あらすじ
知らなかった。わたしたちが、神様の餌だなんて。
助けてください。わたしたちの学校の『かかり』は、いま大変なことになっています……とても理解できないことが起こっています。どうすればいいのか分かりません。
あかね小学校の『ほうかごがかり』から、『かかりのしおり』を作った者に届いた一通のメール。学校中の教室に棲む『無名不思議』と呼ばれる名前のない異常存在を観察し、その正体を記録するために集められた少年少女たちは、一人また一人、その命を『ほうかご』の暗闇に消していく。
三本足の人形、メリーさん……。これは化け物たちに捕食される運命に抗う五十嵐華菜と仲間たちの、生き残りを懸けた戦いの記録。
鬼才・甲田学人が放つ、恐怖と絶望が支配する“真夜中のメルヘン”第2部、開幕。
★宝島社刊「このライトノベルがすごい! 2025」総合新作部門七位(文庫部門12位)
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Posted by ブクログ
なかなか読む時間がなくてやっと読めました。
学校の設立時期によっては規則やルールの認知も変わってくるよなぁ、と思いつつ二森くんたちの再登場嬉しかったです。
序盤で早速登場人物が死んでしまったので、展開が早いなぁと思いつつ…
死んだはずの2人がなぜ生き返ってきているのか、次巻がとても楽しみです。
全員の首に赤いリボンが巻かれているけど、二森くんのスケッチのメリーさんの首部分にも赤いリボンが巻かれていたということは、関係があるのでは?
協力者の無名不思議のはずなのに危害を加えかねないことや、担当だけでなく全員の首に巻かれているのは不思議ではあるが、その辺りも前回とは状況が違っているのだろうか?
Posted by ブクログ
前の三冊を見たら逆に二森くんの状況の方が異常ですね。
普通のほうかごがかりはこの本に書かれている、手探りで少しずつ状況が分かるものです。
最初のところはとても良かった、死亡シーンはよく書かれていて被害者の痛みや絶望をよく感じました。
でもそのシーン以外は面白みが薄れていました。何故ならキャラの心の記述ばかりに集中して、ストーリー全体が少し止まってしまったのです。
記述を短くするか、その中にアクションシーンを入るか、対策がありました。
でも大好きなホラーシリーズなので、次巻をお待ちしております。