しらびのレビュー一覧

  • りゅうおうのおしごと!10

    購入済み

    将棋の様子も分かりやすく背景のあるキャラクター同士の熱い戦いはとても手に汗握る面白いものでした

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    2019年08月04日
  • 【電子特別版】東京侵域:クローズドエデン 03.人類の敵VS人類の敵

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    異界と化した東京へ進入する非合法のレイダーである少年少女の物語。超高難度ダンジョン探索型ボーイミーツガールの今作は敵である救務庁への潜入というケタ外れに難易度の高いミッションが主となっている。相変わらず危機的状況を描くのが非常に上手い。今作のピンチの骨子はひた隠しにしていた身元の発覚と、別行動による孤立無援で、文字通り絶望的である。また舞台がクリティカル・エリアではない現実世界だからこその行動制限や能力の限界などもあり、かろうじてしがみついていた日常が崩れる恐怖があった。非日常の恐怖を描いた前作とは対になっているのが良い。サブタイの人類の敵vs人類の敵というのもかなり示唆的で、さらわれた人を助

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    2019年05月28日
  • 東京侵域:クローズドエデン 02.Enemy of Mankind(下)

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    エネミー・オブ・マンカインド編の後編。ステルス&エスケープを中心に練りこまれたアクション、常に死と隣り合わせの緊迫感は後編でも変わらず。相変わらず絶望的なシチューエーション作りが上手く、主人公たちを容赦なく危機的状況へと追い込む手腕は見事である。EOMと戦うためのショットの本数という視覚化された絶望に加え、作品内でのパワーバランスを一切崩していないため打開策が想像しにくい。前回の伏線回収もスムーズで、謎の敵「ツイスター」の正体や、素人レイダーのキムラが名前を名乗らなかった理由もすんなりと腑に落ちた。また、クリティカルエリアからの帰還後に悪夢に悩まされるといった戦争神経症の症状が出るという描写が

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    2019年05月28日
  • 東京侵域:クローズドエデン 01.Enemy of Mankind(上)

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    紫色の霧に閉ざされ、壊滅した東京都心を舞台にしたダンジョン探索型のボーイ・ミーツ・ガール。ダンジョンと化した東京、跋扈する異形の怪物クリプテッドと、人類の敵EOM(エネミーオブマンカインド)、ドロップアイテムかつ、EOMに対する唯一の対抗策である、赤緑青の、強化、感覚、修復の三種類の注入(ショット)と呼ばれる道具など、設定が非常にゲーム的であり馴染みやすい。しかしゲーム的という言葉から感じる軽薄さのようなものは微塵もなく、むしろ死と隣り合わせという緊迫感に満ちているため、常に極限状態のような緊張感がある。抵抗はできるが基本は勝てないというEOMとのパワーバランスも絶妙で、そんな中で主人公二人の

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    2019年05月28日
  • 86―エイティシックス―Ep.6 ―明けねばこそ夜は永く―

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    本書は、連合王国編の後編。
    レギオンとの戦いに従軍するシンを始めとする86達は、前巻の攻城戦でシリン達が見せた自らの身体を喜んで犠牲する戦い方にショックを隠しきれない。
    シリン達は人間ではないが、死者の脳を利用して作られた表情のある女性兵士型人造妖精だ。
    彼女たちは、「勝利の為の死こそ我が目的」とばかりに自らを犠牲にして味方の為に血路を開いた。シリン達のおびただしい数の屍を見た86達は、彼女達の姿を自分たちの将来の姿とダブらせてしまう。

    その影響を一番受けているのが、シンだ。
    シンはサンマグノリア共和国が崩壊し、ギアーデ連邦軍に編入された後、未来のあるはずが無かった自分たち86に急に未来はあ

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    2019年05月28日
  • 86―エイティシックス―Ep.6 ―明けねばこそ夜は永く―

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    連合王国編の完結回。
    今回はさすがに前回ほどの衝撃はなかったなあ。
    いや、いいことだ。

    前回、死せる戦闘人形シリンたちの有様に衝撃を受けたエイティシックス達が、生きていることの意味自らに問うた今回。
    ようやく、彼らの中に生きる意味が見つかったのだなあ。

    戦闘場面は、今回は珍しくあまり心配しなかった。
    作戦がうまくいって人間側の死者が少なかったこともあるし、高機動型との戦いが3度目だったと言う事もあるのだろう。

    レーナとシンのまだ始まったばかりだという感慨がここまで読んできた身には少し驚きで、でも、そうだよなと気づかされた。
    個人的ハイライトはシンがレーナに「おいていかないで」と告げ、レー

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    2019年05月06日
  • りゅうおうのおしごと!6

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    ネタバレ

    アニメからの続き、姉弟子の空銀子に焦点の当たった話。

    藤井聡太の登場とアルファ碁などAIの台頭が、実際の将棋界にも相当の影響を与えているのが伺える巻だった。

    生まれ持った才能の違いを暴力的なまでに味わい絶望するも、絶対的に届きたいものために、(たとえそれが自分という存在を摩耗させていくものだと分かっていても)手を伸ばし続けるという決意は美しいとまで感じるものであり、心に響いた。

    才覚の無さを自覚し、頼れる神が死んだのだとしても、銀子にとって八一が唯一無二の神様だった、という在り方は少し羨ましさを感じた。

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    2019年04月20日
  • りゅうおうのおしごと!10

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    雛鶴あいの先生の家庭訪問、空銀子の三段リーグ、なにわ王将戦、JS研のリーダーの澪ちゃんの引っ越し問題。
    奨励会から女流棋士となった岳滅鬼翼と戦う雛鶴あい。必至をかけられてからの猛ラッシュで鼻血を出しながら手を読む。
    なにわ王将戦では、歩夢の妹で小学生名人のマリアと水越澪の決勝戦。

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    2019年03月16日
  • りゅうおうのおしごと!10

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    今刊はパロディ感が強かったです笑。しかし、小学生同士の熱い戦いやぶつかり合いがあってとても楽しめました。

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    2019年03月08日
  • ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・アカデミア2 燃えろ! 第三生徒会

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    良い出来
    「デザイア」のようなキャンペーン物語として
    というのでなく一話ごときっちり楽しめる
    「ARAレジェンド」「ブレイド」と同じような味わい
    プレイヤーも内輪受けでなく素晴らしい
    ここがすごいというのはないが総合して欠点なし

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    2018年12月08日
  • 86―エイティシックス―Ep.5 ―死よ、驕るなかれ―

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    相変わらず最高に面白かった。
    今回は攻城戦。レギオンに占拠された難攻不落の城をどう落とすかという物語だったが、結末はネタバレになるので書けない・・・。
    もう、ほんとにこの小説はライトノベルじゃないよね。確かに美少女が主人公でラブな要素あるけど、それを圧倒的なまでに押し流す冷酷で破壊的な戦場描写。
    今回も「シリン」という新しいアイディアも含まれていて本当にこの安里先生は天才だと思う。
    アニメ化してほしいライトノベル第一位らしいけど、アニメ化どころかハリウッドで本気で実写映画化してほしいよ。1巻分だけでも・・・。
    まともな俳優さんキャストして、レギオンは「マトリックス3」とか「All you ne

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    2018年11月30日
  • りゅうおうのおしごと!9

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    夜叉神天衣がタイトル挑戦を決め、空銀子女王と戦う。
    八一は姉弟子に研究会用に買ったマンションに誘われるが女王戦が終わるまではと断る。
    そして始まった女王戦は、3戦目までしかも短期の日程が決まってない、女王からの3勝で決め、三段リーグにさっさと備えるというメッセージ。
    通天閣での一局目、慣れない和服と高い盤に知らずストレスをためる天衣。香車が袖に引っ掛かり駒台に落ちるというミスに気付かず、空女王の誘導で香車を打ち込んでしまい前代未聞の反則負けに。
    二局目は北陸、ひな鶴で。天衣の先手番、角換わりが通用せず昼食休憩後に早々に投了。。。天衣はどんな将棋を指せばよいのかわからなくなっていた。
    八一は、帝

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    2018年11月25日
  • りゅうおうのおしごと!3

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    ダンサリエルシリーズを思い出す芸と才能のお話に達し得ていて素直に称賛
    「ファンなら褒めろ」に続いて
    「いままでのは受け狙いで書きたくて書いたのでなかった」は本音
    読者の気持ち良くなる話と作者の満たされる作品は違うのだからしかたないね
    読者の殆どが永世六冠の名前も知らないへだたりをどう埋め合わせるかが
    娯楽作品としての価値なのだから
    そこに無用な努力を傾けるのは残念ながら当然

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    2018年10月19日
  • りゅうおうのおしごと!7

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    今巻も力の入った一作
    「矢倉は終わった」「もう雁木も終わり」の大転換をかなり上手く描いて感心
    主人公と脇役の魅力を描く場面の緩急もくどくなく
    無理に理屈付けせずご都合主義をきれいに使っていて見事な塩梅
    『らじかるエレメンツ』からよくぞここまで大成したものだ
    成長できる作家というだけでも貴重な存在

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    2018年10月17日
  • りゅうおうのおしごと!9

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    4巻の後半、2年前に読んだひとつのシーンを、今もまだ覚えている。1巻から読み始めて、当時の最新巻である4巻を手に取るまで時間はかからなかった。圧倒的に面白かったからだ。でも、喫茶店の通路沿いの席で4巻を読み、そのシーン、天衣が主人公にひとつの言葉をかけるシーンを噛みしめるように読んだ時、今までの3巻はただの前座だったのだとすら思った。それほど鮮烈で、感情を揺さぶる言葉だった。
    9巻にも、その言葉が登場する。正直なところ、しばらく読んだところで、このシーンを取り上げて、逆の形にしてストーリーに入れてくるだろうことは予測できたけれど、それでも、いざそのページに辿り着くと、涙が溢れてくるのを止められ

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    2018年08月24日
  • りゅうおうのおしごと!9

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    あつい、アツイ、熱い。
    浪速のシンデレラ、夜叉神天衣回。
    本当に読むのがもったいなく感じるが、読みたくて読みたくてしかたなくなる作品。
    キャラが本当に生き生きと矜持を持って動き感動する。
    読んでると感動し、涙がこみ上げて来ることも。

    白鳥先生の文も素晴らしく、また、しらび先生のキャラ達の可愛さったらもう。本当に…。
    次ぎの10巻もはやくも待ち遠しい。
    10巻はどうなるかな。
    区切りだから八一巻かな。八一x銀子もよみたいかな。

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    2018年08月23日
  • 86―エイティシックス―Ep.4 ―アンダー・プレッシャー―

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    半分くらいはラブコメみたいな流れだった。今までが結構シリアスだったからギャップが面白かった。特に、レーナとフレデリカのやり取りとか。
    終盤になるとレギオンの進化がすごかった。とうとう知性を獲得した。
    次巻からの戦いがヤバい。

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    2018年08月08日
  • 86―エイティシックス―Ep.3 ―ラン・スルー・ザ・バトルフロント―〈下〉

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    シン達、スピアヘッド戦隊が連邦軍として戦場で戦うのがメインの話。
    兄を討ってから自分の道を探せないシンの苛立ちとそれをラストにほぐしたレーナのやり取りが良かった。
    自分のやりたい事を見つけるのって難しいよなぁ。1人で悩まず他人を頼ることも必要と思える一冊でした。

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    2018年08月04日
  • 86―エイティシックス―Ep.2 ―ラン・スルー・ザ・バトルフロント―〈上〉

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    1巻ラストに描かれていた、シン達とレーナが合う間の話。シン達は連邦側でレギオンで戦い、レーナは共和国で戦う。レギオンの突然の大攻勢からそれぞれの視点から進行している感じ。
    前後半で分かれているので、早速後半が気になる!

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    2018年06月30日
  • 86―エイティシックス―Ep.4 ―アンダー・プレッシャー―

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    「86」シリーズの最新作。初めてレーナとシンが一緒に戦う共同作戦ということで最初の三分の一は文字どおり”ライト”ノベル感バリバリなのだが、その後戦闘に入ってからはいつもの「86」の悲壮感と絶望感の効いたストーリーにはいっていくという「86」ファンの期待を裏切らない展開。戦闘シーンも巻を追うごとに読みやすく、上手くなっており作者の筆力に脱帽。この「86」シリーズが作者のデビュー作であり、さらに女流作家ということをさらに知って驚愕。

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    2018年06月29日