    ビブリア古書堂、下町和菓子栗丸堂、神様の御用人は、面白かったけれど、その他が、酷かった。くだらないし、面白くないし、取って付けたような内容で、読むに堪えない。

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    2025年09月22日
  • 神様の御用人 見習い

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    ヨシヒコと比べて、自分の秘密を家族に知ってもらえるどころか、協力してもらえるところが凄い!
    体が弱すぎるのが気になるけど、今度は関東近辺の寺社が多いのでそれもまた面白い。
    しかし神様たちはよく号泣するなー。

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    2025年08月31日
  • 神様の御用人 見習い

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    御用人の新シリーズ第1弾

    天眼の高校生・桜士朗が白狼の青藍と共に、御用人になるための見習いを始める
    神様オタクで病弱という桜士朗の設定が微妙。御用をこなすことで、人間関係が構築され、体力もついていくのだろうか?
    保護者枠の青藍も白狼というが、サモエドにしか見えない。なぜモフモフにしたのだろうか?
    毎回、大国主神が絡んでくるのだろうか?

    次巻でどうなるのか、良彦・黄金が絡んでくるといいな

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    2025年08月15日
  • 神様の本

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    ちょっと時間がなくて(言い訳)ビブリアの短編しか読まなかった
    てかビブリアの短編集だと思ってたんだよ

    聖書の話はおもしろかった

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    2025年08月07日
  • サクラの音がきこえる あるピアニストが遺した、パルティータ第二番ニ短調シャコンヌ

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    面白かったけど、疲れた〰️。
    スピード感がある小説では、まったくないんだけど、続きがいつも気になっちゃうというか。
    別の作家さんと勘違いしてたのか、もっと、時間の厚みのあるお話かと、構えてましたが、わりとさらっとしたお話。読みやすい文章でした。

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    2025年07月13日
  • 神様の御用人2

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    続けて読んでみてます。
    色んな神様が出てくるので、勉強にもなるし、また京都にも行きたいし、地元の神社も気になる。
    ついに穂乃香ちゃんが絡んできた!
    まさか天眼とは〜これからの良彦とモフモフとの絡みが楽しみ。

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    2025年06月17日
  • 神様の本

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    6名の作家が「神様×本」をテーマの短編集

    浅葉なつの「神様の御用人」が読みたくて手に取ったが、やはりこのシリーズは面白い
    黄金たちが真剣に「ハッピーターンの旨味の粉の正体について議論する」姿がほほえましい
    「ふりかけおかか専門家、命婦の御許殿」の土産が笑えた

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    2025年06月16日
  • 神様の御用人9

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    〔!〕どうして良彦さんが怪我をしなきゃいけないの!?(p.303)

    〔内容〕とち狂った黒龍を止めに金龍が会いにいったが…/金龍は当然あの神/良彦に正社員登用の話が来たがいつしか御用人のお役目に愛着を抱き始めていたので悩む/人間の気づけないところで日本壊滅が近づいていた/良彦は元凶と言えるアラハバキに会いに行くが…/良彦が築いてきた人脈ならぬ神脈が彼を救う

    〔感想〕最後はやはり黄金がらみになった。どうせならなんらかの形で御用にしてほしかったかな。御用人の話なので。強いて言えば大神の御用ということになるのかもしれないけど。

    〔好み度〕ここちよさ:B/キャラ:A/設定:A/文章・絵:B/思いがけなさ:B/総合:B

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    2025年06月08日
  • 神様の御用人8

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    〔!〕「百姓」や「民」と書いて「おおみたから」という読み方がある。(p.49)

    〔内容〕今回は動物成分おおめ//案山子で知恵の神の久延毘古命とその眷属、蝦蟇の謡と梟の富久/「鬼神のごとき妹」ついに登場だが意外に鬼神でない/黄金、食材管理の神になる?//半透明になっている狸の金鳥大明神とその眷属たち/御用は阿波狸合戦の収集と読み聞かせ//八幡大神は顔を現代に合わせて描きたい。

    〔好み度〕ここちよさ:A/キャラ:B/設定:A/文章:B/思いがけなさ:B

    ■御用人についての簡単な単語集

    【天棚機姫神/あめたなばたつひめのかみ】高天原で神衣(かんみそ)を作っていたが最近は人間世界で洋服を作っている。が売れなくて悩んでいる。小学三年生くらいの女の子の姿だがときおりの、怨念がこもったような低音ボイスが怖い。自分の作りたいものを作るタイプで、相手に似合うとかあまり考えていないところに問題があるような気がする?
    【天照大御神】別名「大日孁女神」。神々のトップだがじつのところ株式会社の社長みたいなもんでなんでも思い通りにできるわけではないし社員や重役たちの円滑な関係を維持しなければならず苦労が絶えない。
    【天道根命/あめのみちねのみこと】和歌山で神鏡を護る神。天津神。クソ真面目なタイプ。人の姿のときは北島と名乗る。
    【荒魂】和魂が神の中の優しくて平和的な部分。荒魂は天変地異を起こしたりする荒っぽい部分。月読命は荒魂を失っており和魂だけで顕現しており本来黒髪だったのが銀髪になっている。
    【伊斯許理度売命/いしこりどめのみこと】邇邇芸命の持っている神面を作った女神。
    【遠藤獅兜/えんどう・れおと】良彦のバイト先の新人バイト。まじめなタイプではないがひどいタイプでもない。じつは妻帯者で生まれたばかりの子どももいる。大阪出身で子どもの頃古墳群で遊んだりしていた。
    【稲の精】大山積神(おおやまつみのかみ)の配下。愛媛にいる。年中行事の相撲でたまには負けてみたい。人間形態のときはJAの稲本さん。
    【大神】良彦に御用人を押しつけいろいろ御用を命じている張本人。普通に考えたら天照大御神か素戔嗚尊かと思うが、なんかちょっとイメージちゃうのでイザナギあたりかもしれへん? それもイメージちゃう気もするのでさらに古い神々のだれかなのかも?
    【大國主命】出雲在住。国造りの頃の少彦名神の相棒。須勢理毘売命の夫なので須佐之男命の義理の息子。浮気性。軽い。ほぼ準レギュラー化している。
    【大宜都比売神/おおげつひめのかみ】食物の神。身体中の穴から食べ物を取り出し高天原に捧げたら不浄やと怒った須佐之男に斬り殺されバラバラにされた。その後羽山戸神(はやまとのかみ)と結婚した。
    【大地主神/おおとこぬしのかみ】民間信仰的な神。縄張りごとに大勢いる。日本の土地を守っている。
    【大年神/おおとしのかみ】四柱目の神様。歳徳神(としとくじん)とも言う。新年に福をもたらす年神。知らないうちに御用をかなえてしまっていた。須勢理毘売命の腹違いの兄。ということは須佐之男命の息子か。
    【大主神社】孝太郎が働いている神社。起源は平安時代。祀られる神は春日大社から勧請された。
    【大野達也】和歌山県の野球強豪高校の選手だった。たぶんモデルは赤いアンダーシャツのあそこかと。当時練習試合などで対戦していたので良彦とは知り合い。プロ入りを目指していたしその可能性もある実力だったようだが今は商工会議所勤務。実家は神社で名草戸畔(なぐさとべ)の頭が葬られたという伝承がある。古代のことばかり研究して自分や姉を見ようとしない父親に対して強い反感がある。《神様って名のつく、目に見えないくせに崇められてるものが嫌いだ。》第四巻p.94
    【大野奈々美】達也の姉。父の後を継ぎ神社を護ろうとしていた。が、達也とともに交通事故に遭い植物状態になっている。天道根命が知り合った「なな姉ちゃん」と同一人物だと思われる。
    【大野の父】名草戸畔研究の第一人者。
    【大日孁女神/おおひるめのかみ】→天照大御神
    【大御霊龍王/おおみたまりゅうおう】三柱目の神様。瀬田の唐橋の下に住まう龍神。「瀬田の橋姫」と呼ぶほうが人には馴染み深い。ある人物は「お華」と呼んだ。
    【大山積神/おおやまつみのかみ】伊予の大三島にある大山祇神社、日本総鎮守の異名を持つ社の神。海の民の信仰を受けた戦神。イザナギ・イザナミから生まれた。木花之佐久夜姫毘売の父。
    【岡田友弘】良彦んちの斜向かいの家の子。小学生。なぜか良彦をつけてきた。
    【お杏/おきょう】一言主の眷属。銀杏の御神木が本体の精霊。
    【お供え】《神は見目形よりも、それに込められた想いを汲むものだ》《お前が、それに込めた想いをな》第一巻p.268-269。
    【お華/おはな】→大御霊龍王(おおみたまりゅうおう)
    【思兼神/おもいかねのかみ】頭脳明晰だが古い神々に抑えられ能力を発揮できずにいた。高御産巣日神(たかひむすひのかみ)の子。名前は「機動戦艦ナデシコ」で有名になった。月読命が暴れたとき天照大御神を洞窟内に隠した。アマテラス《お前は私を崇めるな。私を裁く者でいろ。後ろではなく、隣に立て》第七巻p.270
    【幽冥主宰大神/かくりごとしろしめすおおかみ】大國主はたくさんの別称を持つがこれもそのひとつ。よくわからないけど死後の世界の主とかいう意味だろう?
    【語り部】各巻の最初と最後に出てきて、良彦の後の御用人(まだ少年)に良彦のことを語り聞かせているようだ。良彦との関わりは不明。身体に鱗があるらしいので、龍神か蛇神か魚の神かそんな感じ? 少年の方も良彦との関わりは不明。息子という可能性もある?
    【神様】人間とは持ちつ持たれつの関係だったが、現代では願い事を唱えるだけで信仰心も薄れ神祭りもなく、全体に力が弱まっている。《現代において、八百萬のすべての神が万能だと思うな》第一巻p.42。《神がいなくなるということは、その土地の太陽や水を隠されることと同じことよ》第一巻p.155。《人の子からみれば、神とは理不尽な存在であるものだ。》第一巻p.173。黄金《ほとんどの神々が、人の子を「人間」という括りで見ており、個人として認識することが稀だからだ。わしとてお前が御用人でなければ、舞い散る木の葉の一枚としか見ておらんかっただろう。》第一巻p.173。
    【願掛け】《事情はどうあれ、困った時だけ神に頼るのは、褒められたことではない。》第一巻p.54。この作品の神様たちは人間とそう違いはない存在として描かれているが、ぼくらの世界にもし神様がいたとしても願いを聞いてくれることはなさそうに思える。ある人の願いは他の誰かにとって呪いになることもあるだろうから(たとえば入試合格)全ての人の願いを聞くと矛盾が発生する。なにより、神にとって人間は取るに足らない存在だろうから個としては認識しておらず塊(あるいは数字)としての認識だろうと思われる。また、神と人間は存在としてのありようが違いすぎるので神の理は人間の理とは大きく異なるだろうから良し悪しの基準もまったく違い、願いとそれを叶えた結果は合致しなさそうだ。
    【感謝の歌】なんでも食事するときには一杯一拍手して和歌を詠むものだったらしい。それは「たなつもの 百の木草も天照す 日の大神の めぐみえてこそ」というものだとか。
    【窮鬼】→貧乏神
    【金鳥】阿波狸合戦の主人公だった狸神。なぜか身体が半透明になっている。
    【久延毘古命/くえびこのみこ】あまねく天下のことを知る案山子神。眷属として蝦蟇の謡(よう)と梟の富久(ふく)がいる。大国主ファミリーの一員? 田の神とも呼ばれる。か、自分の存在意義に疑問を抱き引退したいと言い出している。人間形態のときは十六、七歳の少年。
    【国造/くにのみやっこ】領主みたいなもん。
    【孝太郎】藤波孝太郎。良彦の高校からの友人。実家は神社。今は近所の大主神社で修行中。権禰宜になったところ。超現実主義者。貧乏神にも恐れられる清濁併せ呑む毅然とした男。
    【黄金/こがね】方位神(ほういがみ/ほういじん)。最初に出会った神様。大主神社末社にも祀られている。狐の姿をしており「黄金/こがね」と呼ばれていると名乗った。触りたくなるモフモフ。甘いものに目がない。方角を司るので目的地やそこへの行程が手に取るようにわかる《いわば、高性能狐型ナビだ。》p.87。「狐型モフペディア」でもある。とても古い神様らしい(イザナギ、イザナミよりも古いのかも?)が良彦は威厳を感じていない。その願いは《日本中の人間が再び神祭りに目覚め、神に畏怖と敬いを持つように取り計らう》p.154第一巻。というもの。個人の力では無理そうなのに叶うまで離れないというので一生のつきあいになる? 強いて言えば良彦が神社ライターにでもなって影響力を持っていくしかなさそうだが? このままではお役目を果たすのも遠からず無理が出てくるやろうし。《方位神とは、理屈でできているようなものだ。》第一巻p.200。須佐之男視点では方位神は人の子を陥れた情け容赦ない神なのだとか。
    【古事記】天皇家の歴史などを、国内向けに書いたもの。
    【木花之佐久夜姫毘売/このはなのさくやびめ】邇邇芸命の妻。超絶美女。宮崎にいた穂乃香の前に姿を現した。富士山の神でもあるのである意味日本を象徴する女神。
    【御用人】「大神」からのミッション、「宣之言書(のりとごとのしょ)」に名前が現れた神々の困りごとをうまくおさめていく役目で人間が就く。《御用人が御用を誘導するようなことがあってはならぬ!》第七巻p.31。
    【御霊信仰/ごりょうしんこう】非業の死を遂げた重要人物たちの祟りを抑えるために神として祀って御霊会などを開き慰める。
    【サナ】宗像三女神に仕えていた巫女。女神たちにとって最も強い記憶が残っている巫女でもある。大陸出身で身寄りがなく言葉も通じず巫女になることをとことん嫌がっていろいろいたずらもした。が、誰よりも素質は高く天眼の持ち主だった。
    【神職】《神に仕える彼らを通して、人々は神を視るのだろう。》第一巻p.251
    【少彦名神/すくなびこなのかみ】有名どころ。第二巻最初の神様。見た目は身長十センチくらいの老人で白いポンチョのような服を身につけている。一寸法師のモデルとも言われている。大きな社殿に祀られているが、それでも地からは衰え老人の姿となった。大國主命とは国造りの頃の相棒。そのとき入った温泉の心地よさをもう一度味わいたい。
    【神武天皇】神倭伊波礼毘古命(かむやまといわれびのみこと)などとも呼ばれる。
    【須勢理毘売命/すせりびめのみこと】大國主命の妻。須佐之男命の娘。夫の浮気に悩まされている。大年神の腹違いの妹。激しい気性は父親譲り。
    【清掃】良彦の父《昔な、親父が言ってたんだ》《掃除ってのは、神業だって》《穢れを祓い清める、尊い仕事だってな》第五巻p.111
    【平将門/たいらのまさかど】クーデターを起こしたとされ藤原秀郷に討たれ今では江戸総鎮守に祀られている。他の場所で現れると落ち武者のような姿になる。
    【高岡遥斗/たかおか・はると】→遥斗
    【高龗神/たかおかみのかみ】貴船にいる。黄金は「水龍」と呼んだ。「貴船明神」と呼ばれることもある。水神の大元締め。
    【武御雷之男神/たけみかづちのおのかみ】大主神社の主祭神。いずれ出てくると思っていたビッグネームやけどどうやって良彦を鹿嶋まで行かせるかが問題やと思ってた。
    【田道間守命/たじまもりのみこと】菓子の神。大主神社の境内に祀られている。元は人間だったらしい。
    【達也】→大野達也
    【月読命】天照大御神の弟、須佐之男命の兄。荒魂を失くしており、一晩ごとに記憶が失われる。唯一覚えているのは須佐之男のことだけ。そのため日々日記をつけており膨大な量となっている。
    【童子】高龗神と一緒に降ってきた。おしゃべりでいたずらもので神も困ったことがある。石で作られた柄杓を授かり森を守ることを約束した。人の娘と結婚し有限の寿命となったがその子孫は明治期まで代々高龗神に仕えてきた。
    【敏益/とします】良彦の祖父。一年前に亡くなった。口数が少ない優しい人だった。神社に参るのが日課だった。父《勉強しろって言うより、挨拶や、箸の上げ下げ、靴をそろえること……。そういう生活の中の些細なことを、子どもには注意する人だったかな。》第五巻p.134。《子どもの好奇心は止めない人だったんだよ。》第五巻p.135
    【泣沢女神/なきさわめのかみ】穂乃香は「沢女/さわめ」と呼ぶ。天香久山麓の神社の井戸の中にいた。小学二年生くらいの見た目。《泣くのが仕事のようなものなのだ》。たよりなさげだが日本に住む人間の悲しみの半分を肩代わりしてくれるという鉄のメンタルを装備している。彼女のおかげで泣いたら気分が晴れる。水神でもある。
    【名草戸畔/なぐさとべ】神武東征で敗れて殺された。大野の父は異なった説を唱えている。名前からすると女性のようだ。
    【邇邇芸命/ににぎのみこと】天孫降臨。大物。大國主と双璧をなすロクデナシ男として勇名をはせる。
    【日本書紀】国の歴史を同時に中国に向けて知らしめるために書かれたもの。
    【望/のぞみ】松下望。穂乃香と同じ学校の生徒。美しい月を描いていた。中学のとき「かぐや姫」というあだ名がついていたことがある。穂乃香に対し《あんたさ、変なら変なりに、もっと堂々としてなよ。》(p.94)とか《もっとそういう面白い吉田穂乃香でいればいいのに》(p.198)と言った。
    【宣之言書/のりとごとのしょ】別名「御用帳」。一年前亡くなった祖父、敏益のものだったという冊子で、謎の老人から渡された。神々の名が書かれている。これを手にした人間は浮き出る神名の社を訪ね、その神様の御用を聞かねばならない。敏益は信仰心の篤さを認められ、そういう家の人間ではないのに抜擢された。作ったのは「遥か高位の大神」なんだとか。神様の御用人としてのパスポートみたいなもんかな。
    【萩原良彦/はぎわら・よしひこ】→良彦
    【秦氏】大陸から渡ってきた一族。月から来たという話もある。技術者集団という話もあってさまざまなものづくり技術を日本にもたらした。聖徳太子がらみの秦河勝が有名。
    【羽田野唯司/はたの・ただし】画家。青い月を描いていた。寝ても覚めても満月の絵しか描かない。「はた」とついているので秦氏の末裔なのかもしれない?
    【八幡大神】宇佐の社にいるが、石清水八幡宮も宇佐から勧請された社なのでそこでも会える。個人的には月イチくらいですぐそばを自転車で走ってます。
    【遥斗/はると】高岡遥斗。穂乃香と同じ高校で隣のクラス。御用人のことを知っていた。名前からして高龗神とかかわりのある家(八家)の子かもしれない? 高龗神の役に立ちたくて仕方がない。レギュラーになる? 祖母は斗央子(とおこ)。愛車はズーマーX、二人乗りできたっけ?
    【晴南/はるな】黄金《鬼神のような妹だな》第一巻p.187。第五巻でようやく名前がわかる。
    【一言主】なんでも一言ですませてしまう神様。最近引きこもっているらしい。良彦が会ってみると予想外のタイプだった。御用のすんだ後はオンラインゲーム友だちになった。
    【蛭児大神/ひるこのおおかみ】いわゆる恵比寿様。
    【貧乏神】窮鬼。《衣食住が足りた生活を送れることが、決して当たり前ではないということを忘れないための存在なのだ。》第二巻p.85。寒いので寝泊まりできる家を探してほしい。羽振りの良い者が転落する落差を味わい、稼ごうとする気力を吸う。が、ここで登場する貧乏神は、一旦どん底まで落ち込んだ者が這い上がろうとする姿が好きで、それを見届けてから離れる。繊細で涙もろいところがある。
    【富久/ふく】久延毘古命の眷属。梟。
    【藤井】金長狸に思い入れがある人物。商工会議所の課長で四十歳になるが見た目は女子高生。
    【藤波孝太郎】→孝太郎
    【経津主神/ふつぬしのかみ】刀の神。タケミカヅチを主と呼ぶ。
    【方位神/ほういじん/ほういがみ】→黄金(こがね)
    【BOZU in Bar】浄土真宗の僧である快真と川島信定(信定/しんじょう)が立ち上げたバーで神仏折衷の内装とスタッフが働いている。孝太郎もたまに手伝っている。
    【穂乃香/ほのか】吉田穂乃香。視える人「天眼/てんげん」。超絶美少女。高校生。あまり笑わないクールビューティー。孝太郎が勤める大主神社の宮司の娘。良彦に好意を寄せているようだ。
    【松下望】→望
    【松葉】蛭児大神の眷属。白馬。
    【宗像三女神/むなかたさんじょしん】田心姫神=多紀理毘売命(たごりひめのかみ)、市杵島姫神=市寸島比売命(いちきしまひめ)、湍津姫神=多岐都比売命(たぎつひめ)。沖ノ島に祀られている。田心姫神はおっとりしている。市杵島姫神は凛としている。湍津姫神はキャピキャピしている。
    【目貫の猿】石清水の本殿に彫られて命が吹き込まれ神獣となった猿。
    【面の者】古参の神々。仮面を被っている。天照大御神を傀儡としていた。
    【疫病神】お婆さんの姿。貧乏神も恐れた。直接祀られることは少ないが、例えば祇園祭は疫病神を慰めるためのものだったりして、けっこう信仰はされている。
    【倭建命/やまとたけるのみこと】人面鳥の姿で登場。鳥になりたい。未曾有の進化中らしい。叔母の倭比売命は伊勢の斎宮。草薙剣を渡してくれた。
    【弓月君/ゆづきのきみ】大陸より一族を率いてやってきた。秦の始皇帝の末裔だとかなんとか。ものづくり一族である秦氏の源流。
    【謡/よう】久延毘古命の眷属。蝦蟇。自覚のない音痴だが自称吟遊詩人。ときどき眩暈を起こした小鳥が落ちてくる。
    【洋治】大野達也の知り合いの神職。三十代半ばくらい。
    【吉田穂乃香/よしだ・ほのか】→穂乃香
    【吉田怜司/よしだ・れいし】→怜司
    【良彦】主人公。二十四歳。神様の御用人にされてしまった。やる気も知識もあまりなかったが、結局のところとても誠実な人。ずっと野球をしており高校のとき一度だけ一番サードで甲子園に出場し一回戦で敗退。野球の才能で会社に入ったがケガをしたのと経営不振で野球部が廃部になったのとで退職。今はアルバイトの日々。
    【良彦の妹】→晴南(はるな)
    【良彦の祖父】→敏益(とします)
    【良彦の父】自己主張しないタイプ。
    【良彦の母】活発なタイプ。
    【怜司/れいし】吉田怜司。穂乃香の兄。人当たりのよい人物で天然なところがある。が、強度の妹溺愛マシーンで妹につきまとう男は即座に敵認定され人物が豹変する。大主神宮宮司の長男。霊感はあるが無自覚でやり過ごしてしまうタフな精神を持つ。東京在住で旅行会社勤務。藤原氏の末裔。将門から憎まれ、タケミカヅチから世話係にと目をつけられている。

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    2025年05月21日