リリイ・シュシュのすべて

リリイ・シュシュのすべて

小説・文芸
1,111円 (税込)

5pt

雄一は、中学一年の夏休み後、仲のよかった同級生から突然イジメの標的にされる。彼は、心の痛みをカリスマ的な存在である歌姫“リリイ・シュシュ”の世界で癒そうとする。そこだけが、自分の居場所であるかのように……。イジメ、万引き、援助交際……閉塞感に押しつぶされそうな日常と、そこから逃避してリリイ・シュシュのファンサイトに没頭する非日常の間で生きる十四歳。青春のダークサイドをリアルに描き出し、話題を呼んだ映画作品のもとになった、ネット連載小説の文庫化。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    リリイ・シュシュのすべて
  • タイトルID
    :
    296437
  • 電子版発売日
    :
    2015年01月22日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    12MB

閲覧環境

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リリイ・シュシュのすべて のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    Twitterでリリイ・シュシュのすべてが再販されるという情報を見て、気になって触りだけ検索してみたら、昔映画もやっていたらしく、その映画の予告を見て一目で好きになってしまったので買って読んでみました。

    まず届いて手に持って思ったのが違和感です。
    その違和感は他の文庫と積んでみたらわかりました。綴じ方が普通の文庫と逆で左綴じなのです。
    中を覗いてみると小説すべてが掲示板形式で横書きになっていました。
    とても驚きました。
    小説ってこんなに自由に作れるものなんだって。

    ただ、この小説の物語には自由の世界が作られているはずなのに、とても窮屈なニンゲンがいっぱいいました。

    この物語は"とある事"が起こった後の掲示板のやり取りから始まります。
    そこでは色んな人が、大好きなリリイ・シュシュという不思議な魅力のある歌姫の話をして同調したり意見を述べたりしています。
    前半には匿名の仮面を被った人達のミステリーのような謎が展開されていて、自分なりに考えるのも楽しかったです。


    そして前半の終わり頃に"とある事"について触れるようになり、後半には"とある事"の全貌がひとりの視点から語られる。
    という筋書きです。
    その後半というのが、映画で映像化されている部分らしいです。(読み終わった今まだ映画は見ていません。あとがき解説には第7章からが映画に関連しているような事が書かれていたので、たぶんそう。)

    ひとりの視点から語られるあの物語は私にはあまりにリアルで、感情移入通り越して投影してしまっていた部分もありました。

    裏や表、偶然とシンクロ、生と死、啓示と儀式、エーテルとリリイ・シュシュ
    リリイ・シュシュが書く歌詞に込められた想いとは、起こった奇跡とは、あの子たちが見ていたものは眩しすぎたのか、暗すぎたのか。盲目になってすべてに意味を見出す、なんて不自由な世界。


    あの時CDを2つに割った彼はどんな事を考えていたんだろうか。

    たぶんリリイ・シュシュも自由になりたいんじゃないかな。

    0
    2026年07月25日

    Posted by ブクログ

    どうやったらこの構成が思いつくんだ?
    全てが繋がった瞬間の悲しみと絶望と希望が半端ない。
    壺の底にこびりついた塩みたいに、いつまでも取れないこの世の全ての負を集結させた思いがここにはある。

    0
    2026年05月11日

    Posted by ブクログ

    映画を先に見たので、どうしても市原隼人と蒼井優と忍成修吾で再生される… 市原隼人が田んぼの中にいるシーンが印象的

    ネット小説だったのが意外、最初は読むのに苦労したけど、サティの独白からは引き込まれてイッキ読みだった
    岩井俊二特有の光の感じが好き、薄く白く靄がかかってるような、文からもそれが伝わってくるのが好き

    映画も小説も甲乙つけがたい
    厨二病って言われればそれはそうってなるけど、今でも好きな本 読んだり映画みたりしたらしっかり鬱になるけど
    白い光と緑の田んぼと赤い血が映える小説
    ドビュッシーだいすき

    0
    2020年10月01日

    購入済み

    最高

    エーテルとかまだ1回読んだだけではよく理解できてないけど、感じたことがない感情を感じました。
    これからもっと深く読んで、読書感想文を書きます。
    古すぎて書店には置いてないと言われ、電子書籍で読みました。しおりの使い方をマスターすれば、とても読みやすいと思います

    0
    2019年08月17日

    Posted by ブクログ

    横文字で衝撃を受けた作品 岩井さんの今までの作品を知らずにこれを初めて手に取った 後半よりもむしろ前半がメインであるような裏切った構成がお気に入り 映画は、リアル過ぎてみれない(隈なく全部見たけれど、みれない) 映像では何回もみたいとは思わないのだけれど、活字だとそれが逆であるから不思議

    0
    2017年02月03日

    Posted by ブクログ

    映画を先に観た。私の青春。読みながら、ずっと西日の当たる教室と延々と思わされる田園風景とドビュッシーが繰り返されていた。こういう残酷で本当のものを見て自分と重ね合わせることを私はずっと救済だと思ってきたけど、今になってしっかり読むとそんなのおこがましくて、多分何一つ救われてなかっただろうと思う。可哀想なもの酷いものを選択して見続けて、目と世界観が汚れてからこれを読んで初めて、もうあの時みたいに泣けないことに気づいて、酷いシーンでも目を背けることもなくなって、私の方に耐性がついたんだな、もう14歳のリアルは感じられないんだなと思った。ただ思い出すと吐きそうなセンチメンタルだけがあって、思い出すなんて、私はずっと苦しみ続ける覚悟でいたのに、過去のことなんて、つまんなくなったなと思った。だいすきだったみんなのことは多分ずっと愛おしいけど。

    0
    2016年07月12日

    Posted by ブクログ

    なにもかもが懐古的感覚。
    かつて今よりアングラだったネット世界。
    なんだかあの頃夢中になった世界が、今となっては白昼夢みたいに朧げで。
    でも、今よりずっと敏感で脆くて、でも純粋にクリアだった。

    0
    2015年05月27日

    Posted by ブクログ

    今読むと
    厨二な雰囲気。

    でも
    若者たちのピュアさ故の怖さ、弱さ。

    何か分かる気がする。

    大好きでもう本ボロボロw

    0
    2012年10月23日

    Posted by ブクログ

    映画の方を先に見て、完全に惚れ込んでしまったので、小説も買った。

    設定が色々違うけど、蓮見の心中も詳しくわかるし、映画に未登場のリリイの詩も読める。

    エーテルを身近に感じたいなら、読むしかない。

    0
    2012年08月10日

    Posted by ブクログ

    ある日のリリイ・シュシュのライブで起きた殺人事件をめぐるネット掲示板でのやり取りと、そこから語られる思春期の少年少女の物語。前半部分は事件に関する考察、後半部分は事件が起きるまでと当日の様子を犯人自身による独白・・・という風な構成。

    設定や世界観・・・というかリリイそのものが所謂「厨二」だけれど、そういう厨二な世界が実は好きだったりする人、未だにどこか抜け出せないでいる人にはびしっとハマってしまうと思う。
    特に事件に関しては犯人自らが掲示板に書き込むという形を取ってるので、何だかそれが妙にリアルに感じてしまう。
    リアルタイムでF5連打して、「今日は寝れねーな!」みたいな感じで追いかけている感じ、、、(殺人事件なのでそんな風なノリは無理だけど)
    自分が厨二なので凄く共感出来る作品だった。

    0
    2012年04月19日

リリイ・シュシュのすべて の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    リリイ・シュシュのすべて
  • タイトルID
    :
    296437
  • 電子版発売日
    :
    2015年01月22日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    12MB

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