甲田学人のレビュー一覧

  • 時槻風乃と黒い童話の夜 第3集
    甲田作品好きすぎて書ききれない!

    今作の主役は最後までわりと普通でいられた、珍しい話。
    狂いに狂ったのはお友達の皆で、実に暴力的に自分たちのやりたいことを成し遂げていた。
  • 時槻風乃と黒い童話の夜 第2集
    甲田作品好きすぎて書ききれない!

    ラプンツェル、自分の黒髪でこの結末を迎えてしまうと、二度と髪を長く伸ばすことが出来ないだろう。
    しかし、そこまで美しい黒髪を持つのは羨ましい。
  • ノロワレ参 虫おくり
    相変わらずホラー部分の描写の気持ち悪さが秀逸。断章のグリムは痛い描写でしたがこちらはまた違った気持ち悪さです。蜂の大群の描写を読むときは思わず口が開かないように手で押さえてしまいました。
    1巻からだんだんと後味の悪さが増している気がする。
  • 時槻風乃と黒い童話の夜
    金の卵をうむめんどりは修正位はしてあるかも知れませんが、
    本編の6巻に収録されていた物とほぼ同じです。
    でも書下ろしの2作も凄く面白かったですし、
    金の卵も読み返すのにいい機会になったと思います。

    Twitterで呟きを拝見していると、
    嘗てヒーローや正義に救われなかった子供であった著者が、
    同じ...続きを読む
  • 時槻風乃と黒い童話の夜
    断章のグリムの番外編…のようなものデスね。
    断章のグリムに登場していた時槻雪乃の姉の風乃が主人公の短編集です。
    最後の話だけ、断章のグリムの金の卵を産むめんどりに掲載されていた話ですが、それ以外の2篇は描き下ろしとなっていました。
    断章のグリムを知らなくても、楽しく読むことの出来る作りになっておりま...続きを読む
  • 時槻風乃と黒い童話の夜
    甲田作品好きすぎて書ききれない!

    風乃さんがまだ生きていた頃の話。
    この本だけでは世界観を理解出来ないかと思われる。
    本編もなかなか凄い描写があったが、こちらもなかなか良い表現満載。
  • ノロワレ参 虫おくり
    甲田先生がTwitterで、此の儘の売り上げだと5巻くらいで終了になりそう…
    というお話を聞いて、勝手に焦っていたり。
    3巻までの売り上げで決まるって、藤原先生も云ってたなぁ…。
    断章のグリムに比べると、地味な雰囲気ですけど、
    相変わらずオカルトの知識か豊かですし、其れなりに続いて欲しいです。

    ...続きを読む
  • ノロワレ参 虫おくり
    やっぱこの人は和モノの黒い部分とか暗い部分とか上手いわ。
    そして痛い描写も上手いわ。

    蜂に襲われる場面、あれは……
    背中がゾワワっとして、若干ぉえっ……とキた。

    存在感はあるものの、とくに絡んでこないミコトさんが
    今後どうなるのか気になる。
    今回は途中退場はやかったな。

    次の巻はどんな呪いか楽...続きを読む
  • ノロワレ 人形呪詛
    大好きな甲田学人さんの新シリーズ!
    前作「断章のグリム」に引き続き、三日月かけるさんの挿絵もあって嬉しい限りです。

    まだ一冊目なのでこれからどうなのかは分かりませんが・・・・・・甲田作品の中ではグロ控えめ、か?
    うーん、断グリが強烈過ぎたので体制がついただけかもしれない;
    代わりにmissingの...続きを読む
  • ノロワレ参 虫おくり
    3
    夢人と現人、誤植か?

    ただでさえ危険で蜂怖いのに、余計に怖くなる。
    蜂の巣の正体が素晴らしい。
  • ノロワレ 人形呪詛
    甲田さんの新シリーズが出てたんだ!と手に取った。
    グリムよりmissingシリーズが好きなのですが、その感じに少し近いかも。
    ただの暗闇とか、閉じられた扉を開けるのが怖いっていう感じがとても好きです。
    夏に読むにはちょうどいいかな?いつもながら一人きりの真夜中には読みたくない怖さです。
    あまりグロく...続きを読む
  • 夜魔 -怪-
    「奇」と同時発売の、魔女と魔人が関わる短編集。
    元はハードカバーだったものを分冊して文庫化したみたいですね。
    作者さんいわく、「怪談性の強い話が怪、幻想的な話が奇」に分けたらしいですが・・・どちらにしろ、痛々しくて救われない物語であることには変わりないんですよねぇ。
  • 夜魔 -奇-
    「missing」でお馴染みの魔女・十叶詠子と魔人・神野陰之が関わる短編集。
    時間軸的には本編よりも前。魔女と魔人の出会いの物語もあり、この二人が好きな人は読むと良いです。
  • ノロワレ弐 外法箱
    今回のテーマ憑き物筋と外法箱。
    憑き物筋と云うと、「Missing」が懐かしく思えます。
    「Missing」で描かれていたよりもずっと、
    解説が深かったかなと云う気がしますが。
    生物を元に呪いを生み出すのなら、それが人である可能性も…
    と思っていたら、やっぱり人蠱と云うものだったみたいです。
    其れが...続きを読む
  • 夜魔 -怪-
    幻想的怪奇譚。美しくも禍々しさに彩れた内容には、ぞっと身の毛がよだった。
    文章も端麗で読みやすく、リアリティがある。個人的には"夜桜"の話が好き。描写や雰囲気がいい。
    思わず引き込まれる、妖しげな世界観だった。
  • ノロワレ弐 外法箱
    なんか懐かしい。
    『Missing』の亜紀ちゃんがソレ系でしたなー。
    特に関連する話は無かったけど。

    中指のシーン、・・・・・・あ゛あ゛あ゛あ゛痛い痛い痛い!

    ぞくぞくしました。
  • ノロワレ弐 外法箱
    甲田作品好きすぎて書ききれない!

    最後あたりの階段シーン好き。
    仲が悪いといっても、弟が一方的に兄を嫌っているだけで。
    危険なものに近寄ろうとする弟を止める夢人さん大好きです。
    まぁ箱が欲しいだけなんだろうけど。

    今回あまりグロテスクではなかった。
  • 断章のグリムXVI 白雪姫・上
    ついに最終章…!
    最後はきっと白雪姫だろうとなとそう思っていました。
    ずっと気になっていた葉耶の泡禍について核心に迫っていっていて、
    兎に角ずっとハラハラしながら読みました。
    最後は問題の神狩屋が何も知らない颯姫の元に帰ってきて、
    次へ続く…と本当に気になる展開です。
    毎回そうしていますけど、上下巻...続きを読む
  • 断章のグリムXVII 白雪姫・下
    断章のグリム完結…!
    葉耶と風乃の対峙とか、夢見子ちゃんの断章で皆やられてしまったりとか、
    白雪姫の泡禍の真実とか…兎に角気になる事がいっぱいあって、
    ドキドキしながら読み進めました。
    葉耶と話をしている時の風乃の台詞は全て印象的で、
    やっぱり素敵なキャラクターだなと再認識しました。
    後味のほろ苦い...続きを読む
  • 断章のグリムXV ラプンツェル・下
    相変わらず勇次君の云ってる事が滅茶苦茶で苛々させられましたが、
    居場所を失った彼が裏切り者の小間使いになっていたとは…!
    まさかな人の裏切りに、風乃が以前「そうなるかもしれないわよ?」と云っていましたけど、
    やっぱり驚きました。
    泡禍によって死ぬことが出来なくなったというのは、
    あれほどの狂気を齎し...続きを読む