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「この世界はさ、本当は幸せだらけなんだよ」 秘密を抱えながらも愛情を抱きあう女性二人の関係を描き、黒木華、Cocco主演で映画化された、岩井美学が凝縮された渾身の一作。 皆川七海は、仕事をクビになり、SNSで手に入れた結婚も浮気の濡れ衣を着せられた。 行き場をなくした七海は、月に百万円稼げるというメイドのバイトを引き受ける。 主のいない屋敷にいたのは、破天荒で自由なもう一人のメイド、里中真白。 ある日、真白はウェディングドレスを着たいと言い出すが……。 現代の嘘と希望と愛の物語。
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Posted by ブクログ
映画で見たことあって、小説でもよんだことのある作品なんだけど、久々に読み返したくなり。 物語のピークである真白との日常が記憶してたよりずっと少なくて驚いた。もっとたくさんあった気がしたのに。でもだからこそ尊い、白昼夢みたいな幸福感があったのかなとも思う。ラストのプラネットの台詞がこんな形で回収される...続きを読むのも覚えていなかったけど、覚えていなくてよかった。余韻が綺麗な終わり方だった。
3年前に本作の映画の虜になり、YouTubeで再び観たがまたもや気になり、小説版を買ってみた。 映画では省略されている、宮沢賢治の一節の抜粋や、真白と真白のマネージャーの経緯が描かれていた。 頭の中で映画を再生しながら読んでも相違がほとんどないような内容だった。 各章が10ページほどで区切られており...続きを読む、ストーリーを都度整理して読むことができた。
活字中毒の自分としては珍しく映像から入った作品。映画の空気がとにかく好きだった。 決して明るい話ではないのに心地よくて、もっと入り込みたくなって文章に。監督本人の文章だから安心して飛び込めた。 やっぱり好きだこの作品。 考えることはたくさんある。「つか、何者!?」とか。でも、細かいことはおいておいて...続きを読む好き。ふとした時に色々思い出して考えてみたり。そんな楽しみ方も心地いい。何度も読むし何度も観るな、きっと。 正直に言うと若い頃は少し苦手だった岩井ワールド。きっとあの頃の自分には早すぎたんだと思う。今、すごくハマりそう。
映画では描き切れなかった背景や設定がとても丁寧かつ残酷に描かれていて、世界観にさらにどっぷり浸かることができました。 小説を読み終わってから、また映画を見て、またどっぷり。。。
真白さんのセリフに、涙が出ました。 角田光代さんの「対岸の彼女」を思い出しました。友達について、愛について、人生について、考えさせられます。 読んで良かった!!!
真面目な女性の転落なのか自由な人生なのかのお話 同名の映画・ドラマの原作 映画を視聴済みなので、内容は既知 ドラマは1話だけ見たような気がする 中学の臨時教師の七海 ネットでの家庭教師やコンビニバイトまでしてなんとか生活費を稼いでいた SNSの別サービスとしてのマッチングサイトで知り合った鉄也...続きを読むと交際を始め、トントン拍子に結婚の話が進んでいった 生徒からの嫌がらせがきっかけで教師もクビになり、コンビニのバイトも知人との遭遇で辞めてしまった七海は結婚して家庭に入ろうとする しかし、両親は離婚しているため、体裁を整えるためその事を隠して結納を済ませる また、付き合いの少なさから結婚式に呼ぶ職場の人や友人知人がいないため、SNSで知り合った安室という男に替え玉の参列者を用意してもらう いざ新婚生活が始まったある日、夫の浮気相手の恋人という男が訪れる 数日後、男からホテルに呼び出された七海は体で償うよう強制され、風呂場に逃げ込んだところで安室に助けを求める この一見は無事に解決したかと思われたが、夫の実家の法事に出席した際に、姑から浮気の疑惑とホテルでの録音音声を聞かされ、離婚を言い渡される 行く宛もなかった七海が住み着いた先はラブホ街のホテル そのホテル泊まりとホテルの清掃を続けていると、安室からお屋敷のメイドの仕事を斡旋される そのお屋敷で出会ったのは、以前の結婚式の代理出席のバイトで知り合った里中真白 二人は月給100万円という仕事をしながら屋敷で過ごすが…… 原作はちゃんと童話「リップヴァンウィンクル」の概要が説明される 映画ではただ単にハンドルネームとしか扱われてなかった気がする それで気になって絵本を買ってしまったんだよね リップヴァンウィンクルが森で出会った男から酒を振る舞われ 酔って寝込んでしまい 無事に帰ったところ、既に20年が経っていて アメリカは独立国になっていて 知り合いや妻は亡くなっていた という、アメリカ版の浦島太郎物語 この物語でも、酒を飲んで酔っ払うと、それまでと世界が変わる展開がある 友達との二人飲み、結婚式、夫の実家、真白とのウエディングドレスでの一晩、真白の母と…… 冷静にに考えれば、七海はどんどん転落人生を歩んでいるように思われる 非常勤とは言え教師という職を辞めさせられた事 結婚してにも親族の本当を言えずに代理を雇った事 義実家から離縁を迫られ、帰る家を無くした事 なのに、真白との出会いからはむしろ人生を自由に謳歌する余裕を身に着けたようにも思われる まぁ、その真白にしても本来の目的は別にあったのだけど…… 諸悪の根源は安室にあるように思えるけど でもまぁ、七海にも隙があって、自己責任めいたところもある そんな安室だけど、飄々とお金儲けのために画策しているように思えて ちょっと理に合わない行動をしているように感じられるのが、真白の母との酒盛りのところ 裸になった母と同様に自分も裸になるのは、本心からだったのか、それとも演技だったのか 演技だとしたら何の為に?と考えると、別に理由がないように思える それまでは淡々と事務処理をしていたし これまでの安室のイメージではそこで帰りそうなものではある あと、この後に七海に家具をタダで手配してあげるけど これまでの安室だったら、親切心を全面に出しながらお金を取ると思う 安室が変わったのか、それとも七海にだけ少し優しくなったのか どっちなんですかね? それはそうと、安室=ランバ・ラルって事でよいのだろうか 何かとランバ・ラルの紹介を全面に押し出して七海をカモにしているのだけど そうやって「ランバ・ラル」という名義の信頼度も上げようとしてるのか? それにしても、映画の黒木華はハマり役 こんな気弱な女性をやらせるとしたら他に思いつく女優さんがいないレベル ------------------ 「この世界はさ、本当は幸せだらけなんだよ」 声の小さな皆川七海は、派遣教員の仕事を早々にクビになり、SNSで手に入れた結婚も、浮気の濡れ衣を着せられた。行き場をなくした七海は、月に100万円稼げるというメイドのバイトを引き受ける。 あるじのいない大きな屋敷で待っていたのは、破天荒で自由なもうひとりのメイド、里中真白。 ある日、真白はウェディングドレスを買いたいと言い出すが……。 岩井俊二が描く現代の?(ゆめ)と希望と愛の物語。 ------------------
読みやすくて面白くてじんわりきた。真白さんの職は社会で認められるようなものではないかもしれないけど、素敵な人だった。「落日」の最後にやられた。何でこんな導入必要だったんだろうと思ったけど全て繋がっていた。七海の変化が気持ち良かった。奇想天外っていいな。映画を観るのが楽しみ。
全体的に「静」なんだけど、ところどころ「動」がどかんとくる。劇的な出来事が起こるわけではないが、感情がグッと揺さぶられる感じ。 そして絶妙なシュール加減が癖になる。結婚式のアルバイトはとっても魅力的でそそられるよね。 この作品に出てくる登場人物たちはすごく強くて逞しいと思った。主人公はこのあとど...続きを読むんな人生を歩んでいくのかな。勝手に想像してわくわくしてしまった。
どこか他人軸で生きている主人公が、人生を自分の選択で切り拓いていく。どんどん感情を表にだし、人間らしく成長する。
映画を観てから本を読みました。ぶっ飛んだ人こそ、心が繊細で傷つきやすいのかとおもいました。真白のような人は現実の世界にも沢山いるのだろうか、、、。
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