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Posted by ブクログ
さりげない日常を綴った群ようこさんのエッセイ。
めずらしく解説を先に読んでしまったのですが、なんとも的を得ていて、心のこもった文章。
もとしたいづみさんという絵本作家の方で、”30年前(どひゃー!)”とあるように、「本の雑誌社」で助っ人をやっていらした方だそうです。
その頃の群さんのエピソードを交えて、この本の良さと感想が記されています。
そして私も、まさにこの解説に書かれた感想には同感するばかりなのでありました。
自分の感想というより、もとしたさんの解説が素晴らしいので、後半をそのまま引用させていただきます(*^_^*);
「小福歳時記」は、群ようこの日常のあれこれをつづったエッセイ集である。四半世紀、エッセイを書き続けている著者だが、年を経て、健康、食事、老後、そして猫との生活に話題の比重が傾いているのは自然と言えよう。読んでいると「そうそう、冷えは良くないよねえ」「そうなの!私もここんとこ猛暑は身に堪えるんだわ」「朝の梅醤番茶か、やってみよう」「猫のしいちゃんは、甘えんぼさんなんでちゅねえ」と、脳内で喋っている自分に気づく。
ダイエットやお金、身内の話に至るまで、もったいぶらずに何でも書く。「さすが売れっ子作家は違うわね」と思わせる所は皆無だし、「私ってこんな女なの!」という自己顕示欲も感じない。だから読者は気持ちよく読めて、著者に親近感を持ち、おそらく大半の人が脳内対話をしているのではないかと思う。
群ようこのエッセイは、近所の知人との立ち話のようだ。「あら、久しぶり」で始まる気軽な会話。お互い近況をさくっと話して、帰り道はちょっと気分が明るくなっている。「なんだ、みんなそうなんだ」と安心したり、新しくできた整体院がなかなかいい、なんて耳寄りな情報も聞けたりする。
しかしここで誤解のないように言っておきたいのだが、その「立ち話」を「読ませる」エッセイにするのは、感動的な話を書くより、ずっと難しい。しかも群ようこのすごいところは、どの時代にも影響を受けず、感覚にブレがないということだ。二十代の頃も、バブル期も、はじけた後も、震災前も震災後も、いつ読んでも価値観、テンションが安定している。それは常に冷静で、誰にも甘えたりせず、どこかにいつも「なるようにしかならない」という潔さと強さがあるからだろう。そしてそこが。誰もが憧れるお姉さんたるゆえんなのだろう。
さしあたって私は、この本から「がんばらない、しがみつかない、無理しない」というお守りみたいな言葉をもらった。手帳に大きく書いておこうと思う。
群さんが、ほんの少し先を歩んでくださっていること。
日々のことや体調、その時その時思うことなどを書いてくださることが私にとって心強いです。
いちばん可笑しかった箇所。
ある日一通のメールが届いた。
「あなたの家のビリー、眠ってませんか」
DVDを購入した会社からだった。
「はいはい、眠ってますとも。ずっと前からビリーは高いびきで爆睡中で、もう起きることはありません」そうつぶやきながらメールを削除した。私の頭の中で、運動という文字も削除しそうになったとき、体調が悪くなった。もしかしたら、ビリーの祟りだったのかもしれない。
Posted by ブクログ
久しぶりに群さんのエッセイなどを読んでみましたが、まあ、相変わらずのマイペースで日々を過ごされている模様ですね…
ヽ(・ω・)/ズコー
日々、老いて行く中で感じたことなどが綴られていて、群さんと同じく、すでに若い時期から老人モードの自分といたしましては結構共感できたような…いや、共感ではなくまあ、歳を取ればこういう物の感じ方になるんだろうなぁ…といった妄想が脳裏を駆け巡りました。 ←は?? 社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
まあ、そんなわけで暇潰しには持って来いの一冊でしたね! あまり起伏のある小説・エッセイなどについていけない気分の時にはもってこいな一冊かと思います…さよなら。
ヽ(・ω・)/ズコー
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