甲田学人のレビュー一覧

  • 時槻風乃と黒い童話の夜 第2集
    「断章のグリム」スピンオフ2巻目。
    先に3集を読んでしまいましたが一話完結なので特に問題なく読めました。
    今回は「白雪姫」と「ラプンツェル」がモチーフ。
    どちらも少女たちの友情が主軸となってますが後味の悪さは相変わらずです。
    ラストで風乃さんが語る絆の本当の意味が印象に残ります。
  • ノロワレ 怪奇作家真木夢人と幽霊マンション(中)
    大好きな甲田学人さんの、ノロワレ (MW文庫) 中編です。

    電撃文庫での「ノロワレ」シリーズは少年少女が主人公(語り部)役となっていることが多いですが、この「幽霊マンション」では母親の女性を中心に物語が描かれています。
    地域社会のしがらみや母親ならではの悩みなどの描写に共感できるかといった点で、電...続きを読む
  • ノロワレ 怪奇作家真木夢人と幽霊マンション(上)
    やはりこのひとが書く和モノが好き。

    夢人が現場に到着したところで終わってしまった……。
    つ、続き!早く読みたい!

    克己君に夢人はどう見えるのかな。
  • 時槻風乃と黒い童話の夜 第3集
    いばら姫。
    いばら姫って王子様出てくるはずだよね?でも男の子の友達いないし、、、と思っていたらまさかのあの子ですか。そしていばら姫なのに全くハッピーエンドじゃない、後味の悪い終わり方。甲田さん、さすがです。

    でも、短編集にしてほしかったなあ、、、
  • 夜魔 -怪-
    首なし少年の話は怖かったなぁ。
    なんとなく先は見えてるけど持っていき方が上手いからか飽きさせない。
    全体に言えることだけど、これで悪意がない話だから怖い。
  • 時槻風乃と黒い童話の夜 第2集
    事件の結末の凄惨さがより増した気がします。
    根底にある現実の不条理も、
    今までの物よりもリアリティーを感じる内容で、
    読んでいて、こういう事が実際あってもおかしくない…
    と思わされるところが一番”怖い”ですね。
    発刊ペースが良くて嬉しいです。
    今月発売の第3集も楽しみにしています。
  • 時槻風乃と黒い童話の夜 第2集
    たった一言で救われる人もあれば、一言でその人の内面の醜さが表れるのが恐ろしくて良かった。人死がでるのが「ノロワレ」とは違った良さである。(病んでる)
  • 時槻風乃と黒い童話の夜
    「断章のグリム」のスピンオフ作品。

    生前の風乃に関わった少女の話が三本収録……なんですが「金の卵をうむめんどり」はどっかで見たよなーと思ってたら断グリに収録されてたんですね。
    一番読み応えのある話が再収録っていうのはちょっと残念でした。
    とはいえ後の二本も十分面白く、相変わらずのバッドエンド。甲田...続きを読む
  • 断章のグリムVI 赤ずきん・下
    きちんと想像させる正確な描写と筆者の想像力がすごい。
    実際に光景とか痛みとか時間とか空間がわかるからね。
    それを伝える表現力もすごい。
    話の構成がすごいとか面白さとかもそうだけど、気持ち悪いから読みたいっていうのも若干あったりする(笑)
  • 断章のグリムV 赤ずきん・上
    一度斜め読みしたものを読み返してみる。
    表現力と構想力があるってこういうことだとなあと思う。
    相変わらずグロいけど面白い。
    これも最後まで読みたいな
  • 時槻風乃と黒い童話の夜
    良くも悪くも甲田学人。
    スピンオフということ、断章のグリムの前日譚ということもあって怪奇要素は薄め。
    風乃さんのあの事件に近づくほどその辺りが強くなってくるのかな?
    けどグロテスクもとい残酷な描写は相変わらず。
    甲田作品好きは読んで損しない感じです。
  • ノロワレ参 虫おくり
    呪いの物語第3幕!
    という今回は虫おくり、スズメバチ。
    序盤からの先輩後輩はもしかして恋愛要素なんでしょうかとかドキドキしたところで悲劇的な気配がするので期待はしない・・・よ!
    だんだんと周りを侵食していってるけど、事が終わったらみんな冷静でスゴイな・・・。
    喫茶店マスターとかメインになる日もあるん...続きを読む
  • ノロワレ弐 外法箱
    安定の甲田ワールドですね。
    指が痛いというか骨が砕ける音がリアルに想像出来て辛かった……。
    淡々とした文章なのに、描写が映像的な印象。
  • ノロワレ参 虫おくり
    ノロワレ3冊めでございます
    今回はいじめがテーマですかね
    グロホラー的な描写は比較的抑えめじゃないかなー、とかとか思いつつ読んでおりました

    救いのない、後味の悪い話という意味ではまさにホラーなんだろうな、と思いつつ
    後味の悪さで星は1個下げました
    けしてつまらないというわけではないのですが、結局の...続きを読む
  • ノロワレ参 虫おくり
    ぶん、と蜂の音――

    「ノロワレるよ」と言葉を残して筋金入の霊媒体質の命が倒れた教室で、信乃歩は机の中から湧き上がる蜂の群の幻覚を見る。折しも生徒が一人蜂に刺されて死んだという話を聞いた帰り道のことである。死んだのは、七谷よりもさらに山深い集落である棄谷から来る生徒だという。捨谷ではしばらく前にも蜂...続きを読む
  • ノロワレ弐 外法箱
    シリーズ2弾。
    今回は現人くんのオトモダチとオミコサマがメイン。
    ミコトがシノブを助けるのは一巻で弟君が言ったように感謝してるから?
    それとも理由があるのかなー。
    夢人の目的が目的だけに、あまり幸せな結末は望めそうにない気もしますが、キャラの魅力さでやっぱり続きが楽しみ。
  • 夜魔 -奇-
    甲田学人の不気味さが表れてる本。
    『断章のグリム』が苦手な人は『Missing』を、『Missing』が苦手な人は『夜魔』だけでも読むべき。
    最後の黄泉子先輩の子供のころの話が好き。そのためだけにこれ買いました。
  • 断章のグリムXVI 白雪姫・上
    大人がいなくなってしまった店。
    そして動けなくなってしまった子供達。
    何もできない時間、資料を探していて掘りあてたのは
    <断章>になった元の『彼女』のスクラップ。

    事件が起きないので、最初から最後までスプーン一杯はなし。
    しいて言えば、最後の溶けあってしまった
    あそこまでのシーンでしょうか?
    もし...続きを読む
  • 断章のグリムIV 人魚姫・下
    やっぱり痛い...今回は泡だったので暫く食器洗うのも怖くなりそう。

    なんというか、神狩屋さんは普段が穏やかなだけ狂気が際立って見える気がする。でも一番怖いのは志弦さんだと思った。

    お父さんと千恵ちゃんの泡への認識の違いも興味深い。
  • ノロワレ弐 外法箱
    相変わらずグロい。そして、甲田学人らしい、確かな知識に根ざした驚きの展開……! 翻弄される現人に同情。