しらびのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本書は、連合王国編の後編。
レギオンとの戦いに従軍するシンを始めとする86達は、前巻の攻城戦でシリン達が見せた自らの身体を喜んで犠牲する戦い方にショックを隠しきれない。
シリン達は人間ではないが、死者の脳を利用して作られた表情のある女性兵士型人造妖精だ。
彼女たちは、「勝利の為の死こそ我が目的」とばかりに自らを犠牲にして味方の為に血路を開いた。シリン達のおびただしい数の屍を見た86達は、彼女達の姿を自分たちの将来の姿とダブらせてしまう。
その影響を一番受けているのが、シンだ。
シンはサンマグノリア共和国が崩壊し、ギアーデ連邦軍に編入された後、未来のあるはずが無かった自分たち86に急に未来はあ -
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連合王国編の完結回。
今回はさすがに前回ほどの衝撃はなかったなあ。
いや、いいことだ。
前回、死せる戦闘人形シリンたちの有様に衝撃を受けたエイティシックス達が、生きていることの意味自らに問うた今回。
ようやく、彼らの中に生きる意味が見つかったのだなあ。
戦闘場面は、今回は珍しくあまり心配しなかった。
作戦がうまくいって人間側の死者が少なかったこともあるし、高機動型との戦いが3度目だったと言う事もあるのだろう。
レーナとシンのまだ始まったばかりだという感慨がここまで読んできた身には少し驚きで、でも、そうだよなと気づかされた。
個人的ハイライトはシンがレーナに「おいていかないで」と告げ、レー -
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Posted by ブクログ
相変わらず最高に面白かった。
今回は攻城戦。レギオンに占拠された難攻不落の城をどう落とすかという物語だったが、結末はネタバレになるので書けない・・・。
もう、ほんとにこの小説はライトノベルじゃないよね。確かに美少女が主人公でラブな要素あるけど、それを圧倒的なまでに押し流す冷酷で破壊的な戦場描写。
今回も「シリン」という新しいアイディアも含まれていて本当にこの安里先生は天才だと思う。
アニメ化してほしいライトノベル第一位らしいけど、アニメ化どころかハリウッドで本気で実写映画化してほしいよ。1巻分だけでも・・・。
まともな俳優さんキャストして、レギオンは「マトリックス3」とか「All you ne -
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夜叉神天衣がタイトル挑戦を決め、空銀子女王と戦う。
八一は姉弟子に研究会用に買ったマンションに誘われるが女王戦が終わるまではと断る。
そして始まった女王戦は、3戦目までしかも短期の日程が決まってない、女王からの3勝で決め、三段リーグにさっさと備えるというメッセージ。
通天閣での一局目、慣れない和服と高い盤に知らずストレスをためる天衣。香車が袖に引っ掛かり駒台に落ちるというミスに気付かず、空女王の誘導で香車を打ち込んでしまい前代未聞の反則負けに。
二局目は北陸、ひな鶴で。天衣の先手番、角換わりが通用せず昼食休憩後に早々に投了。。。天衣はどんな将棋を指せばよいのかわからなくなっていた。
八一は、帝 -
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4巻の後半、2年前に読んだひとつのシーンを、今もまだ覚えている。1巻から読み始めて、当時の最新巻である4巻を手に取るまで時間はかからなかった。圧倒的に面白かったからだ。でも、喫茶店の通路沿いの席で4巻を読み、そのシーン、天衣が主人公にひとつの言葉をかけるシーンを噛みしめるように読んだ時、今までの3巻はただの前座だったのだとすら思った。それほど鮮烈で、感情を揺さぶる言葉だった。
9巻にも、その言葉が登場する。正直なところ、しばらく読んだところで、このシーンを取り上げて、逆の形にしてストーリーに入れてくるだろうことは予測できたけれど、それでも、いざそのページに辿り着くと、涙が溢れてくるのを止められ -
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シンたちとレーナが再び出逢うまでの戦いを描いた後編。
うん、期待を裏切らない良い出来だった。
超長距離砲攻略戦の一部始終が描かれて、息つく暇もない戦闘描写と次々繰り出される戦術に思わずのめり込んでしまった。
すごいなあ。
シンを行かすためにエイティシックスの仲間たちの『俺にかまわず先に行け』的展開にはニヤッとしてしまった。
そして、絶体絶命の瞬間に響くその声。
いや、わかっていても胸が熱くなる。
いいよね。こういう展開。
そしてその再会は、この巻通してずっとシンが悩んでいたなぜ戦うのかという疑問への答えを与えることにもなるのだ。
一巻以来となるラストの再会場面が実にいい。
彼らの約束は果 -
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