あらすじ
『×××××をしんじるな』
自分がしごとをしなかったせいで、仲間が『赤いクレヨン』の教室に食べられてしまい「わたしのせいだ」と深く落ちこむ華菜。一方、犠牲になった『かかり』が家族にすら忘れ去られたうえ、存在しなかったことにされる仕打ちに憤る海深。それに抗うため、彼女は宣言する―――「戦う。私。ちゃんと。もっと真面目に『記録』する……!」と。
そんな矢先、華菜は教室であるものを発見し激しく動揺する。そこに記されたメッセージが意味する、戦慄の『ほうかご』の真実とは……。
これは化け物たちに捕食される運命に抗う五十嵐華菜と仲間たちの、生き残りを懸けた戦いの記録。鬼才・甲田学人が放つ、恐怖と絶望が支配する“真夜中のメルヘン”第2部、閉幕。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
伏線回収も素晴らしく、とても読みごたえがありました!
海深のことはとても残念でしたが、ホールでの出来事のあと、意識を失ったのになぜ?と思っていたのでその時かな…と思いました。
と思いつつも、成り代わられたら砂の人形にされ、怪我をすると砂が吹き出すという認識だったので、爪で手のひらを傷つけたときに普通に血が出てたのはまだ人間だったからなのか?など確信が持てるわけではないけれど…
首の赤いリボンも気になるところです。
メリーさんとお揃いになっているところ、また、去年のかかりが首あるいは頭にかかわる死因であること、リボンをほどくと首が落ちること、確実に無関係ではないはず…
それをかかりが始めから身につけているのは何故なのか?
メリーさんの影響力がそれほど強まっていたのか、別の要因があるのか…
来年の3部もとても楽しみです♪
Posted by ブクログ
あかね小学校の完結編。今回は第一部よりも暗雲が立ち込めているのでどうなるのかドキドキしながら読んだが、いつもの甲田学人先生だった。特に海深ちゃん関連の話が刺さる。
第二部を読み始めた時は第一部と似たような話になるのでは……?と思ったが同じ『学校の七不思議』をベースにした話でもここまで展開が変わり、絶望する点も変わるとは、本当さすがだと思う。第三部も楽しみ。