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Posted by ブクログ
震災時に便器に浸かった古書を取り上げながらふいに祖父を思い出した福岡伸一さん、荒れためちゃくちゃな本棚のお陰で頭と体の体操が出来ると悟りを開き「何が超整理法だ、俺は超不整理法でこれからもがんばるぞー。」と締めくくった小泉武夫さん、本の峰が連なり山脈化した部屋の中でたばこの煙をくゆらせながら「煙は山脈にかかる薄い雲、機窓からスイスアルプスでも眺めているような気分」と表現した井上ひさしさん、の章には噴き出してしまった。
西川美和さんの、自分と蔵書との関係についての愚痴?には「そうそう~!」と
何度もうなずきながら同意。
目を通されることなくどんどん増える書籍、「明日こそはと夢見て枕元に陳列しながら1ページも開くことなく日々の生活に追われr、あるいは追われたことの反動で桁外れにくだらない時間を過ごしているうちに’温泉と健康’が送られてきて、うっちゃる勇気もなくまた陳列する。。。」
そう、本の内容を自分の内側に所蔵することができないまま!!!!
所持本の内容、まるっと、いや、何割かでも吸収し頭脳にとどめておけたらなあ~~~。
Posted by ブクログ
本の整理に燃えていたのは、ほんの一時…少しずつ増えていく後からきた本たちは棚に乱雑に置かれていくのを横目で見ながら、いや見ないようにして過ごしている私に「私の本棚」とは、なんと魅力的!と思い手にした一冊。
まー十人十色、人それぞれの本棚があり、本への思いがあり、本との闘いがあり…
こんなシンプルなタイトルで、こんなにひろがるものなんだ!と感動。
中でも面白かったのは、鹿島茂さん。本棚というよりも、もはや自宅や仕事場の確保というある意味すさまじい蔵書遍歴が披露され、挙句「愛人に少し稼いでもらう」という想定外の終着点にいたるくだりは秀逸!
そして期待を裏切らないのが磯田道史さん。そのあふれんばかりの知識といいキャラクターといい大好きなのですが、これまた予想外の展開。気づけばフフフ‥と笑ってしまい家族に怪しまれるパターンでした。
本棚に対して一家言ある人たちの作品をまとめたこの本の「解説」を書かれた新井素子さんの本棚への思いが、これまた共感できて、最後まで目一杯堪能しました。
埃まみれになっている我が家の本棚。時は11月も半ばに差し掛かったところで、大掃除を兼ねて久しぶりに蔵書に向き合ってみよう。
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