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映画では描き切れなかった背景や設定がとても丁寧かつ残酷に描かれていて、世界観にさらにどっぷり浸かることができました。
小説を読み終わってから、また映画を見て、またどっぷり。。。
Posted by ブクログ
真面目な女性の転落なのか自由な人生なのかのお話
同名の映画・ドラマの原作
映画を視聴済みなので、内容は既知
ドラマは1話だけ見たような気がする
中学の臨時教師の七海
ネットでの家庭教師やコンビニバイトまでしてなんとか生活費を稼いでいた
SNSの別サービスとしてのマッチングサイトで知り合った鉄也と交際を始め、トントン拍子に結婚の話が進んでいった
生徒からの嫌がらせがきっかけで教師もクビになり、コンビニのバイトも知人との遭遇で辞めてしまった七海は結婚して家庭に入ろうとする
しかし、両親は離婚しているため、体裁を整えるためその事を隠して結納を済ませる
また、付き合いの少なさから結婚式に呼ぶ職場の人や友人知人がいないため、SNSで知り合った安室という男に替え玉の参列者を用意してもらう
いざ新婚生活が始まったある日、夫の浮気相手の恋人という男が訪れる
数日後、男からホテルに呼び出された七海は体で償うよう強制され、風呂場に逃げ込んだところで安室に助けを求める
この一見は無事に解決したかと思われたが、夫の実家の法事に出席した際に、姑から浮気の疑惑とホテルでの録音音声を聞かされ、離婚を言い渡される
行く宛もなかった七海が住み着いた先はラブホ街のホテル
そのホテル泊まりとホテルの清掃を続けていると、安室からお屋敷のメイドの仕事を斡旋される
そのお屋敷で出会ったのは、以前の結婚式の代理出席のバイトで知り合った里中真白
二人は月給100万円という仕事をしながら屋敷で過ごすが……
原作はちゃんと童話「リップヴァンウィンクル」の概要が説明される
映画ではただ単にハンドルネームとしか扱われてなかった気がする
それで気になって絵本を買ってしまったんだよね
リップヴァンウィンクルが森で出会った男から酒を振る舞われ
酔って寝込んでしまい
無事に帰ったところ、既に20年が経っていて
アメリカは独立国になっていて
知り合いや妻は亡くなっていた
という、アメリカ版の浦島太郎物語
この物語でも、酒を飲んで酔っ払うと、それまでと世界が変わる展開がある
友達との二人飲み、結婚式、夫の実家、真白とのウエディングドレスでの一晩、真白の母と……
冷静にに考えれば、七海はどんどん転落人生を歩んでいるように思われる
非常勤とは言え教師という職を辞めさせられた事
結婚してにも親族の本当を言えずに代理を雇った事
義実家から離縁を迫られ、帰る家を無くした事
なのに、真白との出会いからはむしろ人生を自由に謳歌する余裕を身に着けたようにも思われる
まぁ、その真白にしても本来の目的は別にあったのだけど……
諸悪の根源は安室にあるように思えるけど
でもまぁ、七海にも隙があって、自己責任めいたところもある
そんな安室だけど、飄々とお金儲けのために画策しているように思えて
ちょっと理に合わない行動をしているように感じられるのが、真白の母との酒盛りのところ
裸になった母と同様に自分も裸になるのは、本心からだったのか、それとも演技だったのか
演技だとしたら何の為に?と考えると、別に理由がないように思える
それまでは淡々と事務処理をしていたし
これまでの安室のイメージではそこで帰りそうなものではある
あと、この後に七海に家具をタダで手配してあげるけど
これまでの安室だったら、親切心を全面に出しながらお金を取ると思う
安室が変わったのか、それとも七海にだけ少し優しくなったのか
どっちなんですかね?
それはそうと、安室=ランバ・ラルって事でよいのだろうか
何かとランバ・ラルの紹介を全面に押し出して七海をカモにしているのだけど
そうやって「ランバ・ラル」という名義の信頼度も上げようとしてるのか?
それにしても、映画の黒木華はハマり役
こんな気弱な女性をやらせるとしたら他に思いつく女優さんがいないレベル
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「この世界はさ、本当は幸せだらけなんだよ」
声の小さな皆川七海は、派遣教員の仕事を早々にクビになり、SNSで手に入れた結婚も、浮気の濡れ衣を着せられた。行き場をなくした七海は、月に100万円稼げるというメイドのバイトを引き受ける。
あるじのいない大きな屋敷で待っていたのは、破天荒で自由なもうひとりのメイド、里中真白。
ある日、真白はウェディングドレスを買いたいと言い出すが……。
岩井俊二が描く現代の?(ゆめ)と希望と愛の物語。
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