【感想・ネタバレ】ほうかごがかりのレビュー

あらすじ

よる十二時のチャイムが鳴ると、ぼくらは「ほうかご」にとらわれる。
そこには正解もゴールもクリアもなくて。
ただ、ぼくたちの死体が積み上げられている。

ある日、小学生の二森啓は、教室の黒板に突如として自分の名前が『ほうかごがかり』という謎の言葉と共に書かれたのを目撃し……。
「ほうかご」と呼ばれる異様な学校で、命を賭して化け物たちを記録し抑える、少年少女たちの“真夜中のメルヘン”、解禁。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

めっちゃくちゃ面白い。
この人の書くホラー作品は外れた試しがない。最近のしか読んでいないから分からないけど、とにかく今回も面白かった。

登場人物は小学生、テーマは学校の怪談とか七不思議。聞いたことのある七不思議とか学校の怪談の怪異の名前が出てきて親しみやすいが、ちょっと雰囲気が違う。
本当の怪異として成立する前に記録しなければならないって、とても面白い内容。子供だったら絶対に怯えている。夜の学校だなんて尚更。
しかもホラーの演出方法がやっぱり怖い。深夜に読むものじゃない。けど読みたくなってしまいたい不思議な魅力に駆られる。

期待以上の物語だった。シリーズで買っていてよかったと心の底から思う。

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2024年10月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

待ちに待った甲田さんの最新作。
甲田さんならではの学校の怪談という"メルヘン"が詰まっていて楽しめた。
まっかっかさん、赤マントが自身を投影したものという見解も面白かった。

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2024年04月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『missing』に出ていた人物の名前が出てくるとは思わなくて驚いた。
バックボーンの掘り下げや彼がどうして怖い絵を描いているのか、という源流を知れそうで今から続きが楽しみだ。

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2024年01月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

第3話まで読み終えた感想は、なんて悪趣味な演出なんだろう、です。
まさか表紙の女の子の末路がカラーページ1枚目とは思わないじゃないですか。続刊もそういうことなのか? と勘ぐってしまいます。

一切の救いも希望もなく、ただただ小学生たちが暗闇の中で己と向き合うお話でした。
それがカタルシスとなって読者を満たすということなのか、それとも一巻目だけがほうかごがかりというシステムの解説のために、あの子たちが対比となったのか。

二巻目で物語はどう動くのか、楽しみです。

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2025年08月13日

Posted by ブクログ

面白かった〜!! 学校の怪談になる前の雛のような怪異を観察するかかり、という設定めっちゃおもしろくて引き込まれましたし、登場人物達の描き方も魅力的。一人一人どんな子なんだろう、と明かされるのが楽しみです。
ホラー苦手だけど楽しく読めました。また怖くなりすぎない程度にちょっとずつ続きも読みたいです。

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2025年03月26日

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ネタバレ

甲田学人の新シリーズ。
断章のグリムがまさかの復刊とのことで、ついでに新シリーズも読む。

グリム以来、久しぶりの甲田メルヘンで、相変わらずのねっとりとした感じが病みつきに。
今回は小学生が主役だが、一切容赦なく。前半抑えてた分、後半に爆発する。
小学生らしからぬキャラばかりで、中学生でもよかったんじゃないかと思うが、この題材なら小学生なんだよなぁと、勝手に納得。
主人公たちの関係性も不安定で、次巻以降、どんな風に崩壊していくんだろうか。楽しみ笑。

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2025年03月10日

Posted by ブクログ

よく行く本屋さんで並んでいるのを見かけて購読。あらすじに惹かれて読み始めたのですが、非常に秀逸なホラーでした。本来ホラーモノが苦手なんですけど、ぐんぐん引き込まれちゃってページを読み進める手が止まりませんでした。読み終わって表紙を見返した時の感想は筆舌に尽くせません。これはぜひ読んでみて!ってしか言えないのがもどかしいところ。続きも出ているようなので、近いうちに読みたいですね。

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2024年06月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

放課後の教室で黒板に書かれた「ほうかごがかり二森啓」、突然の自分の名前と謎の言葉。その日の深夜、自室にチャイムの爆音が鳴り目の前に不気味な学校「ほうかご」があった。
真夜中のメルヘンという事だが、メルヘンって何?と考えてしまうほど一般的に考えるメルヘンと距離感がある。
対象年齢が小学校高学年からといった印象だが、私がその年代の時に読んだら読んだ事を後悔しただろう。作者の創り出した「ほうかご」と「無名不思議」の不穏で不吉で不気味な雰囲気、それが怖い。始めは何が起きたのかが分からない恐怖。そこから事態を説明されるが、それぞれの動き方はもちろん違う。動く事は恐怖の対象と相対する恐怖、動かなければ事態を把握出来ずに変化していく恐怖。生徒たちの心理描写の読者は時に共感し、時に異常性を感じる。つねに何かに対して強弱はあるものの恐怖がある。
1巻では主人公の二森啓とまっかっかさん、読者モデルの見上真絢と赤いマントがメインになっているが、最初なので怖さはまだこれでも抑えられているのだろう。
怖さの中でもしっかり読者に作者が何を伝えたいのかが書かれている作品だと感じた。

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2024年03月31日

Posted by ブクログ

なるほど、これは確かに背筋をヒヤリとさせる。
ある日突然、謎の「係」に選ばれるという展開、学校の怪談を記録せよ、というアイディアは面白いとは思う。
だがテンポよく読めていたのは中盤までで、クライマックスに至っては明らかに失速している。キャラクターの運命を決するまでにそこまで長い時間を必要とするか? と首を傾げた。
加えて、記録の方法も一応ハッキリしているにはしているのだが、これといった手応えがない。なんだか雲を掴むような気持ちになってしまった。恐怖描写だとか、演出はしっかり怖い。読ませるのだからもう一工夫ほしかった。

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2025年04月27日

Posted by ブクログ

個人的に怖いのは苦手なのでたぶん続きは読めないかも。
先が気になるので残念。
最近のラノベではあまり見かけない、場の表現が上手だなと思った。昔のラノベはこういった作品が多かった気がする。
掴みも引きも良い作品なので刺激の欲しい作品を読みたい方にはおすすめ。

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2024年02月12日

Posted by ブクログ

Missing以来のファンで全作品読んでます。
私が大人になってしまったのか、設定やキャラクターを見直して一般向けに書いた方が、著者の知識や見聞を活かせるのではないかと最近は思ってしまいます。(Missingやグリムの時はそういった感じは受けなかったのですが)
文章や表現や題材は相変わらず大好きなので、おそらくこれからも作品が出れば読み続けますが…慣れてしまったのかあの頃文章を読んで感じた新鮮な感動みたいなものが薄くなっていて、難しいですね。いつだったか数年前にWEBでのみ無料で読めた作品(タイトル忘れました)は久しぶりに良かった気がしたので、まだまだ期待しております。

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2024年02月07日

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