〈子ども〉のための哲学

〈子ども〉のための哲学

869円 (税込)

4pt

自分ひとり裸一貫で哲学することのすすめ。なぜ悪いことをしてはいけないのか。なぜぼくは存在するのか。この二つの大問題に答えはあるだろうか。脳に汗して考え、自分の答えを見つけるプロセスを語る。(講談社現代新書)

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〈子ども〉のための哲学 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「いかに生きるべきか」「世の中のしくみをどうしたらよいか」という問題以前に、「どうなっているか」という存在の問題がある。
    教育の世界には、「どうすればよいか」「どのように改善すればよいか」という問題で溢れている。そして、そのこと自体を忘れてしまっているので、もはや溺れているというところまで来ている。

    0
    2023年01月13日

    Posted by ブクログ

    自分で哲学するための入門書ということで,著者は「思想に共鳴せずに,思考に共感する」を望んでいる。タイトルからは感じ取りにくいけど,非常に熱い本だ。

    この本で哲学される「なぜぼくは存在するか」と「なぜ悪いことをしてはいけないか」は,自分の問いではないので,それを「思考によって消滅させる」ということす

    0
    2022年11月17日

    Posted by ブクログ

    哲学のあり方について、永井先生の<子ども>としての「哲学」を読ませてくれることによって、<哲学>について語ってくれる本。

    哲学は自分だけの問いのためになされるもの。しかもその問いは多くの人が当たり前で何も疑問を持たないようなもの。哲学は決して高尚で深淵なのではなく、哲学をする当の本人からすると、深

    0
    2022年06月13日

    Posted by ブクログ

    永井先生の本はいくつか手にとつてきたが、どこかで池田某とは語り方は異なるものの、同じベクトルをもつてゐるやうには感じてゐた。それは哲学、存在についての真理を求めてやまない不思議な熱情と呼ばれるものだと思ふ。
    無敵のソクラテスであつたか、なんであつたかは忘れてしまつたが、何かの巻末に池田某の薦める本の

    0
    2020年02月08日

    Posted by ブクログ

    子ども向けの哲学書ではなく、子どもの頃に抱いた疑問を持ち続けた〈子ども〉な大人が哲学をするための入門書です。2つの疑問についてはいまいち理解できない部分もありましたが、他人が考えた「哲学」を知ることでなく自分の持つ疑問をとことん考える〈哲学〉をしてほしいというメッセージは伝わってきました。

    0
    2017年05月28日

    Posted by ブクログ

    哲学とは、大人になるまえに抱き、大人になるにつれて忘れてしまいがちな疑問の数々を、つまり子どものときに抱く素朴な疑問の数々を、自分自身がほんとうに納得がいくまで、けっして手放さないこと、これだけである。

    p46から読む

    0
    2015年02月15日

    Posted by ブクログ

    結局は自分の内側にあるという永井先生の理論。なっとく。私が求めていたのは、哲学をしてきた人の著作を読んで知見を得ることではなく、自ら哲学できる術、もしくはそれを肯定し、促進してくれるこういった部類の本だったのかもしれない。永井先生の本はなるべく読みたい。

    それに加え、道徳観を含んでいる問題にたいし

    0
    2013年11月17日

    Posted by ブクログ

    この本は子どもで理解できる哲学の入門書ではなく、子どものように物事の根本に疑問を持ち、それを考えることがどのようなことかを書かれた本。
    正直何を言ってるか分からなかったが、世の中には色んな視点かな物事を捉える人がいるんだなと思った。

    0
    2025年11月10日

    Posted by ブクログ

    本書で取り上げられる問題は、「なぜぼくは存在するのか」と「なぜ悪いことはしてはいけないか」の2つです。

    「なぜぼくは存在するのか」は、同じ著者の『転校生とブラック・ジャック 独在性をめぐるセミナー』でも取り上げられていた問題です。
    ある人Bさんがいるとして、そのBさんが使う「ぼく」には、2通りの使

    0
    2025年09月08日

    Posted by ブクログ

    まずはじめに、これは子ども向けの簡単な哲学書ではありません。子どもの感じる純粋な疑問を深く考えることを通して、自分で哲学するということを伝える本です。

    私は哲学についての本をはじめて読みました。本書の中では、2つの問いについての考えが述べられます。でも、わかったようなわからないような…と思いながら

    0
    2025年08月03日

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