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Posted by ブクログ
Twitterでリリイ・シュシュのすべてが再販されるという情報を見て、気になって触りだけ検索してみたら、昔映画もやっていたらしく、その映画の予告を見て一目で好きになってしまったので買って読んでみました。
まず届いて手に持って思ったのが違和感です。
その違和感は他の文庫と積んでみたらわかりました。綴じ方が普通の文庫と逆で左綴じなのです。
中を覗いてみると小説すべてが掲示板形式で横書きになっていました。
とても驚きました。
小説ってこんなに自由に作れるものなんだって。
ただ、この小説の物語には自由の世界が作られているはずなのに、とても窮屈なニンゲンがいっぱいいました。
この物語は"とある事"が起こった後の掲示板のやり取りから始まります。
そこでは色んな人が、大好きなリリイ・シュシュという不思議な魅力のある歌姫の話をして同調したり意見を述べたりしています。
前半には匿名の仮面を被った人達のミステリーのような謎が展開されていて、自分なりに考えるのも楽しかったです。
そして前半の終わり頃に"とある事"について触れるようになり、後半には"とある事"の全貌がひとりの視点から語られる。
という筋書きです。
その後半というのが、映画で映像化されている部分らしいです。(読み終わった今まだ映画は見ていません。あとがき解説には第7章からが映画に関連しているような事が書かれていたので、たぶんそう。)
ひとりの視点から語られるあの物語は私にはあまりにリアルで、感情移入通り越して投影してしまっていた部分もありました。
裏や表、偶然とシンクロ、生と死、啓示と儀式、エーテルとリリイ・シュシュ
リリイ・シュシュが書く歌詞に込められた想いとは、起こった奇跡とは、あの子たちが見ていたものは眩しすぎたのか、暗すぎたのか。盲目になってすべてに意味を見出す、なんて不自由な世界。
あの時CDを2つに割った彼はどんな事を考えていたんだろうか。
たぶんリリイ・シュシュも自由になりたいんじゃないかな。
最高
エーテルとかまだ1回読んだだけではよく理解できてないけど、感じたことがない感情を感じました。
これからもっと深く読んで、読書感想文を書きます。
古すぎて書店には置いてないと言われ、電子書籍で読みました。しおりの使い方をマスターすれば、とても読みやすいと思います
Posted by ブクログ
映画を先に観た。私の青春。読みながら、ずっと西日の当たる教室と延々と思わされる田園風景とドビュッシーが繰り返されていた。こういう残酷で本当のものを見て自分と重ね合わせることを私はずっと救済だと思ってきたけど、今になってしっかり読むとそんなのおこがましくて、多分何一つ救われてなかっただろうと思う。可哀想なもの酷いものを選択して見続けて、目と世界観が汚れてからこれを読んで初めて、もうあの時みたいに泣けないことに気づいて、酷いシーンでも目を背けることもなくなって、私の方に耐性がついたんだな、もう14歳のリアルは感じられないんだなと思った。ただ思い出すと吐きそうなセンチメンタルだけがあって、思い出すなんて、私はずっと苦しみ続ける覚悟でいたのに、過去のことなんて、つまんなくなったなと思った。だいすきだったみんなのことは多分ずっと愛おしいけど。
Posted by ブクログ
ある日のリリイ・シュシュのライブで起きた殺人事件をめぐるネット掲示板でのやり取りと、そこから語られる思春期の少年少女の物語。前半部分は事件に関する考察、後半部分は事件が起きるまでと当日の様子を犯人自身による独白・・・という風な構成。
設定や世界観・・・というかリリイそのものが所謂「厨二」だけれど、そういう厨二な世界が実は好きだったりする人、未だにどこか抜け出せないでいる人にはびしっとハマってしまうと思う。
特に事件に関しては犯人自らが掲示板に書き込むという形を取ってるので、何だかそれが妙にリアルに感じてしまう。
リアルタイムでF5連打して、「今日は寝れねーな!」みたいな感じで追いかけている感じ、、、(殺人事件なのでそんな風なノリは無理だけど)
自分が厨二なので凄く共感出来る作品だった。
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