リップヴァンウィンクルの花嫁

リップヴァンウィンクルの花嫁

743円 (税込)

3pt

「この世界はさ、本当は幸せだらけなんだよ」
秘密を抱えながらも愛情を抱きあう女性二人の関係を描き、黒木華、Cocco主演で映画化された、岩井美学が凝縮された渾身の一作。

皆川七海は、仕事をクビになり、SNSで手に入れた結婚も浮気の濡れ衣を着せられた。
行き場をなくした七海は、月に百万円稼げるというメイドのバイトを引き受ける。
主のいない屋敷にいたのは、破天荒で自由なもう一人のメイド、里中真白。
ある日、真白はウェディングドレスを着たいと言い出すが……。
現代の嘘と希望と愛の物語。

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リップヴァンウィンクルの花嫁 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月07日

    嘘の親戚を呼んで結婚式を挙げる。他人の結婚式で嘘の家族を演じる。二人でウェディングドレスを着て嘘の結婚式を行う。数え切れない嘘の中で指の隙間から零れるように本音が呟かれて素顔が見える時が有る。現実は無数の本当でないことでできているのに七海は余りに無防備だ。だからこそ真白は一緒に死にたがったのだろうけ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年08月05日

    3年前に本作の映画の虜になり、YouTubeで再び観たがまたもや気になり、小説版を買ってみた。
    映画では省略されている、宮沢賢治の一節の抜粋や、真白と真白のマネージャーの経緯が描かれていた。
    頭の中で映画を再生しながら読んでも相違がほとんどないような内容だった。
    各章が10ページほどで区切られており...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年02月09日

    活字中毒の自分としては珍しく映像から入った作品。映画の空気がとにかく好きだった。
    決して明るい話ではないのに心地よくて、もっと入り込みたくなって文章に。監督本人の文章だから安心して飛び込めた。
    やっぱり好きだこの作品。
    考えることはたくさんある。「つか、何者!?」とか。でも、細かいことはおいておいて...続きを読む

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    購入済み

    2020年09月25日

    映画では描き切れなかった背景や設定がとても丁寧かつ残酷に描かれていて、世界観にさらにどっぷり浸かることができました。
    小説を読み終わってから、また映画を見て、またどっぷり。。。

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    Posted by ブクログ 2020年03月05日

    真白さんのセリフに、涙が出ました。
    角田光代さんの「対岸の彼女」を思い出しました。友達について、愛について、人生について、考えさせられます。
    読んで良かった!!!

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    Posted by ブクログ 2023年11月28日

    全体的に「静」なんだけど、ところどころ「動」がどかんとくる。劇的な出来事が起こるわけではないが、感情がグッと揺さぶられる感じ。

    そして絶妙なシュール加減が癖になる。結婚式のアルバイトはとっても魅力的でそそられるよね。

    この作品に出てくる登場人物たちはすごく強くて逞しいと思った。主人公はこのあとど...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月19日

    どこか他人軸で生きている主人公が、人生を自分の選択で切り拓いていく。どんどん感情を表にだし、人間らしく成長する。

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    Posted by ブクログ 2021年02月12日

    映画を観てから本を読みました。ぶっ飛んだ人こそ、心が繊細で傷つきやすいのかとおもいました。真白のような人は現実の世界にも沢山いるのだろうか、、、。

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    Posted by ブクログ 2021年02月11日

    何と書けばよいのか

    読む手が止まらなかった

    なにを信じればよいのか、

    でも確かにそこには、揺るぎない心情があって、

    フィクションなのはわかっているのに

    途方もない空虚の中にいる

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    Posted by ブクログ 2019年08月07日

    映画を観てから読んだけど、映画には映画の良さがあり、小説には小説の良さがあった、どちらも良作。
    赤鬼と青鬼の話は小説だけ。
    映画を先に観たせいかはわからんけど、あの配役はベストチョイス過ぎるな。

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