【感想・ネタバレ】夜魔 -奇-のレビュー

あらすじ

「君の奥底に眠る『願望(のぞみ)』は───何だね?」 小学校の校庭に立つ大きな桜の木。この桜は子供を攫う。咲が子供の頃、目の前で親友が桜の花びらに沈み、消えた。風が薙ぎ、桜色のさざなみが立つ時、咲は悪寒とともに明確な危険を感じる。──桜の花びらは危険だ。そして、親友のことを想い続け、魔女と出会った彼女は、密かに願う。 これは、『Missing』シリーズの夜色(ヨルイロ)の外套(マント)を身に纏った魔人と、魔女・十叶詠子が紡ぐ物語。そして二人の出会いとは──。 甲田学人が放つ渾身の幻想奇譚短編連作集、メディアワークス文庫『 -怪- 』と連動し、待望の文庫化!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

人の心に棲む何か、がよく表されていてすごく惹き込まれます。
自分が思っている『想い』と深層世界で思っている『想い』の差も興味深いです。

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2025年12月05日

Posted by ブクログ

「missing」でお馴染みの魔女・十叶詠子と魔人・神野陰之が関わる短編集。
時間軸的には本編よりも前。魔女と魔人の出会いの物語もあり、この二人が好きな人は読むと良いです。

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2013年06月12日

Posted by ブクログ

元は1冊の単行本だったのを文庫化にあたり二分冊した。片割れはメディア ワークスから出ている『夜魔-怪-』。
『Missing』の魔女と魔人が出てくる。
奇の方を先に読んだほうが良いでしょう。

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2012年09月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

痛い、しかし綺麗。漠然としてるけど、それが全て。ホラーともグロとも言えない綺麗さは流石。痛さでは薄刃、綺麗さでは桜下、全体で考えると魔女。なんだかんだ言って詠子と神野のコンビが好きだと再確認。

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2011年06月23日

Posted by ブクログ

甲田作品好きすぎて書ききれない!

2005年の単行本をメディアワークス文庫とわけて文庫化。
桜の話書き下ろし。

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2013年03月05日

Posted by ブクログ

ハードカバーでも持っているのですが、書きおろしに釣られて購入しましたw
相変わらず、痛い描写が上手すぎて、読んでいてヒーヒー言っておりましたw

十叶先輩や、神野氏に久々に出会えたという気がいたしましたね
Missingに繋がる物語でもありますが、これ単独でも読める作品でございます
一応ホラー物ではありますが、グロ要素もありますので、苦手な方はご注意を…

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2010年01月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

甲田学人の不気味さが表れてる本。
『断章のグリム』が苦手な人は『Missing』を、『Missing』が苦手な人は『夜魔』だけでも読むべき。
最後の黄泉子先輩の子供のころの話が好き。そのためだけにこれ買いました。

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2013年07月21日

Posted by ブクログ

鏡の中に住む魚、薄くて実用的な文房具の光沢について、美しい蝶と茜色の蠅、そうして、桜の森の満開の下。夜色のマントを翻す怪人が放つ美しくて不思議な物語五つ――ただし並大抵の不思議ではなく、恐怖と生理的嫌悪に彩られた欲望が放つ不思議だ。

ライトノベル特有とされる文体の軽さにすっ飛ばして読んでしまっては少々勿体ない位である。正直真面目に辿ろうとすると「ぐわー」とか口から変な声が出るくらい痛い。余計な文章が無い分、回避しようがないのが恐ろしい所である。中二病の黒歴史を思い出してのたうち回るのとは別の方向で痛い。殺人鬼がひたひた迫ってくるような恐怖でもなく、幽霊が突如現れる恐怖でもなく、身体の奥からぐわぐわと溢れる得体の知れなさが持ち味か。

デビューのきっかけとなった「罪科釣人奇譚」を筆頭に、突き抜けてしまって爽快スプラッター(うそこけ)な「白刃奇譚」、ロマンチック色の強い「魂蟲奇譚」、書き下ろしの「桜下奇譚」は幻想と伝奇の比率が優。

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2013年04月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

十叶詠子と神野 陰之の取り巻きをメインとする話。

十叶詠子が最初からそういうキャラだったのは分かっていた。
神野三郎陰之から夜闇の魔王・神野 陰之になる話が欲しかった

できれば、小崎 摩津方の魔術戦争とかもあれば嬉しかった。


そういう点を除けば、Missing番外編として楽しめた。

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2012年03月29日

Posted by ブクログ

ハードカバー版で読んでるけれど書き下ろしが入っているとのことで購入。
もう読んでて痛い、痛すぎる。
怖いとかグロというか、そういうのを飛び越えて本当に痛いとしか言いようがない。
どれくらい痛かったかというと、後書きの『願わくば皆様の心に刺さる小さな棘になれますことを』の一文に「小さな棘じゃねえよ、ざっくり刺されたわ、皮膚が泡立つわ!!」と全力でつっこみを入れるくらいの痛さ。
カッターの話とか本当にありえない…読んでて顔が「くわっ!」となります。「くわっ!」と。

ただのホラーを期待して読むと言葉どおり痛い目見る本。

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2010年01月26日

Posted by ブクログ

2010.4.18購入。
積読をようやく消費。やっぱり怖かった。途中のカッターの話は痛くてきちんと読めなかったんですが、蟲の話は好きだったな。釣人の話は投稿作だとは思えない完成度だと思います。勿論、出版するにあたって担当さん等からのアドバイスと加筆修正は行われているのでしょうが、それにしても凄い。

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2011年02月25日

Posted by ブクログ

Missingの外伝みたいなものかも?
魔女の話が含まれています.
まぁ,知らなくても全然楽しめます!!

ホラー系なので苦手な方は避けたほうがよいかと...

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2010年08月28日

Posted by ブクログ

ハードカバーでほぼ読んでいたので抜き読み。田中学人がリストカットを書くと本当に痛々しくてぞっとする。詠子さんの話がお気に入り。

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2010年02月20日

Posted by ブクログ

missing・断章のグリムの甲田先生の作品です。
missingの番外のような短編集でメディアワークスの夜魔-奇-との同時刊行です!!

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2011年11月05日

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