岩井俊二のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
映画「スワロウテイル」の
“岩井俊二”監督自身による
もうひとつの原作小説
わたしは自分の誕生日も知らない
国籍もない
そして名前もなかった
そんな書き出しで始まる物語
主人公の少女アゲハは
日本人のサラリーマンと密入国した中国人女性の間に生まれた
舞台は日本に『円』を堀に来る
移民達が暮らす『イェンタウン』
いつかは自分の店を持つ夢を抱きながら
怪しい屋台で小銭を稼ぐヒョウ
格闘技の達人で正体不明のリン
売春で生計を立てるイェンタウンのマドンナと呼ばれ
少女を引き取ったグリコ
グリコの兄でヒョウやリンと墓荒しで小銭を稼ぐフニクラ
グリコ達が暮らすアパートの隣人アーロウ
個性豊かなメンバーが
夢叶え
新たな道を歩き出そうとした時
事態は思わぬ展開を見せる…
映画『スワロウテイル』の企画書であった本作品
岩井俊二が描くテイストに溢れる世界は
グイグイと僕を引き込んでいった
まるで
アゲハやグリコ
ヒョウやリンの息遣いが
歌い笑う声が聞こえてきそうな気がした……… -
Posted by ブクログ
ネタバレ自分は嘘をつくのが苦手だし嘘の世界で生きるなんて以ての外だけど、実際この世界は嘘ばかり。自分が見えていない世界はまだまだ広いのだろうなと思った。そしてそういった見えていない世界でものすごいパワーを持って生きている人がいる。それを改めて感じた。
様々な出会いがあって場面に変化はあるけど七海自身は最初から最後まで変わっていなかったのだと思う。カノンとの関係性が最初から変わらず続いていることがそれを表しているように思った。人に支えられる、人を支えることで無意識のうちに自分で自分を客観視するようになって成長したのではないかなとも思う。真白の母と安室さんと3人で飲むシーンが印象的だった。安室さんの正体はなんだろうか。ラスト、メッセージが回収されるところが岩井俊二らしい終わり方だと思った。