しらびのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこれまで「死ぬために戦う」ことを当たり前のように受け入れていたシンが、少しずつ「生きること」と向き合い始める姿が本当に印象的だった。
自分が生き残ることに意味があるのか、生きるために戦うとはどういうことなのか。これまでのシンにはなかった迷いや葛藤が描かれることで、彼が少しずつ「戦うための存在」から「生きることを望む一人の人間」へ変わっていくのを感じられた。
また、戦争を「勝つ側」ではなく「生き残る側」から描いているのも本作ならでは。過酷な戦場で生き延びることの意味を考えさせられると同時に、仲間と共に生きたいという想いの尊さが強く伝わってくる。
竜牙大山攻略作戦は緊迫感と迫力が凄まじく、戦闘シーンも熱い! そんな極限状態の中で光るファイドの活躍には胸を打たれた。
戦闘の熱さだけでなく、シン自身の「生きたい」という気持ちが芽生え、大きく変わり始めたことが何より嬉しい。これまでの彼を知っているからこそ、その変化がとても感慨深い一冊だった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ連合王国編の後半。レルヒェの言葉がシンにクリティカルヒットし、またしても「自分はレーナの邪魔なのでは」と思い悩み始める。シンとレーナのやり取りには少しもどかしさを感じたが、よく考えれば二人とも思春期真っ只中の10代。そう思うと、この不器用さも納得できる。
むしろ、二人を諭すフレデリカやヴィーカの方がよほど大人に見える。シリンたちに自分たちの末路を重ね、動揺する86たちの姿も印象的だった。レギオン戦では「無慈悲な女王」の鹵獲という大きな戦果を挙げる。
そして最後には、シンがレーナに「置いていかないでほしい」「貴方に海を見せたい」と伝えることができ、思わず砂糖を吐きたくなるような締めだった。