ほうかごがかり3

ほうかごがかり3

770円 (税込)

3pt

4.5

僕らの手には『それら』と戦う力はない。だけど。

二森啓は思っていたのだ。もう自分は、いつ死んでもいい存在だと。
だがもう、それは叶わなくなった――。
大事な仲間を立て続けに失い、悲しみと絶望感に覆われた『ほうかごがかり』。そんな時に啓が示した明確な意思をきっかけに、『太郎さん』は隠された事実を明らかにする――「七人目の『かかり』だよ」
どうやら前年から『かかり』でありながらも、ずっと役割を逃れている人物がいるという。それを知らされた啓たちは……。
「…………ほんとに、あれがやってたことを引き継ぐのか?」
理不尽、そして怒り。追い込まれていく子供たちの、死を決した闘いの記録。鬼才が放つ恐怖と絶望が支配する“真夜中のメルヘン”第3巻。

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ほうかごがかり のシリーズ作品

1~6巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~6件目 / 6件
  • ほうかごがかり
    792円 (税込)
    よる十二時のチャイムが鳴ると、ぼくらは「ほうかご」にとらわれる。 そこには正解もゴールもクリアもなくて。 ただ、ぼくたちの死体が積み上げられている。 ある日、小学生の二森啓は、教室の黒板に突如として自分の名前が『ほうかごがかり』という謎の言葉と共に書かれたのを目撃し……。 「ほうかご」と呼ばれる異様な学校で、命を賭して化け物たちを記録し抑える、少年少女たちの“真夜中のメルヘン”、解禁。
  • ほうかごがかり2
    770円 (税込)
    地獄のような光景が、『ほうかご』に広がる――。 瀬戸イルマには、勇気がない。 臆病がゆえに『ほうかごがかり』になってから、一度も自分の担当している『無名不思議』がいる部屋に足を踏み入れていないイルマ。 「お願い、『ムラサキカガミ』の絵を描いてください!」 そう彼女から代理で『記録』を頼まれた二森啓が返した答えは、あまりにも思いがけないものだった。それが、完全に自分の命にかかわることとわかっているはずなのに――。 『ほうかご』を受け入れて協力し合う者たち、臆病で弱くて卑怯な者、自己犠牲的な者。極限状態に置かれた子供たちが見せる強さと弱さ。 鬼才が放つ、恐怖と絶望が支配する“真夜中のメルヘン”第2巻。
  • ほうかごがかり3
    770円 (税込)
    僕らの手には『それら』と戦う力はない。だけど。 二森啓は思っていたのだ。もう自分は、いつ死んでもいい存在だと。 だがもう、それは叶わなくなった――。 大事な仲間を立て続けに失い、悲しみと絶望感に覆われた『ほうかごがかり』。そんな時に啓が示した明確な意思をきっかけに、『太郎さん』は隠された事実を明らかにする――「七人目の『かかり』だよ」 どうやら前年から『かかり』でありながらも、ずっと役割を逃れている人物がいるという。それを知らされた啓たちは……。 「…………ほんとに、あれがやってたことを引き継ぐのか?」  理不尽、そして怒り。追い込まれていく子供たちの、死を決した闘いの記録。鬼才が放つ恐怖と絶望が支配する“真夜中のメルヘン”第3巻。
  • ほうかごがかり4 あかね小学校
    770円 (税込)
    知らなかった。わたしたちが、神様の餌だなんて。 助けてください。わたしたちの学校の『かかり』は、いま大変なことになっています……とても理解できないことが起こっています。どうすればいいのか分かりません。 あかね小学校の『ほうかごがかり』から、『かかりのしおり』を作った者に届いた一通のメール。学校中の教室に棲む『無名不思議』と呼ばれる名前のない異常存在を観察し、その正体を記録するために集められた少年少女たちは、一人また一人、その命を『ほうかご』の暗闇に消していく。 三本足の人形、メリーさん……。これは化け物たちに捕食される運命に抗う五十嵐華菜と仲間たちの、生き残りを懸けた戦いの記録。 鬼才・甲田学人が放つ、恐怖と絶望が支配する“真夜中のメルヘン”第2部、開幕。 ★宝島社刊「このライトノベルがすごい! 2025」総合新作部門七位(文庫部門12位)
  • ほうかごがかり5 あかね小学校
    770円 (税込)
    二人は、『ほうかご』で死んだはずなのに――。 『ほうかご』から週が明けた月曜日、死んだはずの二人の仲間が何事もなかったように生き返り、学校に登校していた。驚愕する五十嵐華菜たちの前で、混乱状態に陥る当事者の二人。「なあ……お前、本物か?」「帰ってきてくれて、マジで嬉しい」恐怖と動揺、そして喜びがない交ぜになった『かかり』たちは、次の『ほうかご』の夜を迎える。 だが彼らを待ち受けていたのは、あまりにも衝撃的な異常事態だった。華菜は理解不能な状況を打破するため、『かかりのしおり』を作った元『かかり』に接触を図るが――。これは化け物たちに捕食される運命に抗う少年少女たちの、生き残りを懸けた戦いの記録。鬼才・甲田学人が放つ、恐怖と絶望が支配する“真夜中のメルヘン”第2部、第2弾。 年間ランキング唯一無二のホラー ★「このライトノベルがすごい! 2025」《総合新作部門》7位(文庫部門12位)(宝島社刊) ★「次にくるライトノベル大賞2024」《文庫部門》9位
  • ほうかごがかり6 あかね小学校
    続巻入荷
    792円 (税込)
    『×××××をしんじるな』 自分がしごとをしなかったせいで、仲間が『赤いクレヨン』の教室に食べられてしまい「わたしのせいだ」と深く落ちこむ華菜。一方、犠牲になった『かかり』が家族にすら忘れ去られたうえ、存在しなかったことにされる仕打ちに憤る海深。それに抗うため、彼女は宣言する―――「戦う。私。ちゃんと。もっと真面目に『記録』する……!」と。 そんな矢先、華菜は教室であるものを発見し激しく動揺する。そこに記されたメッセージが意味する、戦慄の『ほうかご』の真実とは……。 これは化け物たちに捕食される運命に抗う五十嵐華菜と仲間たちの、生き残りを懸けた戦いの記録。鬼才・甲田学人が放つ、恐怖と絶望が支配する“真夜中のメルヘン”第2部、閉幕。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

ほうかごがかり3 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    小学生の頃は『学校七不思議』というものはちょっとしたスパイスであり、ある種のファンタジーでもあったのに、それが鬼才の手にかかると、『子供たちから夢や希望や未来を根こそぎ奪い取る』という、こんなにもおぞましい物語になるのか…とあらゆる意味で半泣きになりながら読み終えた。それに対抗するのが、母を楽にさせ

    0
    2025年06月02日

    Posted by ブクログ

    綺麗に終わった。
    これ本当に綺麗に、ぎゅって苦しくなるぐらい綺麗に終わった。涙が止まらなかった。
    多分、私自身が非常に涙脆いからだろうけれど。

    次々と死んでいく『かかり』の子供に、7人目の存在。そういやどこかで見たことある名前だと思っていたら、前の作品の『霊感少女は〜』で出ていなかったかな?
    会話

    0
    2024年10月31日

    Posted by ブクログ

    第一部完結だが、おおなるほど、と息をついた。残酷だが、ほんのひとさじの優しさと暖かさがある。そこに至るまでの彼らの運命は幼き彼らには大きすぎるし残酷すぎる。暗黒のメルヘンの惹句がぴたりとハマる。
    学校を舞台にした作品として、正直そこまでのアイディアはないのではないかと考えていたが、本書を読んで考えが

    0
    2025年11月10日

    Posted by ブクログ

    ほうかごがかり3巻。前回、これからどうなっちまうんだ……!?っていう幕引きだったので心配だったのですが、期待を裏切らない面白さ!
    ホラー要素が多めなのに、こんなに熱心に追いかけてるのはこのシリーズが初めてかもしれない。自分の卒業した学校にも語られない怪異があったのではないかと想像してしまう。

    0
    2024年07月22日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ほうかごがかりシリーズ第3巻。とりあえず第一部完というか、この小学校での話は一区切り。

    前作の引きから、もしかしたら惺は無事なのかもしれないと勝手に想像していたら。残念な結果で、尚且つ現実世界での死なので記憶から消されることがないという。

    そして留希の担当していた「こちょこちょおばけ」は本当にタ

    0
    2025年07月23日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    甲田さんの作品は登場人物が容赦なく死んでいくことが多いので覚悟していたが、予想通りの結果になった。
    小嶋留希の最期は何とも味が悪い。絵を描き上げた瞬間屋上から落ちなければ助かっていたのではと思ってしまった…。
    狐の窓で学校全体を見たときに森が見えたが、前作のMissingでは山が学校と重なって見える

    0
    2024年05月14日

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