甲田学人のレビュー一覧
-
怪奇現象が好き(幽霊は苦手(笑))な私が前々から読んでみたいと思ってた小説です!やっと読めました!神隠し…良い。途中背筋をゾクゾクさせながら読んだりもしました。人との繋がりって不思議だなあって思いました。Posted by ブクログ
-
このシリーズは
「童話が好き」
「童話を色々解釈していくのが好き」
「考えながら読むのが好き」
「凄惨なシーンに耐性あります!」
という人にオススメです。本当にグロ耐性ない&場面を想像しながら読んじゃう人は気をつけてくださいって感じです。マジで。Posted by ブクログ -
新装版になって怖さが倍増してるきがする。
細かい所が書き直されて、物語がしっかりまとまっている。書き下ろしの掌編だけでも読んでほしい。
中身に出てくるオカルト系の知識だけでも半端ない。どうやって書いているんだ。
魔術というものに焦点を当てているだけに、前作の「神隠しの物語」とはまた違う味わい。でも作...続きを読むPosted by ブクログ -
甲田さんの文章って相変わらず足音もなく静かにゆっくりと怪奇(狂気)が歩み寄ってくる感じで、好きです。
首くくりは上下巻同時発売だったのに、合わせ鏡は同時発売じゃないのかよ!と思ったけど…合わせ鏡だから同時に発売したらダメなのか。Posted by ブクログ -
学生時代にハマっていたシリーズの新装版ということで購入。
学校都市という閉鎖空間で変化していく人間関係の生々しさ、怪異によって引き起こされる事件の残酷さや解決しても残る後味の悪さ、五感全てに訴えかけてくる恐怖や嫌悪感。リアルタイムで読んでいた頃の感覚が鮮明に思い出され、怖いのに続きが見たくて一気に読...続きを読むPosted by ブクログ -
《読み終わってから時間が空いていますが感想書きます》
まず、個人的にはどんぴしゃりな作品でした。
というのは━━
1⃣ただただ凄惨な悲劇とそれに抗おうとする悲壮感(ようは鬱)
2️⃣ヒロインがゴスである
3⃣主要キャラクターには《断章》というトラウマがある
4⃣題名通り「グリム」。つまり...続きを読むPosted by ブクログ -
文章を読んでいて、思わず顔をしかめてしまう。
文章を読んでいるだけなのに痛覚を刺激される。
凄惨な場面がありありと想像できる。
一度読んだら止められません。
凄惨で残酷な世界にどっぶりと浸れるでしょう。 -
ホラーとして読むと、今まで甲田先生の作品より身に迫る恐怖が濃くなかったので、ホッとしました。大仰なことなど出来ない、大立ち回りなんて出来ない、等身大の出来ることと結末を描いているのが素敵だと思います。
-
呪っていた人物が判明して、止めるためとはいえ大勢の前で殺害しようとするとは。
呪いによってかなりの数が死にましたね。
罪のない子供を中心にして。
凄まじい復讐です。Posted by ブクログ -
全17冊完結。
痛さ、気持ち悪さで並ぶものなしのライトノベル。
時槻雪乃が好き。こんな、張り詰めていて、孤立して、苛烈な美少女の支えになりたい。Posted by ブクログ -
物語的にはバットエンドというよりトゥルーエンド寄り・・・なのかな?
物語の集大成ともいえる出来でした。飽泡そのものが控えめですが、それが余計人間である神狩屋さんの狂気を引き立たせる。色んな人たちが死んでいく。まさか神狩屋さんが一般人にまで手を出すなんて・・・。『人魚姫』の巻を再び詠みたくなる。大人...続きを読むPosted by ブクログ -
「断章のグリム」スピンオフ3冊目。
今作は「いばら姫」モチーフの長編。
あの幸せな童話をここまで凄惨な物語にしてしまう甲田先生の手腕……さすがです。Posted by ブクログ -
上手いなあ。
文章の書き方が好みなのかもしれない。
断章のグリムのシリーズは一通り読書済。
この本でも精神的に追い詰められ破滅に向かうストーリーが、童話に擬えた形で浮かび上がってくる。
ダーク、恐怖、グロテスクときてるので表立って薦めにくいけれども。
想像力を働かせると、場面に同期した痛覚や生々し...続きを読むPosted by ブクログ