しらびのレビュー一覧
-
-
-
Posted by ブクログ
2巻に引き続き、描写が卓抜している。
難しい表現の使い所も勉強になるし、ところどころに挟まれる何気ない会話のやり取りが息を吐かせるポイントとなる。重厚な世界観、戦争の状況や人命の儚くも美しい最後など世界観に浸れる物語である。
メカの部分も描写が適切で、比喩表現が上手い。さらに絶対に勝てないだろうなと思わせるものに立ち向かう主人公たちの生き様は拍手を送りたいほど果敢で蛮勇極まるものだ。戦場しか知らないのであればやはりこうなるよなぁと思う。
同時に、やはり戦争モノを描くのであればこれぐらいの酷薄さはほしい。凄惨で、絶対に助からないだろうと思ったところでちゃんと助かるとこちらも嬉しい。
第1巻のヒロ -
Posted by ブクログ
スパコンが分析する100年後の棋譜とはどのようなものなのか。
それは作者の頭の中にあるものであり、本当のところ、将棋というゲームの最終解決が示されるかどうかは不明です。
ただ、面白いテーマであることは間違いありません。
それにしても、AIと将棋をテーマにすることを見据えて、ヒロインの名前を「あい/天衣」にしていたのでしょうか。
最後には、スパコンで動くAIが、人間の持つ「ゆらぎ」ないし「不確実性」(時にはスパコンを超える手を打つ要因にもなる)を具備するために八一との「結婚」を果たすという展開になったりして。
あ、これじゃ攻殻機動隊だ……。 -
購入済み
アニメからです
アニメ見てめちゃくちゃお気に入りになったので購入。
ラノベで補完できる部分も、アニメで補完されてる部分もどちらも感じ取れて楽しめました。 -
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレそろそろ本格的に登場人物が多くなり過ぎてきて、誰が誰だか判らない瞬間が増えてしまったよ……
冒頭にそれなりの人数が掲載された登場人物紹介があるというのに、それでカバーされていない人物がまだまだ居るって色々な意味で凄い事だと思いますよ
この巻ではこれまでの全てを引っ繰り返すような様々が立て続けに起こるのだけど、それが過度に悲観した調子ではなくあくまでも淡々と描かれる様はどこか戦時ドキュメンタリーめいているね
だからか、極限なまでに悲惨な状況でありつつもそれに下手な絶望すること無く読み進められると云うか…。それでも悲惨である点は変わらないから何度も頭を抱えたくなるんだけどね……
ギアーデ連 -
-
-
-
-
-